KAWAMATA WALKWAY

[art]  川俣正 [通路] 展
通路1
「川俣正 通路 展」のチラシ
通路2
上記チラシの裏の一部、「作品」としても「綺麗な」ものがある。
川俣正氏と言えば「工事中」で一世を風靡したのは今からかれこれ20年ほど前、代官山ヒルサイドテラスに「ヒルサイドギャラリー」がオープンした1984年に、代官山で「工事中」のインスタレーションが行われたhttp://www.hillsideterrace.com/history/chronology.html#pageup。そのとき「インスタレーション」ってチョッと怪しいのではないか、と思ったが、今もそう思っているところもある。勿論面白いインスタレーションもあるので、やはりチカラのある作家が作れば面白いということかもしれない。
サブタイトルは「川俣正は、[通路]だった――」http://www.kawamata.mot-art-museum.jp/walkway/index.htmlと言うもので、チラシには「1978-2008まで30年間にわたる彼の足跡を辿ると、それは日常とアートを結びつける継続的な試み、つまり[通路]にほかならなかった。」と言うことになる。しかし、どうも良く分からないのは、「インスタレーション」が「日常とアートを結びつける」ものなのか、と言うこと・・・?
例えば、「工事中」と言うことは日常おこりうる、現に今、我が家の直近がまさしく「工事中」。では、川俣正氏の「工事中」と言うインスタレーションは何かといえば、「工事中」のイメージを川俣正氏風に解釈した「アート」であり、それが「日常」とどう関連しているのか・・・?
そのアート作品が「工事中」をイメージしたものであり、「工事中」と言うことは日常的に身の回りに起こりうることなので、結果として「日常とアートを結びつける」ことになる・・・?そういう論理展開になるのだろうか?
所謂、コンセプチュアルアートは、常に「ハダカの王様」になる危険性をはらんでいると思う。美術評論家のためにあるのがコンセプチュアルアートではないかとさえ思ってしまうときがある。「この『芸術』が理解できないなんて・・・!」と言う「水戸黄門の印籠」のような呪文で煙に巻かれてはいけない。
まあ、色々考えずに、感じたままを楽しむ、それが一番良いと思っている。
チラシに載っている川俣正氏の作品を見ると、とても楽しそうな作品が並んでいる。とは言え、そのロケーションに助けられているものも多いように思える、そのこと自体が「インスタレーション」として成功している証かもしれない。
美術館と言う環境の中でどのような作品が出来るのか、まずは見てみないと。
■ 会場:東京都現代美術館http://www.mot-art-museum.jp/
■会期:2008年2月9日(土)〜4月13日(日)(休館日・月曜日(祝日の場合は翌日)
■時間:10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)何故日本の公立美術館はこんなに早い時間に閉めてしまうのだろう?
■入場料:一般1000円(詳細はMOTのホームページで)
[days] 貧しさこそが敵
10rank
「10rank」と言うフリーの雑誌。
東京事変
「東京事変」の「特集」記事、見開きで椎名林檎氏のインタビューなども載っていた。
■午前中は例によって【katsura-house】の修正。立面図に入っているが、これまで何回か基本設計者がスパン割を変えており、少し前の断面図をもとに立面図を書いていたら、色々おかしなことが発生し、同じ部分を何度も書き換える羽目に陥った。断面図自体を修正してからの作業となったので、前に進むより「足踏み」している時間が長く、遅々として作業が進まない。夕方までずっとその状態が続いていたが、断面図を修正したので少しピッチは上がったが、もう一面の断面図も調整してから出ないと、色々問題が再発しそうな気がする。
■気分転換に、郵便局と若干の買い物。「コンポスト」の代金を振り込み、止まっていた時計のために、コイン電池と単5の電池を買い、ガスライター(お香用)のための詰め替え用ガスを購入、時計が2台復活した。
■買い物の途中で「10rank」と言うフリーマガジンをもらってきたが、特集が「東京事変」で帰宅後「東京事変」を聴く。「キラーチューン」のPV(http://www.youtube.com/watch?v=YqhqXvpcCXI&feature=related)(YouTubeの載せ方が分からない!)がなかなか良いが、撮影場所がどこなのか気になる。最近、見ても分からない建物が多くなってきて・・・、「建築力」の低下傾向か・・・!
追記:2008.02.26 さっきまた「キラーチューン」を見ていて、なんと、「さいたま新都心」の「けやき広場」ではないか!何で分からなかったのだろう・・・。「さいたま新都心」の郵政の超高層の担当だったというのに・・・。ケヤキもずいぶん大きくなったので気が付かなかったが、あの床のストライプで思い出した!スッキリした。
■最新のイージス艦が漁船を沈めたが、NHKに出ていた評論家が「漁船が規定どおりの灯火を点けていたかも問題だ・・・。」といったようなことを言っていたが、1500億円すると言われる最新のイージス艦(1発落とすのに60億円とか言う訓練をアメリカでしてきたらしいが)は、船が灯火を点けてこないと見つけられないのだろうか?第二次世界大戦で日本海軍は夜襲を得意技としていたようだが、小型の水雷艇が夜陰にまぎれて近づいたら発見できない・・・?冗談!でも、「冗談」で自国民を死に至らしめることは・・・。


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