小澤昔ばなし研究所

[書籍] 子どもと昔話
子どもと昔ばなし
最新刊29号
もとフリッパーズ・ギター(めずらしく(?)フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』の解説が力作で笑える部分もあるhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%AE%E3%82%BF%E3%83%BC)と言えば、小山田圭吾氏(コーネリアス)と小澤健二氏による一時代を画したバンドとして知られているが(渋谷系と言われているが、オリジナル・ラブと一緒に括られるような感じはしない・・・が?)、その小澤健二氏が「うさぎ!」と言う創作童話を連載している。
この「子どもと昔話」は、小澤健二氏の父であるドイツ文学者・小澤俊夫氏(叔父は世界的な指揮者小澤征爾氏)が主宰する「小澤昔ばなし研究所http://www.ozawa-folktale.com/main.htmlから発行されている。
内容は文字通り「昔ばなし」にまつわる様々な話と、「うさぎ!」のような新作の童話も載っている。基本的に子どもを大切に考える人たちが作っている本だな、と言うことが感じられるものとなっている。
今子どもたちは大変な危機の中にいる、勿論少し前まで「子ども」だった若者も含めて、近代まれに見る危機的状況の中に立たされているのかもしれない。
「いじめ」で子どもが自殺し、教師は校長にいじめられて自殺し、校長は親や教育委員会との板ばさみにあって自殺する、一体どうなっているのだろう。また多くの、まともに仕事を得ることの出来ない中高年の人が、自殺と言う命を代償にした行為により「借金」を清算しようとする、「こんな日本に誰がした!」
競争を煽り、競争に負けるものが悪い、と言わんばかりの政治や社会的風潮が蔓延する限り、このような国民の不幸な状況は改善しないのだろう・・・。
この先を生きる子どもたちのためにも、このような風潮を打ち破らなければならないのだろうが。下川辺牧子氏の「子どもたちのいるところ」や小澤俊夫氏の「日本を見つめる」と言った文章にもその辺りの危惧をうかがい知ることが出来るかもしれない。
子どもと昔ばなし」は渋谷の「BOOK 1st」5階の童話売り場に沢山置いてある。
[書籍] INAXBOOKLET 
INAX1
BOOKLETの案内パンフレットより:「継手 仕口」など面白いものがある、このBOOKLETの写真をなぜか法規の授業に使ったりしている
INAX2
このパンフレットでは7つの分野に分けて紹介しているが、この「日本の伝統美」も面白いものが多い:1生きものとデザイン・3自然と人と建築と・4かたちふしぎ探検・5デザインのしくみ・7タイル、やきもの、れんが・・・タイル関連書籍ラインナップ
INAXギャラリー
INAX BOOKギャラリー内部、本の分野わけがチョッと分かりにくい、整然とした背表紙の美しさは無い、同じ選書などでも分解して分野別に並べてある、それが良いのかどうか・・・?もちろんTOTOの本もチャンと平積みになっている、当たり前だが、ちなみに「建築家のメモ」もあるにはある・・・が。
  
今日JIAのイベントの当番で、京橋のINAXに行ったので、帰りに隣の「INAXブックギャラリーhttp://www.inax.co.jp/bookgallery/に寄ってみたら、INAXBOOKLETの案内(B3判二つ折り)が置いてあった。
INAX にはコンパクトなものとして「INAX ALUBUM」があるが、この「INAXBOOKLET」は基本的にINAXギャラリーでの展示に関する「カタログ」と考えて良いと思う。INAX出版はBOOKLETとして展覧会とは関係なく、一般的な「出版物」として位置づけようとしているようだ。展覧会のカタログとなると、神保町辺りでは特殊なものを除いては、「過去のもの」として扱われている、すなわち余り興味を引かないもの・・・。
INAXBOOKLETの場合かなりその辺り「中途半端」な感じがしないでもない。「1982年から既刊は125冊、現在は年4冊ずつ刊行」されていると言う。INAXの場合、ギャラリーが大阪・名古屋・東京にあり、基本的に巡回展形式をとっているが、たまに名古屋単発とかいったものもあるのでそのような数になるのだろう。
以前は展覧会のたびに買っていたがこのごろは余り買わないので、我が家には40冊程度しかないが、「京からかみ」・「坪庭」あるいは「遠藤新生誕100年記念」といった結構面白いものもある。 
[days] JIA-MEMO展
JIA】今日が最終日で、午前から午後の前半にかけて会場当番で京橋のINAXへ。まあ、平日と言うこともあり余りお客さんは来ない。会場係とは言え廊下の休憩用の椅子に座り、テーブルでほとんど図面チェック、かなりはかどった。
途中、旧委員会のメンバーの人や以前の職場の先輩が見えたりして、結構楽しくかつ有意義(?)に役目を果たす。来年も同じ形でMEMO展を企画するのであれば、かなり早くから募集の広報をあちこちに打っておかないと、展覧会としての体をなさないのではないかと心配。もっとも、見学会のほうも何とかしないと、すでに明日から11月、と言うか仕事のほうをしっかり進めないと、そのほうがよっぽど心配といたところ。
momo-house】JIAのイベントの帰りに、やっと確認申請を取りに行くことが出来た。問題のない建物にしては少々時間がかかったが、着工半月前にたいした変更も無く、確認が下りたのでまずまずと言ったところ。明日、クライアントの代理が打ち合わせに来るので調度良いタイミングだった。これから明日に備えて図面の修正。


About this entry