たしひきのあんばい

[design] ひびのこづえの品品
水戸芸術館

ひびのこづえ氏については時々書いているが、今回はチョッと足を伸ばして、水戸芸術館での展覧会。「内藤こづえ」と言っていた頃に、「コスチュームデザイナー」と言うことで、表参道のSPIRALで展覧会を見たのが最初だったと思うが、その後、オペラシティで見た水玉のコスチュームが印象的だった。
で、今回は家具をデザインしているらしい。チラシや水戸芸術館のホームページ(http://www.arttowermito.or.jp/kodue/koduej.html)によると、

コスチューム・アーティストとして20年のキャリアを持つ ひびのこづえ は、本展覧会で新しい一歩を踏み出します。「家」を手がけたいと口にする ひびのこづえ は、その第一歩として家具を手がけました。テーブル・椅子・ベッド・風呂・棚・ラックや絨毯。そして工夫に富んだ衣服。その多くは本展覧会のために新たに商品開発された品々です。
ひびのこづえは、プロダクト・メーカーとの二人三脚で<作品>を生み出し、流通を担う人々の手を経て<商品>としてエンドユーザーへ届ける — このサイクルをモノづくりの第一義として制作に臨んできました。
時にはかたくなまでに発想のイメージを譲らないひびのは、イメージを形にしていく立場のメーカーと、現実的な問題をめぐってせめぎあいを繰り広げます。そのやりとりを通して、ひびのはさじ加減よく品々をあんばいし、<商品>でありつつも<作品>として仕上げていきます。

と言うことで、椅子やベッドなどが展示されているのではないかと思う。将来は「家」の設計をするのだろうか?展示には勿論コスチューム作品もあるようだ。水戸芸術館には2,3回しか行ったことがない。一度は職場の人と建築見学、他には「ダニエル・ビュレンヌ」展、後は忘れてしまった。
■展覧会名:「ひびのこづえの品品 たしひきのあんばい」 −Commodity Tune-up−
■会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー
■会期: 2007年8月18日(土)〜10月14日(日)
■開館時間:9時30分〜18時 *入場は17時30分まで
■休館日:月曜日 *ただし 9月17日、24日、10月8日(月・祝)は開館。翌9月18日、25日、10月9日(火)休館
■入場料 :一般800円、前売・団体 (20名以上) 600円
協力:株式会社アカセ木工  オリエンタルカーペット株式会社 有限会社カイバラ工芸 株式会社ゴールドウイン モリタオル株式会社 他
[design] ひびのこづえ展
MITATEひびの
展覧会のDM
偶然だと思うが、西麻布のギャラリー「MITATEhttp://www.le-bain.com/gallery/mitate/index.htmlでも「2007 夏 ひびのこづえ展」がある。MITATEでは以前「サンダル」の展覧会などもあり、ひびのこづえ氏はよく取り上げられている。
■会期:7/31(tue)〜8/12(sun) 11:00-19:00 (初日は13:00から、最終日は17:00まで) 月曜定休 入場無料
ホームページでの案内は以下のとおり。

コスチューム・アーティストひびのこづえさんの個展です。オリジナルのバッグやスカートなどの新作を展示販売いたします。またこづえさんが手掛けられたウェディングドレスもご覧いただけます。素材には、なんとタオルをつかったドレスです!どうぞご期待ください。

[design]「This is」 押忍!手芸部
MITATEオス
DM
「MITATE」http://www.le-bain.com/gallery/mitate/index.htmlでの「ひびのこづえ展」のあとの展覧会。なにやら良く分からないが、ホームページの説明が分かりやすいので引用しておく。
押忍!手芸部は男性を中心とした手芸部で、昨年末施設内のギャラリー ル・ベインにて開催したグループ展に初出展、ギャラリーMITATEでの初の個展となります。
創作活動の場である「部活」では、毎回部長からテーマが発表され、部員各自が思いのままにオリジナルの作品を生み出しています。完成図、デザイン画を書かないため、すべてが1点もの。ポーチやワインバッグなど。。。お茶目で、ビビッドな逸品に出会えるはずです。
■会期:8/21(tue)〜9/2(sun) 11:00-19:00 (初日は13:00から、最終日は17:00まで) 月曜定休 入場無料
[映画] 陸に上った軍艦
陸に上った軍艦
映画のチラシ(ホームページより)
先日(7月25日)NHKのクローズアップ現代を見ていたら、新藤兼人監督が95歳で現役監督として登場していた。個人差はあるものなのだろうが、95歳にして頭脳も身体もバリバリの現役と言うのは驚異だ。
陸に上った軍艦http://www.oka-gun.com/の映画の中で、木で作った模擬戦車に向かって、“アンパン”と呼ばれた地雷を投げつけ、敵戦車を殲滅するという訓練の場面があるが、そのシーンを見ながら軍隊や戦争の愚かさについて、監督は戦争は「個」を認めないものだと言っていた。「突撃するのに、皆さんこれから突撃しようと思いますがどうでしょうか?なんて言うわけないでしょ、突撃は命令なんだから。」と言ったような主旨のことをTVで話していたように思う。
■期間:7月28日〜 
■映画館:渋谷ユーロスペース・千葉劇場 
[days] シザ展
シザ
ギャラ間の会場
■今日は昼ごろから出かけて、乃木坂の「ギャラリー間」へ。また今回も最終日に駆け込みとなった。今の若い人に「アルヴァロ・シザ」は余り人気はないのではないのかと思ったが、そんなことは無いようで会場には結構若い人が見に来ていた。
シザの名前を耳にしたのは、10年以上前のことだと思うが、「係(「班」と言っていたが)」に新人が配属され、その若き女性建築家がシザが好きで、休暇をとってポルトガルまでシザの作品を見に行った、と言ったことがあってからと言うことになる。当時は今のようにシザもメジャーではなかったように思うが・・・。
ツバメの巣
巣立っていった後に「張り紙」
ツバメの巣2
先日の写真だが、「風花」同人の俳句に

子ツバメの のどの奥まで 自己主張   康子

と言うものがあるが、本当にそんな感じ。
■ツバメは無事に巣立って行ったらしい。巣の下に張り紙がしてあって、そこにそのように書かれていた。兎に角めでたしめでたし!


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