New Horizons

[art] New Horizons
ブリジストン
ブリジストン美術館展覧会チラシ、レジェ。
コレクションの新地平」サブタイトルは「20世紀美術の息吹」、と言うことで、余り出かけたことのない「ブリジストン美術館」の展覧会。東京駅の八重洲側は以前は人が余り集まらない、あるいは丸の内側に比べてちょっと雰囲気の違う空間を作っているが(再開発後はまだ行っていないので良く分からないが)、中央通まで行くと少し雰囲気が違ってくる。銀座からまっすぐ中央通を日本橋方面に歩くと、八重洲通りとの交差点に「ブリジストン美術館http://www.bridgestone-museum.gr.jp/がある。
八重洲通りを渡って更に進むと、右側にDIC(海老原一郎氏の設計で、「特定街区」の初期の実施例だったと思う)ビルがあり、その先を右に曲がると「空門http://www.koomon.com/index.htmと言うティールームがある。お茶にまつわる色々なイベントが有り、茶杓を削る会に参加したことがあるが、なかなか面白かった。「男性のための茶道入門」と言う、遠州流のお茶のお稽古もおこなっている。「空門」のアクリルの茶室高山不二夫http://www.takayamafujio.co.jp/のデザインで一見の価値はある。
ブリジストン美術館から離れてしまったが、今回の展覧会は、石橋財団創設者石橋正二郎氏のあとを継いで、1981年に理事長に就任した石橋幹一郎氏の没後10年を記念して行われているもので、収蔵品の近現代美術のコレクションを展示するもの。レジェカンディンスキーなどで、そのうち約20点は今回初公開となるとのこと。
■会期:2008年2月9日〜4月13日
■開館時間:火曜〜土曜 10:00 – 20:00  日曜・祝日  10:00 – 18:00(入館は閉館の30分前まで)
■入場料:一般800円(詳細はホームページ参照)
[days] 「振る」デザイン
庭園1
庭園美術館庭側外観、ここに樋の納まりがいくつか見える。
樋2
屋上とバルコニーからの排水を1本の縦樋でまとめるための「枡」、屋上からの排水を「振って」納めている。
樋1
2階ベランダの排水を縦樋に「振る」納まり。
樋3
縦樋の下部、ますへ落とすために「振って」納めている。
梅
昨日は暖かく、美術館の庭の梅が満開だった。
■今朝も早く目が覚めてしまったが、なんとか8時近くまで休んで、ごそごそと起きだした。兎に角、体調が悪いと言うか、全てが不調で困ったものだ。朝食後、「新日曜美術館」を見たが、高松伸氏設計の「キリンプラザ大阪」が解体されることを初めて知った。昨年の夏にはすでに報道発表があり、売却されて、その条件として解体することとなっていたらしい。これでまた一つ「建築学会」の作品賞をとった建築が解体される。以前も、長谷川逸子http://www.ihasegawa.com/の「眉山ホールhttp://www.tozai-as.or.jp/kouen/87-2/07.htmlを見学して、しばらくして解体のニュースを聞き驚いたものだが、「歴史上、20世紀後半日本に建築文化はなかった」と言うことにもなりかねない勢いで解体が進んでいる。東京も大阪も中央郵便局が解体されることはほぼ間違いないだろうし、前川國男氏の作品は学習院のピラミッド校舎に続いて、京都会館も風前の灯らしい・・・。
■午後から少し【katsura-house】のプラン修正を行ったが、極々親しい知人の転院が可能かネットで情報を探したり、電話で打ち合わせをしたりしたが、日本の医療状況の信じられない状況に疲れが増すばかり。「医は仁」と言う発想は、ほとんどの医師に無くなってしまったのではないだろうか。患者側のモラルハザードもひどいようだが、一体、日本人の「優しい心」はどこに行ってしまったのだろうか、あるいは最初からそのようなものは無かったのだろうか・・・?
■名古屋マラソンを見かけたが、高橋尚子選手の不調ぶりに見るのをやめてしまった。高橋尚子選手は実に「運のない」人のような気もする、それでも自らの力で前に進もうとする姿にはいつも感心していた。オリンピックには出たかっただろうがそれが全てでもないだろう、「オジサン達」のためにもう少し頑張ってもらいたいものだが・・・。
■10時から1時間ほど【katsura-house】の「D案」を修正して基本設計者に送る。未完成だが一応「タタキ台」としてもらう。月曜日は午後から区役所に転院の相談に行き、そのまま病院にお見舞いによる予定なので、午前中に「C案」を検討することとしたいが・・・。


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