華麗なる伊万里、雅の京焼
[design]伊万里、京焼展
東京国立博物館表慶館での展覧会。
■会場:表慶館
■会期:2005年10月4日(火)〜12月4日(日)
■開館時間:9:30〜17:00 (毎週金曜日は20:00まで開館。入館は閉館の30分前まで)
展示内容については以下のような構成になっているようだ。
I.華麗なる伊万里
I-1.磁器誕生 −初期伊万里
I-2.磁器に彩りを −伊万里・古九谷様式
I-3.世界へI −伊万里・柿右衛門様式
I-4.世界へII、そして国内へ −金襴手
I-5.極められた洗練 −鍋島
II.雅の京焼
II-1.形と意匠 −仁清
II-2.絵を焼物に −乾山
II-3.雅の造形 −古清水
II-4.江戸後期の名工達 −頴川・木米・道八・保全
それぞれのテーマが大変興味あるものだが、ひとつひとつ説明をすることは出来ないので、時間のある時にでも少しずつ勉強したいものだが・・・。
日本の文化、特に視覚芸術の分野では、とかくぎりぎりまで装飾的な要素を排除した、いわば「ZENスタイル」が日本文化そのものであるかのごとく喧伝されがちだが、実際のところはそれと対置される装飾豊かな、絢爛たる文化も日本人は好んできたと言う経緯がある。
桂離宮や茶室、焼き物で言えば「楽茶碗」や「井戸茶碗(唐物のうち高麗、と言う事になるのだろうが、好んだのは日本の数寄者と言うことで)」に代表されるような、装飾を排除した(実際にはその中にも豊かな装飾は含まれている場合もあるのだろうが)デザインは、モダンデザインに通じるものとして近代・現代ではもてはやされているが、それはある意味、近代化された生産様式にふさわしい「スタイル」として、生産する側の都合に過ぎないと言えなくもない(まあ、個人的には「装飾を排した」シンプルなスタイルも、琳派のような華麗で装飾的なスタイルも好きなわけだが)。
そんなわけで今回の表慶館での展覧会は、日本人の持っている「華麗で、雅な」趣向の焼き物をたっぷり楽しめそうな感じがする。
展覧会案内⇒ http://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=A01&processId=02&event_id=2118
「古伊万里探求」⇒http://www.net-jp.com/nut/koimari/index.shtml
京焼他⇒http://www.sala.or.jp/~matu/matu23.htm
(新宿駅で見送る)
[Days]成田エクスプレス
■息子が午後の便で飛び立った。急な帰国でバタバタしたが、パソコンの購入・セッティング等々一仕事してもらったので、いろいろ懸案事項が片付いてよかった。
あいにくの雨だったが、新宿から「成田エクスプレス」で空港へ。この電車の窓ガラスは外から内部を見ることがほとんど出来ないほど「黒い」。何故だろうか?折角旅に出ると言うのに、見送りにも不便だしなんとなく明るい雰囲気ではない。中からも外からもスカッと見たいものだ。なんとなく、成田空港の楽しくない暗い雰囲気を引きずっているのではないか・・・。
【PTT-B】何人か進捗などが心配な学生さんがいるが、まだ時間的には何とかなる。油断は大敵だが。
■夜遅くインテリアコーディネートの学校に通っている知人が、課題のための資料を借りに見えた。雑誌を沢山抱えて帰ったが間に合うのだろうか?
「建築寫眞類聚」第七期第十六輯【カフェー外觀集・巻一】:掲載第五回⇒http://udf.jugem.cc/?day=20051017
About this entry
You’re currently reading “華麗なる伊万里、雅の京焼,” an entry on udf weblog
- Published:
- 10.17.05 / 10pm
- Category:
- design
- Tags:
No comments
Jump to comment form | comments rss [?] | trackback uri [?]