坂茂-建築の考え方と作り方
坂茂氏の建築は一般的には「紙管」の建築として認識されているのではないだろうか。blogでも2004年に、代々木上原にあった(建物は今でもあるようだが)、三宅一生氏の財団が運営していた。「MDS|G」と言うギャラリーについて取り上げている(http://d.hatena.ne.jp/udf/20040831 そのほかにも何回か書いているが、肝心の建物の写真はアップしていない、ヤノベケンジ氏の面白い展覧会もあったがそれも書いていないようだ。少しだけ⇒http://udf.blog2.fc2.com/blog-date-20051031.html)。このギャラリーが後の、安藤忠雄氏の設計になる「21_21design sight」 http://www.2121designsight.jp/になっている。
話がずいぶんずれてしまったが、この展覧会では「紙管」を使った、避難所の仮設間仕切りやコンテナの仮設住宅の紹介などもあるようだ(モックアップなどが、何を対象にしているか、どの程度規模のものかは不明)。
代表作としては、中国の帽子から発想したと言われる「ポンピドーセンター・メス」、テントの一部が雪の重みで破断して話題になったこともあるが、その年は大雪でかなりの建物が壊れたらしく、設計者の責任問題までには発展しなかったようだ。http://www.shigerubanarchitects.com/SBA_WORKS/SBA_OTHERS/SBA_OTHERS_30/SBA_others_30.html
阪神淡路震災のときの「紙の教会」http://www.japan-architects.com/ja/projects/detail_thickbox/7423も有名だが、現在はやはり地震の被害にあった台湾に移築され、有効に活用されているようだ(先日のスコラ建築倶楽部で台湾建築のレポートがあったが、そこにも出てきていた)。
展覧会場は、茨城県の水戸芸術館、この美術館はいろいろ興味深い企画を立てているが、ちょっと遠いのでなかなか見に行くことが出来ない、特急を使っても片道2時間以上、常磐線の普通電車を使うと、交通費は半額程度になるが、時間は約1時間多くかかる。
■会場:水戸芸術館 http://arttowermito.or.jp/gallery/gallery02.html?id=342
■日程:2013年3月2日(土)〜2013年5月12日(日)
■時間:09:30~18:00(入館は17:30まで):月曜休館
■入場料:一般800円
■会場写真撮影可(条件有)
■赤ちゃんと一緒に美術館散歩:募集中
※2013.01.17 「白隠」に記事追記 http://udf-tokyo.com/weblog/?p=4604
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- Published:
- 2.19.13 / 3pm
- Category:
- 建築
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