SUMIKA Project
[建築] SUMIKA Project
SUMIKA project 東京ガス パンフレットより
伊東豊雄氏の「SUMIKAパヴィリオン」(上記パンフレットより)
藤森照信氏の「コールハウス」(上記パンフレットより)
西沢大良氏の「宇都宮のハウス」(上記パンフレットより)
藤本壮介氏の「House before House」(上記パンフレットより)
「とちおとめのデザート」 今回の見学会には軽い食事が付いていたが、味は本格的。宇都宮の「Otowa restaurant」http://otowa-artisan.co.jp/information/からシェフがパヴィリオンに出張しての料理で、大変美味しかった。
昨年の「東京デザイナーズウイーク」のメイン会場(神宮絵画館前広場)のコンテナのひとつに、東京ガスが「SUMIKA Project」http://kenchiku.tokyo-gas.co.jp/sumika_project/の模型などを出展していた。その時はさして気に留めていなかったが、4人の建築家は面白い顔ぶれだった。伊東豊雄氏がプロデュースする形で、他に3人の建築家が「選出」されている。その4人の建築家による住宅の計画。伊東豊雄氏のものは東京ガスのパヴィリオンなので住宅は3軒、さすがにどれも個性的で面白い。
4人の建築家は以下のとおりで、それぞれ作品には名前がついていて、それも個性的。
■伊東豊雄:「SUMIKAパヴィリオン」
■藤森輝信:「コールハウス」
■西沢大良:「宇都宮のハウス」
■藤本壮介:House before House
それぞれの作品については、「新建築」の1月号にとても詳しく載っているので、内容についてはそちらを見ることにして、今回は実際に見た印象を少しまとめておくことに。
JIA神奈川の知人からの情報で見学会に参加。極めてまれな見学会で切符や食事付と、東京ガスも東京電力とのエネルギー競争でなかなか大変そうだ。実際のところ環境的に、かつ使い勝手、コスト的にガスなのか電気なのか、難しいところ。
ネーミングでは藤森輝信氏のものがさすがに面白い。「コールハウス」の「コール」は「焼き杉」の「炭化」が「コール(タール)」で、それをオランダの建築家「コールハース」に引っ掛けている、九州での「コールハース」の福岡ネクサスワールド集合住宅もhttp://space.geocities.jp/atrium0510/archi/fuku/15rk.html、「黒い石垣」(勿論RC製)だったような。まあ、「黒」が共通ということ・・・。郵政(省)の「さいたま新都心庁舎」にも、そのイメージで、もう少しひねって使ってみた・・・http://d.hatena.ne.jp/udf/20041102。
「■ SUMIKAパヴィリオン」は六角形をベースにしたもの。木造だがジョイント(仕口)が特殊なもので、ピンとエポキシ樹脂を使ったもの(住友林業?の特許)。15人掛の大テーブルと大きな調理器具があるだけで、洗面所はあるが浴室はない。見学会が15人で構成されているのは、このテーブルに座れる人数で決められているようだ。
「■ コールハウス」は、外装が藤森氏が良く使う「焼き杉」が特徴的。プラン的には法規をクリヤーしているとはとても思えないが・・・。梯子を登って入る茶室の点検口的入り口に金箔が貼ってあるが、それが一部はがれて風に揺れていた。この住宅の実施設計はもと郵政省の設計にいた人が行っていた、かなり難しい設計だと思うが良くこなしているのではないだろうか。
「■ 宇都宮のハウス」は、どうしてこう言うネーミングになるのか良く分からないが、「光」をテーマにしたもの。「光をコントロールするための建物」みたいに見えるところもある。実験住宅だからかまわないのだろうが、天井・壁とも「生活のため」と言うより、「光のため」ではないかと思われないでもない。「80cm」のフトコロを持った天井で光と熱をコントロールする仕掛けがいろいろ詰まっている。
「■ House before House」は一見して、西沢立衛氏の「森山邸http://udf.blog2.fc2.com/blog-entry-213.html」との共通点を言う人もいるようだが、ちょっと違うかなと。一辺2〜2.5mの立(直)方体を10個3層に並べて空間を作っている。「生活」することを考えればやや無理があるのではないか、とも思えるが、シェアーして住めば結構面白いかもしれない。もっともキューブのいくつかは、以前、絵画館前の銀杏並木で、IKEAの「4.5JYOU展」の展示ブースのようではあったが。
少なくともパヴィリオンは東京ガスに頼めば見ることは出来るのではないだろうか。住宅のほうは時間的な問題もあるが、これも交渉しだいか・・・?
見学会写真(伊東豊雄氏・藤森輝延氏)⇒http://udf.jugem.cc/?day=20090327
見学会写真(西沢大良氏)⇒ http://udf.jugem.cc/?day=20090327
見学会写真(藤本壮介氏)⇒http://udf.jugem.cc/?day=20090422 2009.04.22追加
[days] GX200
GX200(ファインダーはオプション) GX200のホームページより
■「SUMIKA Project」の見学の前に、広角が24mm(35mm換算)のRICOHのGX200 http://www.ricoh.co.jp/dc/gx/gx200/を購入。急遽購入を決めたので、「価格.COM」で最安値、かつ翌日(日曜日)受け取れるところ、と言うことで秋葉原のお店で購入。28mmと24mmはやはりかなり画角が違う(当たり前だが)。現場や建築の見学会にはかなり有効なツールだ。以前は銀鉛フィルムカメラの20mmを使うこともあったが、20mmだとかなり煽られてしまう。煽りを修正するためにはPCレンズを使うが、NIKONではPCレンズは28mmまでで、価格も8万円以上していた。問題は望遠側、DETAILを撮るには少し物足りないものがあるが、総合的に見てよい買い物だ、と思う。ファインダーも購入した、デジタルファインダーと言うこともあり、「鮮明」とは言いかねるが、周囲が明るすぎてモニターが見にくいときなどは、結構役にはたつ。
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- Published:
- 3.27.09 / 5pm
- Category:
- 建築
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