和菓子の手仕事展

[design]東京ミッドタウン:和菓子の手仕事展

東京ミッドタウンの「とらや」に付属するギャラリーでの展覧会。このギャラリーは結構面白い企画を見せてくれる、とりわけその都度発行されるパンフレットが優れものだったが、しばらく前にパンフレットは廃止された。これはかなり昔の話になるが、TOTOのギャラ間のパンフレットも良く出来ていたが、今はそれも無い。この展覧会は、同じ東京ミッドタウンの敷地にある「21_21DESIGN SIGHT」http://www.2121designsight.jp/で開催中の「テマヒマ展(東北の食と住)」との共同企画と言うことで、東北の原材料を使った新しい生菓子も展示販売されるようだ。だが、東北も場所によっては放射能の影響があるので、「食べて支援」と言うのはよく良く考えなければ未来に禍根を残すことになる。

展覧会DMは安西水丸氏のイラストで、他に会場では和菓子ができるまでのイラスト等も飾られているようだ。

「ガレキの広域処分」や「食べて支援」といったことに協力しないのは「非国民」的なキャンペーンがはられているが、でも、良く考えてみれば、それが実におかしな話だと言うことはすぐに分かる。まあそれはまた別の機会に載せるとして、今回はデザインとしての和菓子を見ることができればと思う。

 

■会場:とらや東京ミッドタウン店 http://www.toraya-group.co.jp/corporate/pdf/120507_3.pdf

■会期:2012 年 4 月 26 日(木)-2012 年 7 月 30 日(月)

■時間:11:00~21:00(店舗営業時間と同じ)※無休(東京ミッドタウン休業日に準ずる)

■入場:無料

 

[design] 東京ミッドタウン:信じられるデザイン展

東京ミッドタウンdesign hubでの展覧会http://www.designhub.jp/exhibition/2012/03/15-1500.html。designhubではグラフィックやプロダクツデザインを中心に様々な企画で展覧会が開かれていて、注目のギャラリーの一つ。今回はなかなか重いテーマの展覧会となっている。そもそも資本主義の経済構造の中では、デザインと言うのは基本的に「商品」としての「モノ」を、いかに魅力的に見せ「交換価値」を高めるかと言うことにその使命の大部分が有る。となると、そのデザインはそもそも信用できるものか、デザインは良いが「モノ」としての品質が低い場合もある、まして、グラフィックデザインでそこにある「コピー」が正しくその「モノ」の内容を表しているか、はなはだ怪しい。

「信じられるデザインとはどのようなものでしょうか?

そのデザインはなぜ信用できるのでしょうか?」

この展覧会のホームページには上記のような一文が有る、デザイナーも自分自身の作品に一抹の不安、あるいは「うしろめたさ」のようなものが有るのだろうか。当代きってのデザイナー達が、その辺りの思いを作品にしているようなので、一見の価値が有ると思われる。

もちろん、このテーマは極めて今日的テーマでもあるわけで、「デザイン」を「政府」あるいは「政治」に置き換えれば、日々新聞をにぎわしている問題でもある(テレビはもう腐りきっているので、一部のニュース番組などを除いて論評の外。節電で最も効果が有るのはエアコンの温度を下げるなどと言うより、テレビを消すのが一番とか、もちろん、テレビではそんなことは言わないが。昼間のBS放送もいらないのではないだろうか、大体、韓国ドラマとショッピング番組、少なくとも夏の11時から3時ごろまではそれらのテレビ局をお休みにしても良いように思うが・・・)。

 

■会場:東京ミッドタウンdesign hub  http://www.designhub.jp/

■会期:3月30日(金)〜6月17日(日)

■時間:11:00〜19:00 会期中無休

■入場:無料

 

[days] 中野たてもの応援団 旧田村剛邸見学会

中野たてもの応援団 http://nakanotatemono.blog.fc2.com/

写真:追って掲載


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