CUUSOO 10

[design] 空想無印
cuusoo10
「CUUSOO10」のマーク(チョッと小さいが)
空想無印
「空想無印」のマーク、これまた小さいが。
本に貼れる付箋
「本に貼れる付箋」のサンプル。
先日「空想無印」からmailが届いた。以前投票していた「本に貼るための透明な付箋」と言う「作品?」の製品見本が出来たと言うことだった。しばらく「空想無印http://www.cuusoo.jp/muji/を見ていなかったので、すっかり忘れていたがなかなか良さそうなので、購入予約をしておいた。
空想無印」とは「空想生活」を運営する「エレファントデザイン」と「良品計画」のコラボレーションによるもののようで、「MUJI」のサイトを見ると「空想無印」が載っている。
この「エレファントデザイン」が創業10周年、「空想生活」も9年目で「くうそうテン展覧会http://www.cuusoo.com/about/10th_aniv.htmlと言うイベントを開催するようだ。
年内は六本木の「AXIS GALLERY」で、年が明けてからは「TEPCO GINZA KAN」で開催される。
この「10年間に寄せられたアイデアや製品を一堂に展示」、と言うことなので何とか見に行ってみたい。
六本木と言えばこのところ、「ヒルズ」と「ミッドタウン」あるいは「新国立美術館」とで、「アートトライアングル」などと言っているが、そもそも六本木と言えば「AXIS」と言うことになっていたのだが、どうも最近の状況はよくないように思える。「AXIShttp://www.axisinc.co.jp/を筆頭に「ギャラリー・サカ」、「ギャラリー・間」といったところが老舗のはずなのに、何かおかしい!
■会場:AXIS GALLERY
■会期:2007.12.14−12.24
■時間:11:00-19:00
来年は
■会場:TEPCO GINZA KAN
■会期:2008.01.10−01.27
■時間:10:30-18:30
[days] 山門新築現場見学
パース
見学した山門の完成予想図。本堂に比べて大きくなりすぎないように「2階」部分を少しセットバックさせてある、との説明があった。
矩計
矩計図、これが一応「平屋」になっている
立面図
向かって右側のかなりの部分が「延焼線」にかかるようだが「完全」な木造。建築基準法上は「平屋」!法律の解釈は柔軟だ、柔軟なのが正しい。
詳細図
軒先の納まり(告示により軒天井の板が30mm以上有れば「防火構造」となる、勿論、軒桁との隙間は塞がねばならない)
航空写真
航空写真:本堂の前に山門が建設される。
妻側
妻側(西側)
隅1
「2階」隅部分、屋根は銅板葺き(軒付:銅板t=0.35)
2階隅2
「隅木」、「化粧垂木」の収まりなどが良く分かる。
2階の高さ
「2階」のスケールは大体こんな感じ!人間が立っていると大体大きさが分かる。
建ちゃん
「建築オタク」がウロウロ、残念ながら木造の伝統的な「建築オタク」に若者を余り見ることが出来ない・・・。
内部1
「小屋組」の一部、この部分は天井を張らないそうなので内部構造が良く分かる。
内部2
壁は少ないが、杉板t=15筋違い張り(ラスボード+モルタルt=10+漆喰t=3)。
柱
沓石と柱の間に鉛の板が入っている。勿論後で柱の大きさに切り取る、とのこと。
棟梁
顔がぶれてしまったが、若い棟梁!
記念写真
一人残ったので(他の人は、埼玉の加工場へ)記念写真!
■今日は「木の建築フォーラムhttp://www.forum.or.jp/の企画で、都内に有るお寺の山門の新築現場の見学会に参加した。会員ではないが参加可能の見学会、加工場の見学も含まれていたが、時間が取れないので現場見学のみとした。都内で木造の山門の新築現場と言うのはなかなか見る機会はない。
実際の施工は「金剛組http://www.kongogumi.co.jp/で行っている。「金剛組」の歴史は古く、百済から渡来した3人の工匠のうちの一人が創設者で、代々「四天王寺」大工として活躍している(バブルの後、少しおかしくなったようだが)。
見学の前に建築概要の説明があり、現場では棟梁自ら解説してくれると言うもので、いろいろ勉強になる。
材料は通し柱2本が四国の「ヒノキ」で、他の主要な部分はカナダ産の「米ヒバ」、他は「杉」、「米マツ」と言ったところで、樹種と等級(上小節・野物材は一等)の一覧表もついているし、矩計・立面・詳細図、他に一般的な寺社建築の納まり図や、軒天の防火関係告示の解説と言ったものも配布されてかなり勉強になる。
特に、一部が「延焼の恐れのある部分」にかかっており防火的な処理の話も詳しくされていた。ビックリしたのは、これだけの建物が床面積13崋紂階数が1階すなわち平屋建てというのには驚いた。理由は設計者に詳しく聞くことができたが、改正基準法適用後であれば構造も含めてかなりきつかったかもしれない。
木造住宅でもなく、RCの建物でもない工事現場と言うのはめったに遭遇しないので、今後も機会があれば参加してみたい。
ちなみに、棟梁は非常に若く、しかも親切で優しい。以前、住宅の現場で宮大工が棟梁として来ていて、「なんでも出来ますから何でも言ってください」と言われたことがあるが、本当に何でも出来、優しくて親切だった。その棟梁は下北沢近くのお寺の増築を担当していて、その出来上がったものを見せてもらったが、総欅造りで唐破風が付いた立派なものだった。


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