NIKKEN SEKKEI
[建築] Quarterly
Quarterly表紙
総合地球環境学研究所
巨大設計事務所「日建設計http://www.nikken.co.jp/ja/」の情報誌。とても日建設計らしいネーミング、「四季報」とでも訳すのだろうか。季刊誌なので「Quarterly」と言う名前にしたとしたら、それはそれでなかなか日建設計らしい気もする。
2006 Summerは「総合地球環境学研究所http://www.chikyu.ac.jp/」の特集で、松葉一清氏が「究極のモダニズムに根ざした建築」といった小論も寄せている。たまたまごく近しい知人が総合地球環境学研究所の教授をしており、この情報誌を入手したのだが、大手の設計事務所はこのようなものを出しているのだろうか?
((もとの職場である「郵政省」でも「郵政建築」と言う建築情報誌を毎月出していたが、NTTほどのものを出すことは出来なかったようだ。現在の状況はまるで分からないが。))
京都大学の流れを汲んでいること、あるいは上賀茂と言う場所性からか、「究極のモダニズム」と言うにはやけにストレートに「和」を意識したデザインになっている。それが良いのか悪いのかはそれぞれに意見の分かれるところだと思う。
バブルを前後してだったか、都市の大学は我先に土地の安い郊外に「撤退」し、人々の暮らしから離れた、ある意味隔離されたキャンパスに孤立している。個人的には大学は都市の中にあって人々の日常と接しているべきだと思うが・・・。
「総合地球環境学研究所」が建築として如何評価されるかは分からないが、写真を見る限り流石に日建設計らしくそつなく出来ているように見える。実際にその空間立ってみないとなんともいえないが。
この研究所は京大農学部と深いつながりがあるようだが、先日の滋賀県知事選挙で知事に選ばれた嘉田由紀子氏http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200607030047.htmlは京大農学部出身だった。自民・公明・民主が推薦する候補を破っての当選で、政党としては唯一、社民党だけが応援していたようだが、このような話は現在のマスコミは意図的に避けて通る傾向があるようで、特にTVの報道はひどいものがある。「小泉チルドレン」の怪しげな女性議員は追い掛け回すが、現在の体制に批判的なものは出来るだけ「黙殺」しようとする、それを如何考えるかは人それぞれ・・・。
建築の話が、政治の話に流れてしまったが、普段余り見ることのない情報誌もたまに目にするとそれなりに新鮮に見える。
[days] 始末書
■昨日、都庁に建築士事務所の登録更新に出かけた。建築士法施行規則第18条によると、登録満了日の30日前に更新をしなければならないようだが、すっかり忘れてしまい30日前の夜に気が付いて、翌日早速都庁の担当に連絡したところ「始末書」を書いてください、とのことだった。始末書と言えば、高校のときに自習の時間に仲間と抜け出し、恵比寿までアイスクリームを食べに行ってそのまま家に帰って、担任にえらく怒られて始末書を書かされて以来のこと。書式は自由とのことだったのでネットで調べてみたがそんなものは余り載っていない。そこで、一緒に出す「誓約書」の書式をまねて作成して提出、担当の若い女性の係員しっかり始末書の文面を眺めていたが、無事通過したので参考のためにその「始末書」を載せておく。謝りたくはないが喧嘩するのもまずいと言うことで、そこそこの内容になっている(一応謝罪!は一言)
【momo-house】このところ構造図の作成に追われているが、細かな納まりも検討しなければならない部分がたくさんあり、かなりパニック状態に陥っている。
【吉-house】今日は見積もりが出たので午後から打合せに出かけた。1時から休みなしで7時間見積書を検討、その結果ある程度減額案を作り、それなりに先は見えた感じになった、とは言え油断は禁物だが。
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- Published:
- 7.15.06 / 11pm
- Category:
- 建築
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