選挙結果と小選挙区制度

今回も政治の話に!

昨日の選挙結果は、驚きと落胆と言うことになる。

身近な人たちは、原発に反対、戦争をするような国にはしたくない、と言った考えの人たちが大部分だったので、原発を維持し、憲法を改悪して海外で武力を行使しようとす勢力の圧勝と言う結果は、とても残念!

自民党や維新の会が政権を取れば景気が良くなって、生活も楽になると本当に思っている人もいるのでしょうが、産業の空洞化も、若者の非正規雇用の問題も、社会保障の崩壊も自民党政権時代に始まったこと。

今回の選挙結果をもたらした原因の一つに、「小選挙区制」と言う選挙制度が有る。この制度は多くの「死に票」が出ることが良く知られている。今回自民党が圧勝した背景は、いろいろな政党が乱立し、批判勢力が小選挙区で軒並み自民党に対し、分断されていたことによるのだろう。それは、得票数と議席獲得数を見ればわかる(表参照)。

いろいろ問題はあるにしろ、子や孫の時代が、平和で安心して暮らせる社会であるために、実際の行動と、選挙と言う最大の意思表示の機会を、有効に活用していくことが「大人」に課せられたつとめではないかと思う。

今現在、福島をはじめ原発事故で汚染された地域に、多くの子供たちが住まざるを得ない状態が続いている、また、憲法を改悪して戦争の出来る国にしようとする、安倍晋三氏や石原慎太郎氏の考えが衆議院の三分の二の議席を超えた。彼らが戦闘の前線に出ることはない、犠牲は常に普通の国民、それも若い人たちと言うことになる。

官邸前のコールでよく耳にする、「子供を守れ」、「大人が守れ」と言う声はますます現実味を帯びてくる。

嫌な世の中になったものだが、少しでもましな世の中に変えるために、あらゆる平和的手段を駆使する。何をすればよいかは、これから考えればよい。

「日本未来の党」、「社会民主党」その他、安心して平和に暮らせる日本をめざす政党、グループ、個人の皆さん、ガンバレ。

2012.12.17 東京新聞 朝刊

東京新聞 2012.12.18 朝刊(記事の終わりの部分が「細長い」のでその部分は省略)

有権者全体で話を構成するのはちょっと無理が有るような気もしないではないが、明らかに自民党が圧倒的に指示されたという事実はない、が、議席は単独過半数を優に超えている。小選挙区で民主党は自民党(公明党票がかなり含まれていると思われる)の半分ぐらいの得票を集めているが、議席は自民党のほぼ10分の1、共産党にいたっては公明党の5倍近い得票を得ているが、公明党の獲得議席9に対し、ナント0だ。っま、共産党はあらゆる選挙区に出馬しているので、自民・民主の批判票がかなり流れていると思うが、それにしてもとんでもない選挙制度だ。一層のこと全国1区にすれば、いわゆる「死票」と言われるものは出ないので、多少なりとも選挙に行く気が出るのではないかと思うが、国民に選挙に行く気を失わせるのも、大政党・マスコミの大事な仕事(東京新聞は例外中の例外か?)、と言うことになるのだろうか・・・。

今日(19日)も冷え込みがきつく、風邪は全然良くならない・・・。寒い、寒いなあ・・・。2012.12.19

明日の官邸前抗議には、是非行きたいが、とうとう発熱! 2012.12.20


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