Fire Safe Multi-storey Buildings
国際鉄鋼協会(IISI)のFire Safe Multi-storey Buildingsの翻訳パンフレット
H型鋼のコンクリートによる部分充填例
鋼管の中に水を充填した「水冷式」耐火構造
HATCLターミナルの貨物取扱所屋根部分・スプリンクラーの配管を兼用している
大江匡氏設計のSANKYO本社ビル・斜めの構造体が特徴的であるが、「外部鉄骨」と言うことで基本的に耐火被覆が緩和されているようだ
ノーマン・フォスター氏設計のSwiss Reオフィスビル・建物の火災時の構造性能は、実火災時の部材温度を計算して評価されている。ファサードのガラス張りの割合が高く、火災時の排気が上手く行われ、比較的低い温度で収まるという結果になっている。構造的には中央のコア部分と外周の斜材とから構成されている。
[建築][書籍]建物の火災安全対策
Fire Safe Multi-storey Buildings(http://www.cbca-ibs.org.br/downloads/public/iisi01A.pdf
)の翻訳本。国際鉄鋼協会(IISI)で、世界各国における鉄骨造の耐火建築物事例をまとめて、パンフレットにしたもの。色々な耐火建築物の考え方が、具体的な事例で紹介されているのでかなり面白い。
内容を細かく紹介するのは難しいので、面白そうな部分を少しだけ。
「建物の火災安全対策」の基本的な考え方、「建物の火災安全対策の実例」について具体的な方法、その後に各国の具的な建築物について説明すると言う構成になっている。
■「建物の火災安全対策」については、居住者の安全・煙制御と非難経路・財産の損失、耐火性能・実火災性状予測の各項目を説明している。その中で用語の「定義」が行われているので、それをチョッと紹介しておく。
定義
一次的対策:(スプリンクラー、煙・熱感知装置および自動火災通報装置など)火災の激しさおよび火災発生の危険を感知する各種システム。
火災荷重:建築物内の可燃物量、MJ/屬泙燭鰐攤猯未亡校擦靴織ログラムで表す。
耐火性能:火災時の構造上の安定性および防火区画の効果を(時間で)表した尺度。
火災安全工学:火災安全性を目的とした設計上の対策の総称(構造上の妥当性、火煙の制御と排出など)。
実火災性状予測:火災荷重や換気条件で定まる実際の火災の温度履歴に基づいて火災の激しさを評価。
二次的対策:防火区画、避難安全対策および、(必要なら)構造物の耐火被覆。これらの対策は火災の激しさに影響を及ぼさない。
等価火災時間:実火災の激しさを耐火性能の観点から表わしたもの。
■「建物の火災安全対策の実例」については具体的な対策がまとめられているのでそれを引用しておく。
建築デザイン上、鉄骨を表わしに出来ないもの
●建築的または構造的に合成されたもの(合成梁、合成柱)
●吹付材
●覆い型の被覆(耐火ボードおよび巻き付け耐火被覆材)
建築デザイン上、鉄骨を表わしにできるもの
●耐火被覆を施していない鋼材
●耐火鋼
●スプリンクラー
●充填もしくは部分的に充填されたI型鋼、H型鋼および鋼管(コンクリートか水を利用)
●耐火塗料
●外部鉄骨(耐火被覆無し)
この中でチョッと「目から鱗」だったのが、「部分的に充填されたI型鋼、H型鋼」と「水を充填した鋼管」。前者はフランジ部分の鉄骨が表わしになってデザイン的には魅力がある。また、水を充填すると言う「水冷式」耐火構造と言うのは、冗談ポクって面白いが水が抜けてしまわないのだろうか、その辺りがジョイント部分などやや心配な感じがするが・・・。例に上がっている中国の「水冷トラス」が、スプリンクラー配管になっているところが凄い。「外部鉄骨」と言うのも有りそうで無さそうな、と言った感じを受けるが、例に出ている「SANKYO本社ビル」(渋谷駅に接しているので、埼京線のホームを利用するときによく見える、大江匡氏設計のオフィスビル)は、火災時に温度が上がる開口部に近い内側には、耐火塗料が塗られている。普通は周辺からの延焼に対して耐火性能が要求されるような気がするが?
この「SANKYO本社」と「せんだいメディアテーク」は、耐火の検討が「明野設備研究所」となっている。多分基準法改定前の「38条」規定(大臣認定)で処理しているものと思われる。郵政時代に設計した超高層ビル等も「明野設備研究所」http://www.afri.jp/にお世話になったが、その内容は「当然」建築主事には「分からない」ものだった・・・。
このような機械で頚椎を牽引して狭まった間隔を広げる。今日は8kgで牽引、普通は10kgぐらいではないかと思われる。
頚椎は7個の部分からなっていて、ほとんどの場合4,5,6辺りが潰れるようだ。刺状になった頚椎が直接神経を刺激しなくても、炎症などで神経が刺激されて痛みが出ることも有るようだ。
[Days]頚椎牽引:パソコンに注意
■午前中近くの整形外科に久しぶりに出かけてみた。平日の午前中だと言うのに待合室はずいぶん混みあっている、それもそのはずで大部分は70〜90近くと思われる高齢者が占めている。唯一バスケットで手首を捻挫したと言う女子高生が例外か・・・。例によって1時間待って診察は3,4分、その後首を牽引(8kgなのでずいぶん軽い?)して引き上げてきた。
肩から背中にかけての痛みは、頚椎が影響して神経を圧迫しているためで老化現象の一旦だと思われるが、直接の原因はモニターを見るときの姿勢に大いに問題があるらしい。先生曰く、今のパソコンの利用実態を見ると、この先整形外科は「安泰」だそうだ。兎に角医者に来る前に自分でストレッチをするように言われた。
※兎に角姿勢をよくすること:顎を引いてモニターを見るようにする、決して見えないからと言って顎を突き出して顔だけ前に出さないこと。頚椎を圧迫して病状を悪化させることになる。
※途中でストレッチをする。基本は「うなずいて」首の後ろを伸ばすようにする、そのとき肩の神経をリラックスさせるために、両腕を上げながら顎を引いて「うなずく」ようにする。この二つに注意していれば病状は悪化しにくいとのことらしい。「何時でも・何処でもできる」基本的な生活管理だが、これがなかなか出来ないそうだ。だから商売になるのだが、できれば時間も金も無駄になるから、しっかり自己管理して医者には来ないほうが良い、と言われた・・・!http://www.geocities.jp/ja7cia/kenko/keitui.htm
CDラジカセ
スピーカー
■午後から無印良品でCDラジカセ(隣で使用)とスピーカーを購入(X30に接続)、なかなか良い!
■このところ参議院での討論が行われているようだが、小泉首相の答弁は相変わらずひどいようだ。小泉+竹中ラインは「日本の全て」を米国に差し出すことにしているとしか思えない。
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- Published:
- 1.25.06 / 9pm
- Category:
- 建築
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