早川良雄展

[design]早川良夫展―”顔”と”形状”―2010
早川1
展覧会のチラシ
早川2
展覧会のチラシ
早川新聞記事
早川良雄・田中一光展に関する朝日新聞の記事。
田中一光展⇒http://udf.blog2.fc2.com/blog-entry-682.html
早川良雄氏の展覧会http://www.art-inn.jp/tenrankai/002308.html国立近代美術館で開催されているが、2階の「ギャラリー4」と言う余り大きくは無いスペースで行われている。このスペースは以前、青木淳氏の展覧会が行われたスペースで、常設展示と一緒に見ることができる(少なくとも今回はそうだった、青木淳氏の時は・・・、忘れた!)。時間があれば常設展もゆっくり見たいところ。今回はあまり時間が無かったので、常設展はゆっくり見ることはできなかったが、藤島武二氏の「麻姑献壽」と言う絵の解説を読んだ。痒いところに手が届かない時に「孫の手」を使うが、語源は孫がその手で掻いてくれるので「孫の手」、あるいは孫の手のように小さいからぐらいに思っていたが、本当はこの「麻姑」からきているとは知らなかった、もしかしたら「常識」なのかもしれないが・・・。
ところで1月27日の朝日新聞に、「グラフィックの本流探る」という記事が載っていた。「早川良雄・田中一光 東京で同時に展覧会」と言う見出しも付いていた。永井一正氏と横尾忠則氏の対談のコメントも付いているが、同じ記事に松永真氏のコメントも載っているので引用しておく。

永井が「王道」と評した田中の仕事を松永は「正道」と表現する。「きれいでポピュラリティーがあり、デザインの役割を果たしながらも言い訳がましくない」。他方、早川の仕事には「デザイナーのへたな理屈を鼻で笑うような感覚の解放がある」という。

東の亀倉、西の早川」と評されるデザイナーだとは知らなかったが、柔らかな色使いなど魅力のある作品を数多く世に送り出している。早川良雄氏も田中一光氏も、もう少し大規模に作品展が行われても良いと思うのだが。
早川良雄氏については以前何回かblogに書いている。
http://udf.blog2.fc2.com/blog-entry-336.html
http://udf.blog2.fc2.com/blog-entry-32.html
http://d.hatena.ne.jp/udf/20040903

■会場:国立近代美術館(http://www.momat.go.jp/index.html
■会期: 2010年1月2日(土)− 2010年2月14日(日)
■時間:10:00〜17:00 月曜日休館
■入場料:一般420円、大学生130円
近代美術館
竹橋の国立近代美術館(谷口吉郎氏設計)、谷口吉生氏デザインのcafeのテラス席はとても気持ち良いが今回は先を急ぐので、「飲まず食わず!」
藤島武二
藤島武二氏の「麻姑献壽」
[days] 竹橋〜神田
パレスサイド
パレスサイドビルはいつまでも魅力的な姿だ(設計:林昌二氏)
博報堂9月
昨年9月の博報堂旧本社の姿
博報堂解体
解体用の防音パネルに囲われた現在の姿(まだ後ろの方を壊している状態のようだ)。
■先日、JIAの見学会の下打ち合わせのために、講師の先生と江東区役所で打ち合わせた帰りに、久しぶりに竹橋の近代美術館に寄って「早川良雄展」を見た。その足で神田にある「見本帖本店」で開催中の「クリエーター100人からの年賀状展vol.5http://udf.blog2.fc2.com/blog-entry-686.htmlを見たが、意外と「おとなしい」作品が多かった。中には建築家の年賀状もあったが、昨年の方が良かった感じがしないでもない。
以前、「見本帖本店」に来た時に見た博報堂旧本社の建物http://udf.blog2.fc2.com/blog-entry-631.htmlが解体中だった。いろいろな団体から保存の要望書が出ていたと思うが、いとも簡単に解体してしまうものだ。博報堂と言えば電通と並ぶ広告界の巨大会社だが、文化には一向興味は無いようで、少なくともデザインを扱う企業としては情けないように思う。
[画像連載] 建築家の家江口義雄氏邸(内観) 
江口氏邸内部1
江口義雄氏邸内部:左は玄関、右は玄関から階段を見たところ
江口氏邸内部2
玄関には、簡単な接客が出来る仕掛けがある、こんなコーナーがあると良いかも。
江口邸内部3
外観を特徴づける丸窓は、この書斎の窓であった。
江口邸内部4
書斎:照明器具が個性的、好き嫌いは別にして。
今回は内部の写真を載せることに。


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