街のちいさな橋プロジェクト展

2015.03.28 MG-1

2015.03.28 MG-2

 

何か物を作るための材料も工法も時代と共に変わっていく。この展覧会は、小規模の橋を、アルミを使ったパーツを組み立てることで作る、と言うデザインを紹介したもの。橋と言うと土木的なイメージが強いが、プロダクツデザインの延長としての橋を見ることが出来る。

「日本の橋をデザインする展」の第1回目として開催されるものhttp://designcommittee.jp/2015/03/20150317.html

近現代の日本の橋はどのようなものなのか、と言った歴史的な概観展示と言ったものも是非企画して欲しい。土木学会ではきっとそのような研究もあるのだろうが、デザインから見た日本の橋梁史を、ビジュアルに紹介すると言った感じで。

日本の場合、特に東京では関東大震災の復興事業として、御茶ノ水の聖橋(地下鉄の名所)に代表される山田守http://inaxreport.info/no174/feature1.htmlや、数寄屋橋(現存せず)山口文象といった建築家が橋梁のデザインを行なっている。

国外では、フランスのミョー橋(デザイン:ノーマンフォスター)https://www.youtube.com/watch?v=MvN9CZc_Njs https://www.youtube.com/watch?v=PbQc5QgH4Ws – t=100やイギリスのミレニアムブリッジ(ロンドン)http://basilst.blog.so-net.ne.jp/2006-04-19が話題に(これもフォスターのデザイン)・・・。ニューカッスルにもミレニアムブリッジがあるが、これは船が通る時に橋が回転すると言うユニークなものhttp://www.hilife.or.jp/cities/?p=12。現代の日本の橋は、デザインがやや硬直している様な気もしないではない。良いデザインの橋がなかなかジャーナリズムに取り上げられないと言うこともあるのかもしれないが。

■会場:松屋銀座7階・デザインギャラリー1953

■会期:2015年3月25日(水)〜4月20日(月)
■開館時間:午前10時〜午後8時・最終日午後5時閉場

■入場無料

 

関連したイベント:MATECO連続セミナー第九回「構造とデザインと素材」

日時:2015年4月5日(日)午後4時開場 4時30分開演 8時終了予定

場所:にこぷら新地(川崎市高津区二子2-6-47)

申込・問い合わせ:100mateco@gmail.com

定員:先着50名

参加費:学生/無料 一般/1,000円(いずれもワンドリンクつき)


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