写真の現在4展

[photograph]写真の現在4展

 

 

写真の展覧会については余り取り上げる機会はないが、今回は東京国立近代美術館での写真展。展覧会の「概要」によると、「発表の手段や場も自分たちの手でつくる写真家」に注目した展覧会となっている。写真家に限らず、SNSの広がりで今まで余り表現手段を持たなかった人たちもいろいろ情報を発信できるようになってきた。典型的なものは「アラブの春」に代表されるような政治的な動きかもしれない。日本でも3.11の福島第一原発の過酷事故を巡る様々な動き、たとえばツイッターによる脱原発集会やデモ等がある。「概要」の中で言われている「ZINE」と言った出版形式も、パソコンのツールとしての威力も大きい、逆に言えば、これまでの情報の発信の場であった出版や印刷業の衰退と言うことになる。勿論、パソコンによる情報は「紙」と言った情報ツールに新たな展開をもたらすかもしれないが・・・。

1970 年代以来、日本の写真界においては、写真家たち自身が運営するギャラリーがさまざまに個性的な活動を展開してきました。近年、そうした動きは再び活発になり注目も高まっています。また写真集や、ZINE とよばれるより簡便な冊子形式の出版物からも、注目すべき仕事が次々に登場していますが、それらの多くも自主制作です。今回の展覧会では、こうした発表の手段や場も自分たちの手でつくる写真家たちの活動に注目します。

今回は1970年代生まれの5人の写真家が取り上げられている。

有元伸也 http://arimotoshinya.com/

本山周平 https://twitter.com/#!/shuheimotoyama

中村綾緒 http://www.nakamuraayao.com/

書きかけです!

■会場:東京国立近代美術館ギャラリー4 http://www.momat.go.jp/Honkan/honkan.html

■会期:2012 年6月1日(金)-2012 年7月29 日(日)

■時間:10:00~17:00(金曜日:~20:00)

■入場料:420円

 


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