GEOSCAPE
[art] GEOSCAPE
「GEOSCAPE展」のチラシ(表)、実に不思議な風景だ!
ドイツの写真家ベンハルト・エドマイヤー氏による展覧会http://konicaminolta.jp/plaza/schedule/2008march/geoscape/index.html。サイトによると彼が写真家になった経緯は以下のとおり。「ベンハルト・エドマイヤー氏は土木技師、地質学者として従事した後、プロ写真家に転向しました。その契機は、土木技師時代に、地球の多様な色彩と地質の構造に魅せられた事にあります。」
大体、「どうして建築家(それぞれの職業があるだろうが)の道を選ばれたのですか?」と言う質問に、普通はどう答えるだろうか?
最初から脱線するが、自分のことを考えると、まず「物を作ることが好き」だったからということが一番大きい、表向きはそういうことにしている。子どものころは自分で作った模型の船を持って、自転車に乗って上馬から二子玉川まで、模型の船を浮かべに行ったりしていた。将来は、船か飛行機か家の設計をしたいと思っていた。そして決定的だったのが、まだ小さかった頃、当時建築家だった叔父の家に行くと、いつも「ペプシオレンジ」と「バナナ」がごく当然のようにおやつに出されていた。戦後の雰囲気をまだ引きずっていた当時、父が大手企業の幹部技術者だった我が家でさえ、「バヤリースオレンジ」か「三ツ矢サイダー」か(ともに美味しい、特に「三ツ矢サイダー」は)、あるいは「渡辺のジュースのもと」だった。当時、ペプシと関税で高級品だったバナナが、普通のおやつだった建築家は十分魅力的だった。勿論、何故建築家の道を選んだかは、「物を作ることが好きだった」からであって、けっして「ペプシが飲めるから」ではない。
本題に戻ると、ベンハルト・エドマイヤー氏の作品は2008年のコニカミノルタのカレンダーに採用されたこともあり、「コニカミノルタプラザ特別企画展」となったようだ。サイトの作品を見る限り(チラシも同じ写真5枚)全て空撮のようだ。その写真を見ていると、地球は随分綺麗でかつアー-ティスティックな星なのだ、と思わず感心してしまう。
新宿のNIKONには時々修理などに行くが、「コニカミノルタプラザ」http://konicaminolta.jp/plaza/index.htmlにはまだ行ってみたことがないので、チャンスがあればチョッと寄ってみたい。
■会場:コニカミノルタプラザ(新宿高野ビル4F)
■会期:2008年3月5日(水)〜5月21日(金)
■時間: 10:30〜19:00(最終日は15:00まで)
■入場無料
[days] 銀座散策
渋谷で見た長野の「上田温泉」のポスター、よく見ると「木造4階建て」だ!なかなか綺麗な建物だと思う、一度行ってみたい、と思ってしまうポスター(部分)。
白金高輪の交差点近くの高層ビルの窓拭きゴンドラ用クレーン、最近はどのような場所でも清掃できそうなくらい「ゴンドラ」の技術が進んできているのか?「日本ゴンドラ社http://www.ngon.co.jp/product/gondola/index.htm」製か?
松坂屋の地下2階に初めて入ったが、インテリア関係の面白い売り場になっている、客がほとんどいないがもったいない感じがした、もっと周知すれば良いと思うが・・・、ところで、松坂屋の再開発はどうなっているのだろう?谷口吉生氏が再開発計画に参画しているようなので、きっと上手く進めば話題の建築になるのではないかと思うが・・・。写真は売り場で見た照明器具!
「ggg」の会場、とても上手いデザインだと思う!円形の黒い間仕切りスクリーンに文字が投影される。
モニターにはこの20人のグラフィックデザイナーのインタビューが流れている(インタビューは柏木博氏)。インタビューの場所がそれぞれ興味深い、何人かはオフィスや特別な場所を使っていて、その部分も面白い。
「PRADA」の銀座店、ブランドの店舗の外観デザインとしては、かなり質が高いと思う。
外装材は「不燃木材」を黒く塗装したもの、下地が「耐火構造」の元々の外壁であれば「不燃木材」の必要はないと思うが・・・?
「LANVIN」のショップファサードも質の高いデザインだ。
鉄板をくりぬいてアクリル板をはめ込んであったと思うが、ほとんど「面一(つらいち)」にもかかわらず汚れがでている、「何も見せないDETAIL」は本当に難しい!
外壁の緑化は最近散見されるが、内壁の緑化は珍しい、天井の照明がおそらく植物用の照明と思われる。
まあ、色々アイデアを出さないと建築家・デザイナーは生きていけないようだ、円形のガラスの筒と、角型のガラスの箱はともにエレベーター、円筒形のものは油圧式でシャフト無しで上がっていく(外側のガラスの筒は「高い柵」として残る)、不思議な風景だ(写した写真はピンボケだったので、ここには載せていないが)。
最後にINAXに寄ったが、「工作の時代http://udf.blog2.fc2.com/blog-entry-525.html」の準備をしていた。入り口に置いてあった「幻灯」の模型、絵を4コマ書いてはめ込むと、4コマの絵が動く、面白い仕掛け!楽しい展覧会になりそうだ。
最後に今日のお買い物!一番下は「Banana Books」の「東京 たいやきめぐり」、ポストカードは「ザ・チョイス大賞」展で買った「白熊」、「毛」の雰囲気まで表現されている、上に乗っている小さなものは、「FABER-CASTELL」のポケット芯削器50/41http://bundoki.com/?pid=2093763税込み84円!松屋の7階で購入。
「Banana Books」の「東京 たいやきめぐりhttp://bananabooks.cc/」よく取材されていて面白い!
■午前中は叔母のところにお見舞いに。ここの所しばらくいけなかったが、久しぶりに「まい泉」のカツサンドと「スタバ」のカフェラテを持って、一緒に昼食。いつもの食欲が無かったのがチョッと気にかかる。
■午後は地下鉄を乗り継いで銀座に買い物、と言っても主な目的は伊東屋で開催中の「ザ・チョイス大賞展」と、松屋銀座で開催中の「ナガオカケンメイの考え」展を見ること。
ついでだったので、新しく出来た「モンブラン」のビルにある光を透すコンクリートを見て、「ggg」の「グラフィックデザインの時代を築いた20人の証言」展http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/ものぞいて来た。「モンブラン」の新しいビルは、失礼な言い方になるが「知性を感じられない建築」のように感じたが、そもそも万年筆のお店ではなくて「ブティック」のようだ。
「ggg」の展示はモニターが1階と地下に合わせて20台置かれているというもの。その1台ずつが一人のデザイナーに充てられていて、ギャラリーに入ると8台程度のモニターが声を発しているので、かなりな喧騒だが、モニターの前に立つと不思議とそのモニターの音だけが聞こえるような錯覚に陥る。会場構成は「ホワイト・ボックス(?)」と言う事務所らしいが、とても上手な「展示」だと思った。
その後、松屋によって「ナガオカケンメイの考え方」展http://udf.blog2.fc2.com/blog-entry-519.htmlを見た後、伊東屋で「ザ・チョイス大賞」展を見る。箭内道彦氏http://udf.blog2.fc2.com/blog-entry-524.htmlも選者になっていたが、大賞を除いた入賞者は「上手さ」と言うより発想とアイデアで受賞しているような気もした。
更にその後、京橋まで足を伸ばしてINAXで雑誌を少し買って今日の散策は終了。
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- Published:
- 2.25.08 / 9pm
- Category:
- art
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