大沢昌助と父三之助展
[建築]大沢昌助と父三之助展
展覧会チラシ(表)
展覧会チラシ(裏)
サブタイトルは「芸術家の家・絵画と建築」と言うことで、大沢昌助と三之助の作品の展覧会。大沢三之助と言う建築家を、不勉強にして知らなかったが、辰野金吾の教え子で東京芸術大学建築学科を立ち上げた人物と言うことである。明治の日本が西欧から実学としての建築を導入した(かどうかは?)なかで、「大沢は芸術家と呼ばれる建築家が出てくる時代の先駆けでした。(近代の建築家長谷部鋭吉の世界)」
チョット調べてみると(調べなくても分かっている人は沢山いるようだが、まあ、一般的にはこのあたりの話になると調べてみないと分からない。インターネットがあるので「調べごと」は抜群に楽になっている、ネットが無ければおそらく、分からないままに過ぎて行くことが多いと思う、もっとも、知らなくても困らないことは多いが)、大沢三之助の流れは確かに芸術家の流れの中にある。三之助の子、大沢昌助は画家でその弟、大沢三郎(敬称を略させていただく)は前川國男事務所の重鎮で、都美術館の完成見学会が建築学会の主催で行われた時、案内をしていただいたのが三郎氏であったと思う。三之助の孫、大沢匠氏(http://www.carinavi.org/ja/career/165/article.jsp?page=1&crewid=) 、悟郎氏(http://www.tosaa.co.jp/index.html)ともに(悟郎氏とは面識もあるので、敬称を)建築家である。
三之助は日建設計の前身である住友本店臨時建築部にも影響を持っていた建築家のようである。日建設計の沿革を見ると、「長谷部鋭吉、竹腰健造両氏が住友合資会社の援助をもとに独立して、長谷部・竹腰建築事務所を創立。」とあるが、その長谷部鋭吉に大きな影響を与えたのが、大沢三之助と言うことのようだ(近代の建築家 長谷部鋭吉の世界 http://www.uma.vc/hasebe/hyoden/chap3/chap3.html)。こうしてみると、建築の世界と言うのは見ようによっては随分と「狭い世界」なのかもしれない。
この展覧会は観てみたいと思っていたが、先日、JIAの住宅再生部会の近しい知人から招待券もいただいたので、是非とも観に行きたいと思っている。
■会場:練馬区立美術館http://www.city.nerima.tokyo.jp/manabu/bunka/museum/index.html
■開催日:2010 年10月31日(日)〜12月23日(木・祝)
■時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで) 月曜日休館
■入場料:一般500円
[days] swiss design award
SPIRALでの展示(一部)
■今日は天気が良いので、自転車でspiral(http://www.google.co.jp/url?q=http://www.spiral.co.jp/&sa=U&ei=01fyTLjeKoz5cZbK4MAK&ved=0CBIQFjAA&usg=AFQjCNHEGsvNll_LbRxovdFboYYn-7Gqxw)のswiss design award(最終日)を見に出かけた。11時に出発、世田谷公園でミニSLと残り少ない紅葉を見て、代官山経由で渋谷を通らず金王坂から六本木通りに出て、青学の横から青山通りに、そこまで来ればSPIRALはすぐそこ。
途中、山手通りを通ったが、石井和紘氏の作品「田辺エージェンシー本社」に「建築のお知らせ」看板が掲出されていた。もともと計画道路にかかっている部分を含めて、鉄骨で建てていると言うことはいずれ解体という想定だったのだろうが、新しい建物の設計がゼネコン設計部だったのにはチョット驚いた、石井さんがやるべきだと思うが・・・「石和和紘のページhttp://uratti.web.fc2.com/architecture/isii/isii2.htm」
田辺エージェンシーの建物を探していて偶然、面白いと言うか、見ていて哀しくなるサイトを見つけた⇒「取り壊された建築のページ(まだ残っている建築もある)http://uratti.web.fc2.com/architecture/torikowasi/torikowasi1.htm」
swiss design award展はオリジナルの展覧会よりもかなり縮小されているように見受けられ、チョット淋しい感じだった。
いつものようにスパイラル・マーケットに寄っていろいろ眺めて、いつものように小物を購入。今日はクリスマスも近いので、蝋燭の上昇気流で回るスウェーデン製(デザインはスウェーデンだが製作は不明)雪だるまのカルーセルhttp://plutoprodukter.se/produkter/?c=Jul。雪だるまのものは現品のみだったが、なかなか良いので購入した。帰りはキャットストリートまで下りて、明治通り玉川通り経由で帰宅したが、渋谷付近は高低差が激しく自転車だと結構きつい。
※サイクリングなどの写真は明日にでも追加する予定。
■写真追加
近所のバイク屋さんに並んでいるプジョーのバイク
チョット世田谷公園に寄り道、紅葉も終わりかけている・・・
子供たちに人気のミニSL
近くには本物のSL、D51が保存されている
三宿の自衛隊前の銀杏並木もなかなか綺麗だ
山手通り沿いの田辺エージェンシー本社、石井和紘氏の作品だが取り壊しが始まるようだ
路地のファサードもしっかりデザインされている、隣地が更地の時は「ブリッジ」のかたちが綺麗に見えていたが
目黒川の桜の紅葉も終わりに近い
代官山を過ぎてJRの線路にかかる橋から、六本木通りにある住友不動産のオフィス+マンションが見える、結構きれいな建物だ(六本木通りには金王坂を登らなければならない)
SPIRALに到着、
帰りは青山通りを渡ってキャットストリート経由で・・・、途中の紅葉、幹に絡むまっ赤な蔓系の葉が綺麗だ(写真では良く見えないが)
同じく神宮前あたりの紅葉
※つづきは帰宅してからに(以下の写真12月2日追加)
キャットストリートにある店舗、角地にある建物だが「トクサ」が綺麗に植えられている
妹島和世氏設計の元hhstyle.com、今や子供たちの集まるキティランドに(表参道の店舗改築のための仮設店舗)
帰りは、渋谷からR246に入り、上通りの交差点から大橋を回るコース。元日産生命のビルは建てなおされて住友不動産系のビルになっているようだ、どことなく上記六本木通りの住友の建物に雰囲気が似ているが、どうも足元のデザインが冷たい感じがするが・・・。昔、玉電が路面を走っていた頃、大橋の坂で時々滑って登れないことがあったが、むかしむかしの話になった
元玉電の操車場があった大橋のジャンクション、良いのか悪いのか、とにかく巨大(目黒川の対岸から)
蝋燭の上昇気流で回る「雪だるま」、ファンヒーターを炊くと対流でゆっくり回るので、蝋燭を点けなくても楽しめる
そろそろスノーマンの季節
※いろいろコメントをいただいているようですが、それに就いてはまた後日対応させていただきます。
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- Published:
- 11.28.10 / 11pm
- Category:
- 建築
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