竹原義二展 素の建築

[建築]竹原義二展
間1
「素の建築」展チラシ:表
間2
「素の建築」展チラシ:裏(両方表?)
久しぶりに乃木坂の「ギャラリー間」での展覧会の案内。竹原義二http://atoruk.com/muu/index_3.htmと言えば関西の代表的住宅作家、と言ってよいだろうか、「美建」を経て1978年に「無有建築工房」を設立している。
やはり東京から見ていると関西の建築家はどこか個性がある、と言うか、石井修氏の「美建」が特徴的なのかもしれない。それも「目神山」と言う地域に立つ住宅が特徴的だったようにも思える。その地形に溶け込む建築が印象的な作品群で1986年の建築学会賞を受賞している⇒http://biken-tomo.com/osamuhomepage/ishiprof.html 
今回は石井修氏の展覧会では無くて、竹原義二氏の「素の建築Just as it is」の展覧会。そのチラシに有る竹原氏のコメントの一部を引用しておく。

その時代、そこに有る素材、そこにある技術を継ぎ接ぎながら肉薄してつくられてきた古建築は、不揃いであることや粗さを許容し、剥き出しの姿の中に建築の生き様を今に見せる。均質にする技術、綺麗に磨く技術を追い求めるあまり見失われていく構造美や素材美を、現代の手仕事によって見出し、素の生き様を見せるとき、二次元の紙の上には完結することのない、場の力が再現される。

ちょっと力が入り過ぎて分かりにくいような気もするが、このコメントに関西のある位置を占める住宅作家の心意気のようなものがにじんでいるようにも思える。「むかし」の村野藤吾氏と吉田五十八氏に見られるような関西と関東の微妙な文化の違いのようなものが、まだ残っているように思えないこともない。
■会場:ギャラリー間(乃木坂)http://www.toto.co.jp/gallerma/
■会期:2010年4月14日(水)−6月19日(土)
■時間:11:00−18:00(金曜日のみ19:00まで)
■入場無料(日・月・祝日は休館)
[days] 天板
天板1
テール天板、立てかけてあるところ。長さ≒2050mm、幅最大≒700mm、厚さ60mm、重量?(凄く重い!)
天板研摩
かなり汚れも傷みもひどいので、ジスクサンダーでまずは本来の木肌を取り戻す作業。一日サンダーかけてると、携帯電話を握ると携帯が振動しているのかと思えるほど手が痺れてる。
模型1
重量が有るので、倒れたら大変、脚には気を使う。こんな感じの脚をデザイン、組み立てたところでもう一度転倒しないかチェックする予定。
模型2
脚は床に合わせて焦茶色にする予定。
■casbeeの仕事がなんとなく一段落し、リフォームの1軒が工事発注まで来たところで、昨日からずっと止まっていたテーブルの作成に入ったが、一日中ジスクサンダーや鋸で仕事をしていたら、体中に疲れが溜まった感じで、体力の衰えを痛感。今日も午前中は曇りだったので作業の続き、テーブルの脚の形を検討した案で(位置は若干修正)決めて、固定用の「長ネジ(M6・長さ100mm)」の位置にドリルで穴をあけるところまで進めた。とにかく材料は有るもので、と言うか、天板に使いたい板が有ったので以前リフォームをした「o-house」のテーブルを作ることにしたわけだが、脚はアガチスとヒバ。なんでアガチスとヒバなのかと言うと何も理由は無くて、先にヒバを加工したら、材料が足りず、残りはアガチスで作ることになった。計画的でないと言えばそうなのだが、材料がほこりまみれで同じ樹種かと思って作業を始めたところ、独特の香りと黄色がかった木肌の色でヒバと気が付いた、他に杉もあったが幅が少し違うので残ったのがアガチス。ヒバは個性的だがアガチスには余りそう言った材料としての押しの強さは無いように思える。上手く出来るか、とにかく天板が60个慮気任なり重い、広葉樹なのだが樹種が分からない、色や木肌からするとケヤキでないことは間違いないようだが・・・。
[days-2] 
傘
早速記念撮影、オランダ製で形が個性的
■今日、極々々近しい知人の一家からプレゼントが届いた。携帯用の雨傘で形が個性的な「SENZ Umbrellashttp://webdb.scope.ne.jp/senz/mini/(実験ムービーが楽しい)、ちょうど携帯用の傘が壊れてしまっていたところなので、極めてタイミングの良いプレゼント!なくさないように大事に使わないと。
 
[画像連載] 建築家の家 今井兼次氏邸
今井1
配置1階平面図、何とも素朴な図面で出版された頃のおおらかさがにじみ出ていて、良い!
今井2
2階平面図
今井3
外観、下北沢と言うことだが、どの辺りにあったのだろう?
今井3-1
玄関と言うことだが、写真のせいか扉の高さがかなり低いように見える・・・。
今4
寝室(余り住宅は得意ではないのだろうか)
今5
応接室(2階の写真が無いのは残念!)
今日は久しぶりに、「建築家の家」を掲載。今井兼次氏の自邸、以前一度紹介したことが有るが、「建築家の家」を順番に掲載しているので、まあ、「再掲」と言うことになるが。
http://udf.blog2.fc2.com/blog-entry-230.html 
http://udf.blog2.fc2.com/blog-entry-231.html 
なんとなく、と言うか、完全にダブっているが・・・。昔の方が丁寧にblogを書いていたような・・・。


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