MITATE

[design] 久保一幸「竹籠」展
MITATE
展覧会のDM
ギャラリー「MITATEhttp://www.le-bain.com/gallery/mitate/index.htmlでの展覧会。「MITATE」での展覧会はアート的なものとクラフト的なものと大きく二つの流れがあるようにも見える。先日の「ひびのこづえ」氏の展覧会はクラフトと言うよりはアート的な印象があるが、勝手な思い込みかもしれない。
今回はどう見てもクラフト作家の展覧会と言った色彩が強い。松屋銀座、日本橋三越などでも展覧会を開催している。
松屋銀座の7階は小さなギャラリーが点在していて面白いので、銀座に出かけたときは出来るだけ立ち寄るようにしている。
久保一幸氏についてはどのような作家なのか知らないが、「その筋」ではよく名が知れているようだ。文化学園・文化出版局の季刊「銀花」によれば、「新進気鋭の旬のクラフト、久保一幸」と言うことになるhttp://i-debut.org/journal/j_disp.asp?code=655
インターネットでの購入も出来るようだがhttp://www.geocities.jp/iccouikkou/、出来れば実際に手にとって見てみたいもの。 
■会期:2006.08.29−09.10
[days] 日経新聞「十選」シリーズ
マイヤー十選
マイヤーの国際連盟コンペ案:1927年(日経新聞1989.12「幻の近代建築十選」より)
マイヤー平面
会議場フロアー平面図(Claude Schnaidt 「Hannes Meyer」より)
■今日は半日仕事、半日探し物(結局見つかっていないが)と言うなんとも疲れる一日だった。探し物をしているときに、古い切抜きのファイルを見初めてそれでまた時間が過ぎてしまったが、日経新聞のコラム「十選」シリーズはとても面白い。と言っても最近日経新聞を取らなくなってしまったので最新情報は分からないが、「十選」シリーズのためだけに日経新聞をとっても良いのではないかと思うときもある。
スクラップにはいろいろ残っているが、「幻の近代建築・十選」と言うのもなかなか面白い。担当コラムニストは、磯崎新氏の事務所で「近代建築史担当」でなかったのではないかと思われる八束はじめ氏。選ばれた幻の近代建築は以下の10作品
.▲疋襯奸Ε蹇璽后Д轡ゴ・トリビューン計画
▲▲鵐肇縫・サンテリア:「新都市」計画
ヘルマン・フィンステルリン:新しい家
ぅ漾璽后Ε侫.鵐妊襦Ε蹇璽─Дラスの摩天楼
ゥ魯鵐優后Ε泪ぅ筺次Ч餾殤¬
Ε襦Ε蹈襯咼絅献АД愁咼┘函Ε僖譽
Дぅ錺鵝Ε譽ニドフ:レーニン研究所
┘灰鵐好織鵐船鵝Ε瓠璽螢縫灰奸Дリストファー・コロンブスのモニュメント
ジョゼッペ・テラーニ:ダンテウム
川喜多煉七郎:ハリコフ劇場

といった按配。3番目に出てくる「ヘルマン・フィンステルリン」と言う建築家は知らなかった。ドイツ表現主義の建築家らしいが・・・。他は近代建築史の中ではかなり一般的なのではないかと思うが、その中で5番目のハンネス・マーヤーの国際連盟は余り知られていないかもしれない。このコンペではどうしてもコルビュジェの案が真っ先に出てくるが、バウハウスの第二代校長をつとめたマイヤーの作品もかなり前衛的だったのではないかと思う。ハンネスマイヤーは以前も書いたが、グロピウスとミースの間に挟まれて余り目立たない校長だった、と言うより当時の「ソヴィエト」に亡命したと言う経緯から、資本主義の国の建築史から長い間抹殺されていたと言う状況だったようだ。
ヒルベルザイマーと共同で行った雁行型のテラスハウスや、巨大なキャンティレバーの運動場を持った学校の計画案などとても面白いものがある。
この「十選」シリーズには、安藤忠雄氏の「20世紀の建築/住宅の美・十選」など面白いものが数多い。
eko-house】昨日に続きスキップ案のまとめ。面積は税法的な面から見てmaxに近い大きさになったが、部分的に縮小する余地はある。スキップもなかなか面白いものが出来ることは間違いないが・・・。
momo-house】一部修正の連絡あり。手すりなど玄関周りのDETAILを詰める必要がある。


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