妙壽寺客殿・庫裡

[建築]妙壽寺客殿・庫裡見学
妙壽寺1
「世田谷区指定有形文化財」指定記念誌より
世田谷文化財1
せたがやの文化財no21表紙
文化財2
せたがやの文化財no21記事(内部の障子の部分でガラスがはまっているのは、ガラスの耐力壁)
妙壽寺外観
客殿外観(妻側)・全体が見えないのは残念だが
妙壽寺客殿
客殿2階内部・一部にガラスの耐震壁が廊下側に設置されているが全く気がつかない。
妙壽寺庫裡
新庫裡の階段、手摺が綺麗。
世田谷区の烏山寺町は、大正12年の関東大震災で罹災した下町のお寺が移転して形成された寺町、と言うことになる。当時は北多摩郡千歳村大字烏山という地名だったようだ。千歳周辺は50年ほど前でも竹藪や桑畑のある「農村」といった印象の残る場所だったから、そのころは本当に「武蔵野」の雑木林の真っただ中と言うことになる。
妙壽寺自体は寛永8年谷中清水町に創建され、寛永寺の建設に伴い深川猿江に移り、震災に遭遇し昭和4年に世田谷烏山に移り現在に至ると言う、歴史のあるお寺のようだ。
今回見学させていただいたものは、その中の客殿と庫裡。客殿は平成20年に世田谷区の有形文化財に指定されている。建物は現在のロシア大使館のある、麻布狸穴にあった旧肥前国蓮池藩鍋島家の住宅として建てられたものを、昭和2年に妙壽寺が譲り受け、土地はソ連大使館に売却している。
「明治中期以降の華族や上流階級の生活様式がうかがえます。今日このような明治期の遺構は都内では少なくなり貴重な建物です。」と「せたがやの文化財no21」には記されている。
住職の話によると、鍋島家住宅の移築に当たっては、内田祥三氏が大きな役割を持っていたようで、その縁もあり今回の新庫裡は内田祥哉氏が設計を行っている。
客殿にはガラスの耐震壁なども設置されていて、文化財として存続させるためにいろいろな苦労が有ったようだ。施工は。客殿、新庫裡とも、内田祥哉氏の指名で、住宅建築で数多くの実績を持つ「広・佐藤工務店」が行っている。
妙壽寺客殿は「通常非公開」。
[design]諸熊仁志展 アートな日常
MITATE1
DM表
アートな日常2
DM裏
[design]岩清水久生展 波紋
波紋1
DM表
波紋2
DM裏
ともに、麻布のギャラリーMITATEでの展覧会。諸熊仁志http://www.gaden.jp/artists/040111/040111.htmの「アートな日常」展は明日で会期が終わってしまう。「機能を持ったアート」と言う、定義からすればdesignに属する作品だと思うが、あえて「アート」というアプローチと言うことだと思う。
岩清水久生http://analoguelife.com/html/products/tetsu/T_prod.htmlは、「鉄」の作家のようだが、工芸家と言うのだろうか(まあ、いろいろ定義してもあまり意味のないようなものだが、場合によっては「定義」することで何かが見えてくることもあるかもしれない)。鋳鉄の器なのかもしれない、まずは見ることから。
■会場:ギャラリーMITATEhttp://www.mitate.com/
アートな日常
■会期: 2009年10月13日(火)− 2009年10月20日(火)
■時間:11:00〜17:00(最終日なので)
■入場無料
波紋
■会期: 2009年10月13日(火)− 2009年10月18日(日)
■時間:11:00〜19:00(初日は13:00から、最終日は17:00まで)
■入場無料
[days] クマと建物
クマバッジ
バッジは5個
cafemarble
ポストカードと4種類のショップカードが同封されていた
クマ
須田頒布http://udf.blog2.fc2.com/blog-entry-660.htmlのポーチ(ペンケースとして使用中)にクマを付ける
■注文しておいた、京都のcafé marblehttp://udf.blog2.fc2.com/blog-entry-644.html)のピンバッジが届いた。黒いクマが黒いジャケットや黒いバッグ類になかなか似合いそうなのと、白い建物のピンバッジを新しく立ち上げたグループのバッジにどうかなあ、と思って、ちょっとまとめて購入。
■先日、マルホンhttp://www.mokuzai.com/)のセミナーに参加、なかなか勉強になった。一昨日は、烏山寺町の見学の帰りに、銀座の伊東屋に寄った後、隈研吾氏の後援会に出かけてみたが、相変わらず飛ぶ鳥を落とす勢いと言うか盛況だった、印象はまた時間のある時にでも。会場が村野藤吾氏の読売ホールでそれが一つのキーワードになったりして、流石!明日は吉村順三氏の設計した園田邸でピアノのコンサートと内田青蔵氏のレクチャーと言う、面白い組み合わせのイベントに行ってみる予定、そう言えば妙壽寺には吉村順三氏の高樹町の家から移築した茶室が有った。
[画像連載] 和蘭近代住宅-10
和蘭
21-22頁 設計:ハンラト(ヒルヴェルシュム)
今日も写真は2頁分のみ。解説もなし!


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