ウィリアム・メレル・ヴォーリズ展

[建築] ウィリアム・メレル・ヴォーリズ展
汐留1
展覧会のチラシ(神戸女学院図書館本館 撮影:増田彰久氏)
汐留2
展覧会チラシ(裏)
ヴォーリズと言えば、磯崎新氏による「お茶の水スクエア(旧主婦の友会館)」にある、「ヴォーリズホール」が真っ先に思い出されるが、日大が買収して以来どうなったのか?今日神田の南洋堂に寄ったので見てくれば良かったのだが、Googleマップによればまだそのまま残っているように見えるが、いつごろのデータなのかは分からない。「ヴォーリズホール」は平土間でコンパクトな使いやすそうなホールだったが、コンサートの写真撮影を頼まれて、余り上手く撮れなかったと言う、チョッと苦めの記憶も一緒に・・・。
ヴォーリズの設計は、お茶の水には他に「山の上ホテル」もある。作家が著述をするのに良く使うことでも有名だが、個人的には30数年前に一度泊まったことがあるくらいで、「建築」としての記憶はあまり無い。
個人的な印象はこれぐらいにして、肝心の「ヴォーリズ」に付いてだが、ほとんど知識は無いのでこの機会に少し勉強したい。幸い、この展覧会では、「今もなお日本に多くの愛好者をもつヴォーリズ建築の尽きない魅力を、豊富なオリジナル図面や写真、映像でご堪能いただきます。」と言うことなので、是非ゆっくりと堪能したいところ。
■会期:2009年4月4日(土)〜6月21日(日)
■開館時間:10:00〜18:00まで(入館は17:30まで)
■会場:パナソニック電工汐留ミュージアムhttp://panasonic-denko.co.jp/corp/museum/exhibition/09/090404/index.html
■入場料:一般500円
■休館日:月曜日、5月4日は開館
[days] 博報堂旧本社屋
見本帖本店1
入り口の案内(作品)、内部の作品は撮影禁止なので興味のある人は作品集を購入と言うことになる。
見本帖本店2
DMにも使われていた作品が入り口に飾られていた(コントラスト調整してしまったので色がヘン!)。
博報堂 正面
博報堂旧本社屋(ネットが架かっていたせいか、カメラの設定が狂ったせいか、かなり色がボケていたので修正したらコントラストが強すぎたようだ:以下共通)
博報堂 角面
「24弌廚世函△笋呂蠅なり「あおられる」。
博報堂 DETAIL1
部分的ではあるがかなり装飾的、すべて「鏝細工」?
博報堂 側面
「側面」もきっちりデザインされている。竣工当時の周辺状況が分からないが、少なくとも「側面」。
博報堂 DETAIL2
「側面」装飾部分のDETAIL。「洗い出し」が経年で劣化して「擬石」の「ビシャン仕上げ」のようになったのか?そもそも「擬石」であれば「ビシャン」で叩くのは無理なのか?ましてこのような「繰型」は叩けない!
ささま1
ささまhttp://www.sasama.co.jp/top.html、その先は「南洋堂http://www.nanyodo.co.jp/shop_info/top.html
ささま3
早いもので、来週はもう5月に入る!柏餅!
■今日は朝から霞ヶ関に行き、帰りに建築士会の会費を集めに、久しぶりに郵政会社に寄ったが、随分と変わった・・・。その後、見本帖本店の展覧会「マイ・リトル・アース展http://udf.blog2.fc2.com/blog-entry-628.html」が今日最終日なので、神田に回った。パッケージデザイナーの作品は「3次元」なので結構面白い。
見本帖本店のすぐ近くに、博報堂旧本社屋がある。昭和5年(1930年)に完成しているようだ、設計はかの岡田信一郎氏。一見石造のように見えるが、「洗い出し」もしくは「擬石ビシャン」仕上げではないかと思う。この建物も解体をアピールしているのか、全体に外壁落下防止のネットが掛けられていて痛々しい。
それから、これも随分久しぶりに「南洋堂」に寄ってみた。いろいろ欲しい本があるが、ぐっと我慢して「東京人(模型特集で三軒茶屋の昔の玉電が走っている模型がやにリアル)http://www.toshishuppan.co.jp/tokyojin_shousai.php」と「住宅特集」だけ購入。「違犯の意味」(「建築文化」に載った、東京都庁舎のコンペの時の磯崎新氏の記事)の別刷りが無料だったのでいただいてきたが、なかなかの貴重品だと思うが。時間のあるときにblogに載せたいと思う。やはり、磯崎新氏の作品が採用されていれば、その後の「何でも超高層」といった風潮が少しは変っていたのではないか、と、思わず考えてしまう(磯崎新氏の作品は「意図的」に、コンペの規約に違犯(違反)したものだった)。


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