Echigo-Tsumari Art Triennial 2006
企画発表会のパンフレット表紙
企画発表会のパンフレット:760km2に及ぶアートリンク
ドミニク・ペロー氏の能舞台を紹介する、北川フラム氏
[art]越後妻有 大地の芸術祭
新潟で行われるArt Triennial(http://www.echigo-tsumari.jp)の3回目が今年開催される。新潟には縁もゆかりもないが、過疎化が進む農村をアートで支えようとする、かなり壮大な試みが面白そうだったので、7,8年前に表参道の新潟館ネスパスhttp://nespace.info/で行われた立ち上げセミナーのようなものを聴きに行ったのが、このトリエンナーレを見に行くきっかけだった。
小泉政権になってから全国で5000の集落が消滅したといわれるような、都市中心の(もっと突き詰めれば首都圏中心といえるかもしれない)世の中になってしまったが、何とか都市と地域のバランスの取れた社会が成立しないものかと・・・。
大地の芸術祭とは
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越後妻有は1500年にわたって農業を通して大地とかかわってきました。その風景と生活を私たちは里山と言ってきましたが、この効率一辺倒の時代のなかで、農業は切り捨てられ、広い大地は見捨てられ、近代化の流れのなかで過疎地となった地域は自信を失ってきたことも事実です。しかし、地球環境の悪化が課題になり、文明の曲がり角にある今こそ里山に着目し、他者とのかかわりのなかから再度土地と生活に誇りをもつことが大切だという気運も生まれてきました。
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「人間は自然に内包される」のテーマのもと「都市と地域の交換」をより進めていきたいと思います。夏の妻有にいらして下さい。歩いて、感じてください。
総合コーディネーター 北川フラム
越後妻有アートトリエンナーレは、2000年に第1回が開催されたが、その時から建築も大きな位置を占めていた。2回目の2003年には原広司氏の作品や、今「ギャラリー間」で開催中の「手塚貴晴+手塚由比」のキョロロなどが作られている。今年はドミニク・ペロー氏の神明水辺公園能舞台が注目されるところ。その他にも多数存在する空き家を再生するプロジェクトも、建築学科の学生などが参加して面白いものになっているのではないだろうか。
兎に角、新潟の自然は美しい、というより、日本の自然は美しい、と言った方が良いかもしれない。夏の草いきれの中で見るアートは、都市の美術館で見るアートとはまったく違う感動がある。
art:雪の花火
[Days]材木を見る
【momo-house】知人の解体する倉庫にある材木を見にクライアント代理と出かけた。建築を目指すきっかけとなった知人が集めていた銘木などがおさまっている倉庫。建築家であり宮大工の流れを汲む大工でもあった知人が集めた木材は、捨ててしまうにはあまりにもったいないものなので、momo-houseに使えるものは引き取ることにした。残されている道具類もいろいろあるようだ、亡くなったT氏の父親は宮大工であり、その道具も残されている。その道具を使いこなせるわけではないが、何とか後世に残せればと思い、それらも引き取りたい・・・。問題は場所だが。
昼からはプランについて下北沢のcaféで打ち合わせ。
【nnm-mm】帰宅後クライアントと連絡、新たに4社から見積もりを取ることになったので、図面を修正して明後日送付することにする。
【PTT-SS】紹介してくれた知人に連絡。安易に引き受けるには「重い」仕事でもあるので、今回は辞退することにした。その旨、先方の担当者に連絡。
■夕方から車で送ってもらって、代官山のヒルサイドテラスで行われた、「越後妻有 大地の芸術祭」の企画発表会に行ってみたが、大変な盛況で「立ち見」が沢山出ていた。会場の前庭では「松之山」から送られてきた雪で、「雪の花火」が作られていた。
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- Published:
- 3.20.06 / 10pm
- Category:
- art
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