THE BIG ISSUE
どこか表情に憂いがある子供
DVD 映画日本国憲法
[書籍]THE BIG ISSUE 奈良美智+graf
今月のBIG ISSUEのスペシャルインタビューは奈良美智氏。graf( http://www.graf-d3.com/)の豊嶋氏も登場している。
奈良美智氏と言うと、何かと村上隆氏と並べて取り上げられることがあったが、今はそんなこともないような・・・。村上隆氏が「大樹」に寄り添っているような状況を考えれば、ごく当然かもしれない。
大体、村上氏の「ドブ君」なるキャラクターと、奈良氏の書く子供の表情とは基本的に違っている感じがする(以前は同じ種属かと思っていたがそうでもないようだ)。村上氏は六本木で浮かれているが、奈良氏は映画「日本国憲法」のDVDカバーを書いたりしている。かたや挫折を知らないエリートで、かたや本人の意図とは別の次元でメジャーになった、と言った人生の歩み方の違いが出ているのだろうか?大阪の「graf media gm」(http://www.graf-d3.com/gm/)で、「AtoZ」展のプレイベント「home」展が開催されるらしい(12/18〜)。
[Days]「拒否できない日本」
■午前中、大工さんと代人さんと打ち合わせ、大工さんは夕方まで作業。打ち合わせの合間に、エポキシ樹脂を使ったFRPのサンプル作り。臭いは余りしない、発泡スチロールも全く溶けることはない。これであれば、エポキシ系FRPでいけるかもしれない。ただし、確かに硬化が遅いようで、夕方帰宅して早速硬化具合を確かめてみたが、まだ表面はベタベタしていた。このあたりが問題かもしれない。
【PTT-B】フィニッシュモデルの作製の説明に入った。他にいろいろ問題もあるが・・・。
■帰りに三茶の文教堂に寄って、先日どこかの書評で見た文春新書「拒否できない日本」を買って来た。パラパラと最初のところを見ていたら、以下のような書き出しで始まる、「国際建築家連盟(UIA)」の世界大会の描写から本が書き出されているのにチョットビックリ。
『タダオ・アンドー現象は中国でも凄まじいものがあった。いまや日本が誇る世界的建築家、安藤忠雄氏の北京での講演会には中国の若者たちが会場に殺到した。・・・』その後に、世界各国の建築家の資格制度を国際的に統一するルールが、アメリカのスタンダードで決まっていく過程を描写し、日本がそれに飲み込まれていくことを書いてある。まだそこまでパラパラと眺めただけだが、どうやらその後いかに日本がアメリカの食い物にされるか、それを日本国内で支えているのは何か、と言ったことが展開されるらしい。著者は関岡英之氏、慶応を卒業後東京銀行を経て早稲田の石山修武研究室に入り2001年修士課程終了、と言う変わった経歴の持ち主。
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- Published:
- 12.1.05 / 11pm
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- design
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