彩色立面図に見る日本の近代建築 展
[建築]彩色立面図に見る日本の近代建築 展
展覧会チラシ(?):サイトからの画像なので解像度が低いので、展覧会でチラシを入手したら画像を入れ替えたい・・・。
旧横浜銀行集会所
旧第一銀行神戸支店
旧福島波蔵邸
解像度が低すぎて作者の岡義男氏にしかられそうだが・・・。
工藤省三氏の作品。上は下田市の伊豆石造り倉庫(旧南豆製氷)、下は伊豆の白浜、昔は海岸でキャンプが出来て人も少なかったが、今は状況がずいぶん違うようだ。
近代建築の一つの魅力は、「図面」に有るかもしれない。特に手書きで彩色された図面は見ていて楽しい。今回の展覧会は新しく書かれた図面も多いようだが、新しく書かれたものであっても、「近代建築」が対象になっていること自体で十分鑑賞に堪えるようだ。横浜に行くと彩色された近代建築の絵葉書を見かけることが多いが、そちらの方はイラストレーターの「島口暉生」氏http://www.pictor.jp/kohga/shimagti/text.htmlのものが多いようだ。
以前伊豆下田に行った時には、工藤省三氏(Design DO)http://www.izu-tenbo.com/tabigokoro/09の絵葉書を見たがそれも良かった。工藤氏は建築家のようだが、伊豆の建築だけではなく風景画も描いている。
ところで、展覧会の方だが、前期と後期に分かれていて、前記は神奈川県の建物、後期は銀行建築と言うことで構成されている。展覧会のタイトルには続きがあって「−銀行・オフィスビルから邸宅まで−」と幅広く取り上げられている。図面だけでなく写真も展示されているようなので、「彩色立面図」と「実際のファサード」が見られるようになっているものもあるのだろう、中には実際の建物も見ることが出来るわけで、一日かけて展覧会と街歩きをするのも良いかもしれない。
■会場:神奈川県立歴史博物館(http://ch.kanagawa-museum.jp/)
■会期:前期2010年2月20日(土)−3月28日(日)【神奈川県編】
■会期:後期2010年4月3日(土)−5月9日(日)【銀行建築編】
■時間:9:30−17:00(金曜日は20:00まで・入館はそれぞれ閉館の30分前まで)
■入場料:大人800円
[days] JIAアーバントリップ
■ コーセー王子研修センター
いかにも「アーバントリップ」的なイメージと言うか・・・:お稲荷さんと現代建築
エントランス側外観:低層部は研修関係室、上は宿泊施設。プロフィリットガラスが特徴的だが、その後ろは廊下になっている。
宿泊部分廊下:外部側はプロフィリットガラスで幻想的な空間になっている。
非常用進入口:全体的に外観はかなりシャープに出来ている。ガラスの間には断熱材が充てんされているが明るさにはほとんど影響していない。
宿泊部分は中庭に面している。単窓は良いとして、引戸にする必要性があったのか?そのために腰壁が50mmフケテいる。
■川本製作所・東京ビル
道路側に壁は無く極めて夜景のきれいなビル。
ファサードは、鉛直力を受ける「ビルトH」の格子で構成されており、ガラスはこの格子から支持されている。
駅側の妻壁はプロフィリットガラスの後(内部)にブレースが設置されている。
妻側にブレース:オフィス部分の奥行きは5.9mで柱は無い。
スラブはGRCのハーフPCでジョイント部分に照明が組み込まれている、床は浮き床で空調のサプライの一部に使われている。リターンは収納壁の幅木部分になっている。構造・設備にいろいろ工夫がみられる。「CASBEE新築」で評価「A」とのこと。
ボトムアップブラインド:この方式は魅力的で住宅規模では見たことがあるが(使おうと思ったが結構コストがかる:ハンターダグラスのものを検討したことがあるが・・・)、オフィスのものを見たのは初めて。
■先日、JIAのアーバントリップ実行委員会http://www.jia-kanto.org/members/organization/urban/の企画で、「渾然とした都市に展開する、様々な手法による最新建築環境」と言う見学会に参加した。王子に有る「コーセー王子研修センター」と新大塚に有る「川本製作所・東京ビル」の見学で、途中に1時間半ほど時間が空くので、飛鳥山公園の渋沢資料館に寄ってみたが、内部は見ることが出来なかった。見学した建物はともに日建設計の作品で、日建設計としては余り大きくない作品かもしれない。コーセーの研修センターの設計担当は若い女性だったが、それにしてもDETAILの詰めの甘さが気になった。川本製作所は全体のデザイン・構造・DETAILともに良く出来ているように思えた。こちらも担当は若者だったが、印象としてはチーフデザイナーの係わり方によるところも大きいかもしれない。
■今日は初めてPEUGEOTを動かしてみた。走りはGOLFよりもカローラに近い感じ(とりあえずブレーキの効き方の話だが)、近いうちに高速に乗ってみてどんな感じか試してみたい。もちろん安全運転で!
飛鳥山のモノレール:すごく短い距離だが、チョット面白い・無料
PEUGEOT207Style 少し慣らし運転・・・。
*[画像連載] 建築家の家 佐藤武夫氏邸内部
応接室
応接室の「床の間」!
ベランダから居間を見る、奥が食堂。
今日は内部の写真。昨日の平面図を見ると、すでに「コピー室」があるのにびっくりした。
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- Published:
- 3.6.10 / 8pm
- Category:
- 建築
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