庭園倶楽部

*[庭園]庭園倶楽部

 

   

   

   

   

   

画像説明:上二段は2012年のもの、それ以外は1996-1997年の庭園倶楽部関連資料(三段目左端は本文中の書籍)

ワタリウム美術館で1996年(?)以来続いている「庭園」に関する「セミナー」のような企画だが、セミナーのほかに実際に庭園を見学するツアーも付属している(別料金)。

庭園倶楽部」が始まった頃は稲次敏郎氏が講師で、その頃一度参加したことがあるがとても面白いセミナーだった。時間の流れから見た庭園史、建築との関係から見た庭園空間論、等々興味津々の内容だった。その時のテキストが有るので、表紙と内容の一部の画像を掲載しておく。当時のセミナーは15回(そのうち1回は庭園見学旅行:不参加)で、庭園倶楽部入会金が10000円、参加費が45000円、まあ、今であればとても参加できないが、当時は満員だったように記憶している。

その後講師が代わり、重森千青氏、小沢朝江氏等が講師をされていたようだが、その後のセミナーには参加したことがないので具体的内容は分からない。

今回の講座では、小沢氏と重森氏は見学を担当している。講師は日本造園学会長等を歴任した進士五十八氏、時々建築関係の団体で講演を行なっているが、これほどまとまった形で話を聞ける機会は珍しいのではないだろうか。重森千青氏は重森三玲氏の孫、小沢朝江氏は以前、「新建築」で西和夫氏の連載「数寄空間への招待」(1991年4月号~93年3月号)で図面を担当していた。

講座は、

5月18日:日本庭園の時代的・様式的変遷(1)古代と中世

6月15日:日本庭園の時代的・様式的変遷(2)近世から現代へ

7月20日日本庭園の空間・景観構成術

8月17日日本庭園の意匠と細部構成

9月21日:中国国家風景区・杭州西湖十景の実際

10月19日中国式園林の構成と技法の実際

という構成で、稲次氏とは少し違った切り口になっている。

日本庭園については、建築やお茶との関係でいろいろ面白いと思うが、「庭園」は世界中に存在するわけで、それについては、精神科医でもある野田正彰氏の「庭園に死す」が見開き2頁一庭園の解説で世界中の庭園を紹介しているのがわかりやすく面白い。その他、庭園に関する著作はあまた存在するが、読んだ中では、坂倉事務所の重鎮であった西沢文隆氏の「西沢文隆小論集」の中にある「庭園論Ⅰ~Ⅲ」も面白い。

■会場:ワタリウム美術館

■会期:2012 年5月~10月 毎月第3金曜日 講演全6回+研修旅行

■時間:19:00~21:00

■会費:入会金5000円 参加費19,000円(研修旅行、一日見学会等別途)

*[days] 収納家具

 

   

   

■このところあまり「工作」をする機会が無かったが、子供の日のプレゼントに、孫の使う家具(冷蔵庫型収納)を作成した。

まず、製作図を作成するが、途中で大きさを調整したりしたので、図面作成に若干手間取った。手書きでスケッチをした後、CADで製作図・板取図を作成。寸法調整前の製作図をそのままコピーして寸法を書き込んだため、板取図の一部が間違えており、実際に加工するときに若干トラブる。

材質は、横に置いてあるIKEAのキッチン(玩具)に合わせてシナ合板とし、小口が出るので、芯材共シナ。倍近い値段だが小口が綺麗なので、それだけの価値はある。

加工は、自分でカットするのにはちょっと無理があるので、東京ハンズでカットをしてもらった。次に問題なのは扉の丁番、IKEAのキッチン(玩具)も、しばらく前に見たOZONEのロボット型収納も特殊な丁番を使っているが、同じような丁番を見つけることができず、ごく普通の丁番を使用した。タキゲンで昔ながらの冷蔵庫(木製氷冷蔵庫)に使われていたような金物を探してみたが、上手く見つからなかった。扉の大きさ、重さからすると若干弱い気もするが、小口にビスを打つときに接着剤をビス穴に入れ、気持ち、強度を上げるようにしてみたが・・・。

次に巾木まわり、キャスターを使用してみたが、ストッパーを使用しても動いてしまい、急遽前側を巾木に変更、ところが、後ろのキャスターにストッパーが無かったので、前を少し持ち上げるとキャスターが回ってしまい後ろに転倒する。そこで、後ろのキャスターをストッパー付きに付け替え、一応使用上の問題は解消。

もう一つは、マグネット付きのキッチンタイマーを止めたいという事で、ホワイトボードの素材を「百均」で購入し、扉に貼り付けたが、薄い鉄板なので手を切らないように埋め込み加工としている(枠未施工)。

と言うことで、久々の家具制作も、一部未完成部分は残ったが、無事、子供の日に孫にプレゼントすることができた。

*[days] 雑貨屋ブイヨン

 

   

   

   

   

   

画像説明:最上段・アートフェスティバルのパンフレット+マップの一部(雑貨屋Bouillonは93番)、2,3段目・ブイヨンのショップ外観と内観、Tシャツの展示は自宅の一部屋を浸かっている。4段目・もみじ焼き+大室山、富士山サイダー他、グリ茶の茶箱。 5段目・左1日目の昼食「ふみ」、右3枚2日目の昼食「花吹雪」。6段目・NONUKES鯉のぼりと来宮神社、隣家の花

■連休後半はお年寄りのサポートのため、伊豆高原に出かけた。伊豆高原に出かけるようになって30年以上、夏に白浜でキャンプをしていたのは40数年前になるが、ここ十何年かは伊豆に行く人もずいぶん減っているような気がするが、流石にゴールデンウィークの人出はかなりなもので、車で世田谷から伊豆高原に移動するのに約5時間かかった。ところで、今年で20回目になる「伊豆高原アートフェスティバルhttp://www.izukougen-artfes.com/と言うイベントが有る。「妻有アートリンク」のような地域おこしとは少し違うが、アートやデザインを介して地域の活性化を図るという点では共通性があるかもしれない。

その中で「雑貨屋Bouillonhttp://ameblo.jp/bouillon-shop/と言うショップがこのイベントに参加している。以前から一度行ってみたいと思って探していたが、なかなか見つけることができなかった。それもそのはず、営業は金土日の週末だけで、営業していない時は看板は出ていないし、道路際かと思っていたら、若干道路から奥に入ったところだった。

ショップは普段は伊豆在住の作家ものや、オーナーの目で選んだ雑貨を置くセレクトショップ的なものになっている。おいてある雑貨も面白いが、今回のイベントで展示されていた「Tシャツ」が、ウイットに富んだコンセプトでデザインされていて、実に楽しい。「Tシャツ」はオーナーもデザインしているとのことだが、「JellyQ+Rhttp://jellyq-r.shop-pro.jp/と言うブランド。今回の一番のお気に入りは「グリコ」ならぬ「グリチャ」のTシャツ、購入しそこなったがなかなかウイットに富んでいる、他のものも面白い(オーナーお気に入りは「Del Monte」ならぬ「Da Monde」のようだ、確かにgood!)。伊豆高原お薦めショップ!


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