「ナガオカケンメイの考え」展

[design]  「ナガオカケンメイの考え」展
松屋
ホームページの展覧会あんないにある画像。DMは両側を切り落とした形の縦型のハガキ。
手書きで「MUJI」の上に「RECYCLE」、「Gマーク」の下に「USED」、「カリモク」の後に「60」と書いてある。
銀座松屋での展覧会。「デザインギャラリー1953」での企画展示はかなり紹介しているが、今回は「ロングライフデザイン」で有名な「D&DEPARTMENT PROJECThttp://web.d-department.jp/project/index.htmlの主宰者である「ナガオカケンメイ」氏そのものを取り上げた展覧会。今回の担当は永井一正氏、DMやHPで見ることが出来る永井氏のコメントにあるように、ナガオカ氏は「デザインをしない」らしいが(実際はデザイナーからスタートして、今でも時々デザインをしていると思うのだが・・・)、では、デザインしないデザイナーの展覧会とは何か。まあ、それは見れば分かる、もしくは、永井氏のコメントを読めば何となく分かる、と言ったところだろうか。
D&DEPARTMENT」のショップは世田谷の外れに近い「環八」沿いにあり、最寄の駅は東急大井町線の九品仏駅で、駅から歩いて約10分ほど、けっして便利なところではないが、ショップはダイニングも付いていて結構面白い。この奥沢のショップがオープンした頃は、1階に中古家具などが並んでいて、ダイニングと言うかcaféが併設されていた。
今のショップは結構綺麗になっているが、当時は倉庫の一部のような感じで、まだ明確なコンセプトが確立していないような、「混沌」とした感じでかなり魅力的だった。何事もそうかもしれないが、洗練されてくると、スマートだが「何か」が足りなくなってくるような気がする。
その「何か」は「何か?」
以下に永井一正氏のコメントを引用しておく。

ナガオカケンメイはデザインをしない。それにもかかわらず、ナガオカは今最も魅力的なデザイナーの一人である。ナガオカは考え方をデザインする。そしてそれを具体的な商品として、責任をもって市場に流通させる。この展覧会を見ると今の時代に何が必要なのかがわかると思う。ここにはロングライフデザインの思想が一貫して流れている。
                         展覧会担当 永井一正

■会場:松屋銀座7F デザインギャラリー1953
■会期:2008年2月20日(水)〜 3月17日(月)
■時間:10:00〜20:00 最終日は17:00閉場
■入場無料
■主催:日本デザインコミッティーhttp://designcommittee.jp/ 
■協賛:石塚硝子株式会社、カリモク家具販売株式会社、株式会社コトブキ、ノリタケテーブルウェア株式会社、株式会社ホウトク、株式会社北陸製菓、株式会社マーナ、株式会社マルニ木工
[days] 柱状改良
トヨタホーム
「トヨタホーム」の基礎いろいろ。近隣に配られた「お知らせ」の一部。
■午前中は先日から手をつけていなかった書類の確認を行った。全く楽しくない「仕事」ではあるが、放置するわけにも行かないので、基本的な確認をして結果を報告。
■午後からは例によって【katsura-house】の修正。立面図に入ったが、平面が最新版では「A案」、「A´案」、「B案」と3通り有るので立面図も3通り!おまけに断面が曖昧なままと言うか、屋根勾配の変更や天井高のチェックもあるので、単純に立面図は書けない。トップライトも立面図用に断面を傾けて姿図を作るので手間がかかる。結局1面を2種類書いて夕食になってしまった。
■近所の住宅は順調に工事が進んでいるようだ。ベランダや屋上から見えるが、「トヨタホーム」で工期は2ヶ月だそうだ。基礎が終わったところだが、基礎は「柱状改良」で関東ロームに支持させるようだ。「ベタ基礎」ではなく「柱状改良」併用の「布基礎」、今時のプレハブは基本的に「ベタ基礎」なのかと思っていたがそうでもないようだ。かなり細かなピッチで「柱状改良」を行っていたが、「ベタ基礎」とどちらが良いか・・・。
■今日のニュースで、「米、過去最大の牛肉回収 「へたり牛を処理」6万5千トン」と言う見出しが大きく出ていた。「へたり牛」とは勿論、脳がスポンジ状になってしまう「狂牛病牛海綿状脳症、BSE)」の牛のこと。今は何となくウヤムヤになっているが、兎に角、「食の安全」はかなり厳しい状況のようだ。そういうことに無関心な人々が多いという現実も有るが・・・。
■夕方、Y氏から電話、建築士会のグループ会員の増強について今週打合せることに。夜はおそめから再び、【katsura-house】の立面図作成。


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