佐藤晃一

*[design]  俳グラや 佐藤晃一 掛軸展
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展覧会DM
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展覧会DM
「俳グラ」とは何かと思ったが、「俳句とグラフィックデザイン」のことのようだ。はじめて聞く言葉だが、なるほどまあそうか、と言った感じだ。「や」は、「古池や」の「や」、助詞??、この辺りは専門家に聞くしかない・・・。
それはそれとして、グラフィックデザイナーの掛軸は有りそうで無さそうで、まあ、掛け軸仕立てにしてしまえば良い、と言う乱暴な考えはないでもないが。
松屋銀座の「デザインギャラリー1953」での展覧会。日本デザインコミッティの主催で、必ず当番デザイナーがいてDMにコメントが載っている。今回は、永井一正氏の担当で、以下のような紹介文が付いている。

佐藤晃一ほど新しい掛軸に最適な作家はいないだろう。佐藤は伝統的な日本美を解体し、そのエッセンスを抽出し俳句とグラフィックデザインにより独自の粋と洒脱を極めた現代的な掛軸を創出して、新鮮なインテリア空間を演出した。四季を追うその美の装置は場所を選ばず私たちの室内に爽やかな涼風を吹き込んでくれる。
展覧会担当 永井一正

と言うことだが、佐藤晃一氏の作品はグラデーションを駆使する印象が強いが、実際のところはそう決まったものでもないようだ。佐藤晃一氏については、以前行われた、やはり松屋銀座での展覧会に寄せた言葉が印象的で、今でも毎年最後の授業の時に、学生さんに配るレジュメに必ず載せている文章があるので引用しておく(以前、載せたかもしれないが)。

20代の頃、私はデザインこそ新しい芸術だと信じていた。ビートルズのサウンドは額縁芸術の葬送行進曲であり、現実と虚構の間の壁に風穴を開けるデザインのカラクリこそ、心躍る芸術の解放だと考えていた。
   しかしキャリアを積むにしたがって考えが少しずつ変わってきた。芸術には本来目的がないのに、デザインにはいつも目的があった。プロとして目的を果たすことの的確さが最大の関心事となり、「デザインは芸術ではない」と言う立場にも強い共感を覚えるようになっていた。
 そして今、若い頃とはまた別な意味で、私はデザインの芸術性を大切にしたいと思うようになっている。なぜなら、例えば、野に咲く花の様子を見ても、花の美しさは虫たちを呼び寄せるという目的からずいぶんと逸脱しているように見えるからである。
佐藤晃一 The Energy of Asian Design 第532回デザインギャラリー展(銀座松屋)より

■会場:松屋銀座7階デザインギャラリー1953
■会期:2009年8月19日(水)− 2009年9月15日(火)
■時間:10:00〜20:00
■入場無料
*[days] 坂倉準三展 鎌倉近代美術館
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■忙中閑有、でもないが、久しぶりに少しblogを・・・。昨日、以前から計画していた「坂倉準三展」に出かけた。知人の知人が鵠沼に家を買ってリフォームをしたと言うことで、その見学も兼ねて4人で車で鵠沼から134号線を通って鎌倉へ。以前blogにも載せたがhttp://udf.blog2.fc2.com/blog-entry-641.html、今回の展覧会は汐留のパナソニックミュージアムとセットで観ないと、「坂倉準三」の全貌は分からないので、次は是非汐留へ!


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