たねを育てる

[art] たねを育てる展
ワタリウム-1
関連イベントの「ARTで街をやさい畑にするProject」のパンフレット、青山のスタバで入手。
ワタリウム-2
「畑」の出来る場所!
基本的に「art」は何でもあり。「たねを育てる」と言うことは一体何なのか?関連イベントとして「ARTで街をやさい畑にするProject」と言うものがあって、実際に「種」を植えて「やさい畑」を作品として展示する事も行われる。もっとも場所は「ワタリウム」のある外苑西通りに面した南青山交差点からJIA会館近くまで、それにちょっと離れたところでは「ユナイテッドアローズ原宿本店」、と言ったところだが、ただ野菜があるだけではartにならないだろうから、どのような展示になっているか?先日会場の一つ「スターバックスコヒー青山外苑西通り店」に寄ったときには、パンフレットしか置いてなかったように思うが、まあ、早すぎたのかもしれないが。
勿論、「たねを育てる」が野菜の種から野菜を育てるだけでは、artとしてもちょっと洒落にならない。ワタリウム美術館のホームページにもあるように
合言葉は「たねを育てる」。
たねとはアート作品がつくられるための思想や行動のメタファーです
また、大地の力に育まれて大きくなっていく実際の野菜や木々の素(もと)という意味もあります。」
ということで、単に野菜を育てる展覧会でないことだけは確かなようだ。それがどのように展開されているかは、見てのお楽しみということになるが、「美術館」を飛び出した展示は、きっと自由に見ることが出来るのだろう(?)
ワタリウムの展覧会は結構このような形で、「地域」と連携したものが多いように思える。「アートリンク」とはまた一味違った広がりを持ったアートの形態なのだろう。勿論パブリックアートのように固定的なものでもなく、ある意味インスタレーション的な側面も持っているようで面白いかもしれない。
肝心の作家は、フランスのファブリス・イベール
■会期:2008年4月26日〜8月31日
■会場:ワタリウム美術館http://www.watarium.co.jp/museumcontents.html
■時間:11:00〜19:00〔水は21:00まで〕
■休館日:月曜日(祝祭日除く)
■入館料:一般1000円(パスポート制)
[days] BAUHAUS展
BAUHAUS展-1
展覧会の入場券、やはり展覧会の入場券はキチットデザインされていないといけない!
BAUHAUS展図録-1
展覧会の図録はB6の大きさぐらいで小さいが、頁数は763頁と分厚く中身も充実している。
BAUHAUS展図録-2
ともすれば、余り注目されないハンネス・マイヤーについての部分もかなり詳しく取り上げられている。
BAUHAUSバルコニー-2
このバルコニーはとても好きなデザインだ!まあ、単体としての形は余り好きではないが・・・。
BAUHAUSバルコニー-1
このバルコニーを題材にした写真は沢山あるが、よく壊れないと思う。
マルセルブロイヤー
今回の展示で一番びっくりしたもの!マルセルブロイヤーの作品で実現はしなかったそうだが、そのデザインは群を抜いていると思った。
■なかなか行くことができなかった「BAUHAUS」展http://www.bauhaus-dessau.jp/http://d.hatena.ne.jp/udf/20080511)を見に行ってきた。やはり上野はチョッと遠い場所、といった感じがしないでもない。芸大美術館には随分行っていなかった、確か前回は「吉村順三展」だったか、その前は磯崎新氏の展覧会だと思う、ということは3回目ということか・・・。車の故障で東名の東京料金所にこの美術館から駆けつけた時は一体何を見ていたのか、記憶に無いが・・・。今回の展覧会は結構バランスのよい展示のように思うが、それは「総花的」の裏返しかもしれない。とは言え、ハンネス・マイヤーの「petersschule」の模型を見ることが出来たのはよかった、でもまあ、あの独特の図面表現とどちらが良いかと考えると、図面の方がいろいろ「頭で」空間を想像することが出来る分、魅力的かもしれない。模型はストレートに理解できる反面「想像」の余地が少ない分楽しくない面もある。
銭湯
この写真を載せて良いものか分からないが、今田氏の銭湯の作品(コピー用紙にプリントしたものをさらにスキャンしているので画質は良くない、実際の作品は今田氏のHP参照)。
■午後から若い写真家http://www.imadaphotoservice.comの訪問を受け、いろいろ話をすることが出来た。やや早めの独立と言うことで、なかなか難しい面もあるようだが、建築写真の世界も既に世代交代が進んでいるはずなので、若い建築写真家に頑張ってもらいたい。仕事の機会にはあまり恵まれていないようだが、「銭湯」を継続的に撮影しており、「文化」としての側面から見ても面白い素材なので、是非作品をまとめて出版してもらいたいもの。


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