Art Nouveau in Japan 1900-1923 The New Age of Crafts and Design



[design]日本のアール・ヌーボー(工芸とデザインの新時代)
東京国立近代美術館工芸館http://www.momat.go.jp )での企画展。日本人は結構「アール・ヌーボー」や「アール・デコ」が好きな国民のような気がする。ヨーロッパやアメリカあるいはアジアの各国ではどんな傾向があるのだろう?
そのデザインが発生し発展した地域の作品を愛好するほか、伝統的な日本の工芸などにそれを採り入れていくことも行われているようだ。
とは言え、実際にそれがどのように日本的に消化されたのかを見る機会は余りない。


東京都庭園美術館(旧朝香宮邸http://www.teien-art-museum.ne.jp/museum/index.html )も「フランス人デザイナーが、主要部分を設計、内部装飾もフランスをはじめとする 外国から輸入されたものが多用されています。」と言うことで、どちらかと言うと「直輸入」的な色彩が濃い。
今回の展覧会では、アール・ヌーボーを日本に紹介したと言われている、武田五一の花置き台も展示されるようだ。
「グラフィックデザイナー日本第一号」ともいわれている杉浦非水の作品もかなり興味を引かれる。
工芸館の今回の展覧界の紹介文を引用しておく。

19世紀末のヨーロッパを席巻したアール・ヌーヴォーは、日本の美術界にも大きな影響をもたらしました。例えば洋画家の浅井忠(1856−1907)は、フランスから帰国後、図案の制作に高い関心を抱くようになりました。アール・ヌーヴォーの伝播を機に繰り広げられた、輸出工芸に代わる新たな工芸のあり方を模索する活動を、約130点の作品を通して検証します。

日程などは以下の通り。
■会  期:2005年9月17日(土)〜11月27日(日) 月曜休館
■開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
■ギャラリートーク、タッチ&トーク、人間国宝・巨匠コーナー あり
良く知られているように、東京国立近代美術館工芸館は旧近衛師団司令部の建物で、設計は田村鎮(陸軍の技師)、1910年に竣工している。このあたりの事情は、「紀行遊学」と言うサイトに詳しい⇒http://members.aol.com/nk10jo/kiko1/tokin/tokin01.html

武田五一・花置き台:展覧会チラシより


杉浦非水・山葡萄:展覧会チラシより
[Days] 「あの名作住宅 今すぐ入居可!」

■一昨日JIAの会議の帰りにLIBROでTITLe http://www.bunshun.co.jp/mag/title/ を買ってきた。「あの名作住宅 今すぐ入居可!」と言う特集。表紙はヨコミゾマコト氏のTM153、アールエイジ発注の屋根がテントで出来ている集合住宅http://d.hatena.ne.jp/udf/20050717 。ここ何年かやたらと一般男性誌が建築を取り上げるが、今回のTITLeはなかなか面白い。「ビラ・シリーズ」などなかなか見ることの出来ないものだと思うし、勿論、シーラカンスの「スペースブロック・ノザワ」も載っている。
■日経アーキテクチャーの最新版の特集「中高層に広がる立体プラン」。やはり、フラットタイプより立体的に構成した空間の方が、いろいろな意味で魅力がある。
シトロアン・ハウスユニテ⇒岐阜ハイタウン北方http://www.pref.gifu.lg.jp/pref/gib/3_news/0004/3018.htm等に見られる空間構成⇒シーラカンスのSPACE BLOCK NOZAWAhttp://d.hatena.ne.jp/udf/20050528)になるとかなり複雑。
今回のコンペでは、この立体的構成を少し回転させながら地下に埋め込む、そんな形を考えたいが・・・かなり難しい!
■今日の「美の巨人たち」は「世界一美しい!イスの物語リートフェルトの奇跡」。今放送中だが結構面白い。シュレーダー邸も少し紹介している。「シュローダー邸」と言っているが・・・?
■いろいろ余り進まない。敷地図が送られてきたので数字に従って修正。


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