手塚治虫展

*[art]手塚治虫展

 

 

手塚治虫の漫画が「art」かどうか分からない、世田谷文学館は「文学」であると言っている。「手塚治虫」の名前は誰でも知っていると言っても良いかもしれない。作品も名前は知っている、けれども、どの程度読んだかあるいは観たかと言うといささか心もとないかもしれない。40年以上前、学生にとって漫画と哲学書は「必需品」のようなものだったと思うが、その時読まれた漫画は少し違うかもしれない。手塚治虫の漫画の位置がどのようなものか・・・、少なくとも「鉄腕アトム」http://www.youtube.com/watch?v=I2btYv8GaXkは同時代の作品だったように思う。勿論「鉄腕アトム」は手塚作品の一つにすぎないかもしれないが、そのテーマソングとともに極めて身近にある漫画と言えよう。日本におけるロボットの開発は、単なる「機械」の開発ではなく、きわめて人間に近い存在として考えられているのは、手塚治虫のこの「鉄腕アトム」によるところが多いと言われている。他にも多くの作品が有るが(60歳で亡くなるまでに約700点の作品を残しているそうだ、フランクロイドライトもそうだが、天才は多作?)、いくつかのものを除いてあまり読んでいないないので、この展覧会でいろいろ新しい発見ができるかもしれない。手塚治虫が生きていたら、福島第一原発の事故をどう論評するだろう・・・。

■会場:世田谷文学館  http://www.setabun.or.jp/

■会期:2012 年4月28日(土)~7月1日(日)

■時間:10:00~18:00(入場17:30まで)

■入場料:一般800円

 

 


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