重森三玲

[design] 重森三玲の庭 
重森1
展覧会のチラシ(表)
重森2
展覧会のチラシ(裏)
松下電工汐留ミュージアム」で開催中の「重森三玲」の展覧会http://www.mew.co.jp/corp/museum/kaisai.html。庭の設計者の展覧会と言うのは珍しいのではないだろうか。と言うよりも、「庭」もある意味「庭師」と言う無名性が生きていた世界なのかもしれない。その典型ともいえる焼物や漆器と言った分野の「職人」世界と似ているかもしれない。勿論、夢窓国師や小堀遠州と言った極稀な例はあるが、それとて「伝」と言うことでハッキリした資料があるわけでもない。
名前を明らかにし、その個性をはっきりと表現すると言う「習慣」は近代の特徴と言われているようだが、「重森三玲」もそんななかの一人かもしれない。
この展覧会は内容的に、かなり充実しているのではないかと思う。作品の数だけを並べると言うのではなく、厳選されたものが十分な資料とともに紹介されている。やはりなんと言っても、東福寺方丈の西庭と北庭の「市松」をモチーフにした庭が異彩を放っている。その設計図やスケッチの原図が展示されているのも、このような展覧会ならではと言った感じがする。孫の千青氏http://www.ifnet.or.jp/~chisao/index.htmlの全面的な協力があればこそか。
中でも、数多くの庭の実測図が素晴しかった。西澤文隆氏にしろ、今ではなかなか実現できないのではないかと言う、著名な庭園の実測はどうやって実現させたのだろうか。今のように庭園の評価が高くない頃だからできたのか・・・?
いずれにしろ、建築やデザイン、お茶などに携わる人には必見の展覧会ではないかと思う。最近では「オシム語録」が話題になっていたが、カタログに載っている「重森三玲語録」もなかなか面白い。もっとも選者は千青氏なので、展覧会場で流れていた映像の中で重森三玲氏が語っていた、昔の人ほど丁寧な仕事をしていて、時代が進むとともに人が堕落していくことを嘆いているものとか、庭の設計はたやすいが施主を「設計」することは難しいと言った、興味ある話は「語録」には載っていないようだ。時間があればじっくりこの映像は見たほうが良い。
とは言え、作品としては東福寺の方丈は別格として、「現代的」抽象性を意図した庭は余り好きではない、こればかりは「好み」の問題なので重森三玲氏が如何に偉大であってもどうも・・・。やはり古典的に石を立てた庭が良いように思える(素人の単なる感想!)。
[days] 銀座
ggg
gggのチラシ(裏)
茶銀座
途中、少しだけ「茶・銀座」に立ち寄る。この季節はまだ1階のサッシュが自動ドアごと2階に引き上げられており、1階の売店部分はフルオープン!
DG
銀座松屋デザインギャラリーの展示風景。各地場産業の説明とその製品が展示されている。ほとんど見たものだが、中には今回初めて見るものも何点か含まれている。
momo-house】やっと今日確認申請を提出した。面積のチェックだけ先にしてもらって、都市計画法53条の許可申請ができるようにしてもらった。うかつだったが、計算は合計した数字の小数点以下3桁目を切り捨てる、それが正解だった。実際には小数点以下3桁目を四捨五入していたので、小数点以下二桁目が違っていて、申請書第3,4,5面と面積表などの修正が出てしまった。
■申請を済ませて、汐留の松下電工ミュージアムへ。その後、京橋のINAXブックギャラリーまで歩いていく。途中、「G8」は少し戻ることになるので諦めて、「ggg」に寄り、「勝手に広告」展を見るが、これも結構面白かったhttp://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/gki/g245/g245ki.html。アイデアも面白いし、その表現方法もひき付けるものがあった。例えば、道路から「V」と「W」を放して置き、一番奥に「○」を配置することで、瞬間「フォルクスワーゲン」のロゴに見える(会場ではビデオカメラが直線上に置かれており映像としてロゴが映し出されている)とか、電池を針金で動物のように組み立ててあるとか(当然、電池の広告)、かなり面白い。
■その後、「エステバン」に寄っていつものお香を買い、松屋のデザインギャラリーで「喜多俊之 デザインと地場産業」展を見る(松屋のリニューアルした外壁はとても綺麗だ!)。今日は「伊東屋」には寄らずに「INAXブックギャラリー」で雑誌を買ったが、お目当ての「狛犬かがみ」と「小堀遠州綺麗さびの極み」は両方とも置いてなかったので、取り寄せを頼んで帰宅。
■新居千秋事務所から連絡があり、14日の件で打ち合わせ。パソコンを持っていくことになったのでThinkpadを立ち上げたが、壊れた!と言うことであちらこちらに連絡を取り、やっとJIAのパソコンを確保、といっても当日朝早く家を出て、学生卒業設計コンテストのプレゼン会場(BankART Studio NYK)にパソコンを取りに行かなければならなくなった!


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