designed by Ettore Sottsass



[design]現代の日本のかたち+[numa]
ギャラリーMITATEの次回の企画展。二つの展覧会が同時に行われるような感じがしないでもないが。
一つは、「現代日本のかたち 青木良太・清水康孝・辻和美の三人展」で、素材を生かした作品のようだ。案内チラシの紹介文を引用しておく。

ドイツで250年前から続けられている
世界最大の水廻文化のフェアーにこの春招待され、
「MI・TA・TE」というタイトルの展覧会をしました。
その時の作品の中から、
「素材の美」のコーナーで展示した作品の里帰り展です。

それぞれに伝統や新しさを超えた繊細な美表現は、
素材を大切にしてきた日本の現代の美意識であり、
固有文化に育まれた未来へのかたちとして、
フェアーに集まった世界の方々から、高く評価されました。
・・・・・

もう一つは、「21世紀のカタチ[numa] nuovi materiali antichi」designed by Ettore Sottsass
こちらについても、紹介文を引用しておく。

どこかで見たようなライン
どこにでもある素材
しかし
Sottsassのデザインマジックから
永久の美としての
21世紀のカタチが生まれました。
2004年ミラノサローネにて
イタリア食器メーカーSerafinoZani社発表の
限定製作品がやっと届きました。
伝統的な素材を職人達が丹念に組み合わせ
仕上げた逸品です。

会期などは以下のとおり。
■2005.09.13[Tue]−10.9[Sun]
11:00−19:00(最終日は17:00まで月曜定休)
[art]SERGE LUTENS・・・夢幻の旅の記録



久しぶりに「HOUSE OF SHISEIDO」に寄ってみたが、なかなかの会場構成で力作の展覧会だった。セルジュ・ルタンスは展示で見るとかなり多彩な展開をしているデザイナー?アーティスト?展示は、写真・香水・彫刻・フィルムなど多岐にわたっている。いつもは広い一室の空間がいくつもに区画され、迷路のように折れ曲がり、上映中の映画館のように「暗い」空間で構成されている。中には、ロシア構成主義的なデザインを集めたような空間もある。全体的に一見の価値があるのではないかと思う。
詳細の案内は⇒ http://www.shiseido.co.jp/house-of-shiseido/ 印刷された詳細な案内は「万物資生」という資生堂のfree paperを参照。
展覧会の会期などは以下のとおり。
■会期:2005年7月26日(火)−9月18日(日)
■時間:11:00−19:00
■会場:ハウス オブ シセイドウ(銀座並木通り)
[art]ECHOES−INFINITY−

これも資生堂のギャラリーだがこちらは銀座(中央)通にある、リカルド・ボーフィル設計の資生堂銀座ビルの地下にあるギャラリー⇒ http://www.shiseido.co.jp/gallery/html/indexp.htm での大巻伸嗣個展。若手作家を個展で紹介するシリーズ2回目と言うことらしい。会期その他は以下の通り。
■会期:2005年8月23日〜9月25日(月曜休館)
■平日11:00〜19:00(休日11:00〜18:00)
現物は見ていないが、DMがとても綺麗だったので画像を載せておく。


[Days]ギャラリー三昧
今日は午前中からパートナーとギャラリー巡り。
■le bainでのMEMENTOの展示が最終日だと言うこともあり、まずle bainへ。MEMENTOの素材はセラミックでもプラスチックでもなくスチールに塗装だった。MEMENTOのコンセプトは新聞紙大のポスター?に書かれていたので引用しておく。

目の前に現れたものに対して一様の理解をされることが
ファインデザインであるとしたならば、それを超えた
イメージや記憶を呼び起こすものが出来ないかと考えていた。
人の記憶は曖昧なものではあるが、それゆえにその世界は興味深い。
イメージや記憶のコードを積層させたオブジェクト。

もう少し会場の照明をコントロールしておけば、壁に映るシルエットがもっと生きていたのではないかと思うが・・・。明らかに「アート」だった。
■次に、MITATEで開催中の内田繁氏のpaper moon。新しくデザインされた花器もあったが、やはりpaper moonが良い。流石に会場構成が洗練されている。paper moonの新しいカタログが出来ていたが、図面はなくなっていた。
■ヒルズのKOSTA BODA http://www.kostaboda.comで新築祝いを購入。http://www.super-brandstreet.com/brand_profile.asp?brand_idx=20000031&In_idx=1 コスタ ボダは250年以上前、国王カール12世配下二人の将軍がスウェーデン南部にガラス工房を設立。工房とそのまわりの村を二人の名前KoskulとStaellからとり、Kostaと名づけられた。現在は、点在する3つの工房(Kosta, Boda, Afors)でそれぞれに制作されているようだ。そのせいか、かなり趣の違う作品が並んでいる。その中で彩色されていないサンドブアラスト風の仕上げの四角い[BOWL](flower baseかもしれないが)を購入。
■HIROFUで財布を見たが、そこでガラスに錫を貼った面白いものがあったが、眺めただけ。http://www.hirofu.co.jp/h/10yrs/10glass.html
■地下鉄に抜ける時にいつも通る地下道にあるnatural Beatでサンドウッチとカフェラテで軽くランチ。サンドウィッチは5個で680円になるので、当然5個!安いか高いか分からないが二人で十分な量。どれも美味しかった。http://www.naturalbeat.com
■大江戸線で汐留へ。松下電工の汐留ミュージアムで清家清展を見る(建築会館での展覧会は行きそこなった)。http://www.mew.co.jp/corp/museum/  「私の家」の現寸模型を楽しみにしていたが、まあ、こんなものかなあと言った感じ。やはり建築は素材とか、周辺の雰囲気とかいろいろないとどうもその良さが伝わらないような気がしないでもない。復元がチョッと中途半端な気もする。展示の中で一番気に入ったのは、ヨーロッパ旅行中に使っていたと言うLambretta。かなり年季が入っていて、現在手に入るものより何かひきつけるものがある。 http://www.showa-vespa.jp/collection.html 次回展示は「ウイリアムモリス展」これも見ずにはおけないだろう。
■休むまもなく(パートナーはこの間、広場で休憩)炎天下歩いて「21世紀動物図鑑展」を見にG8へ。流石に玉石混交。いいなあと思ったのは蓬田やすひろ氏の作品など1割程度。山本タカト氏の作品は相変わらず「怪しげ」だ。やはり犬や猫は人気がある。http://www.recruit.co.jp/GG/exhibition/2005/g8_0508.html  G8のcaféでチョッと一休み。
■ぶらぶら歩きながら、HOUSE OF SHISEIDOへ(上記、日記参照)
■その足でgggへ。10周年記念らしいが、作家がグラフィックデザイナーではないのではないか?10周年記念の展覧会にしては、個人的には余り面白くないように思う。地下の展示会場が一つの映像上映会場になっていたが、これはグラフィックギャラリーとしては初めてではないだろうか?なんとなく腑に落ちない展覧会だった。http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/gki/g232/g232ki.html 
●と言うことで、半日かけたギャラリー巡りは終了。なかなか面白かったが、最後は足が痛くなった!


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