籾山艦船模型製作所の世界展

*[design]籾山艦船模型製作所の世界展

 

 

時々信じられないくらい精巧な模型を目にすることがある。とりわけ艦船模型は「どうやって造るのだろう」と思うものがある。この展覧会もそういう模型が見られるものと思われる。そもそも戦前の艦船には、今では感じることのできないある種の感動がある。それは商船、軍用艦の違いを超えて存在している。

個人的な話になるが、もともと模型が好きだったので、余計そう感じるのかもしれない。昔小学生のころ、夏休みの宿題に竪穴式住居模型を提出したが、それは父が全部作ってしまった。まあ、それは別として小学生高学年になると、船の模型を作って自転車に乗って二子玉川に浮かべにいたことがある。それから木製のポケット戦艦「ビスマルク」http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%AF%E7%B4%9A%E6%88%A6%E8%89%A6を作ったことがあるが、長さが70cmぐらいある大きなもので、砲身は「ニューム管」(模型を見るのと本当の戦争は全く別物、戦争は科学技術を飛躍的に発展させるが、それが人類にとって必ずしも良いことにはならないhttp://www.youtube.com/watch?v=RFXuO4-NsZE)、ほかに飛行機の模型やNゲージのキットなどいろいろ作り、とうとう息子の夏休みの宿題の帆船模型をほとんど作ってしまったこともある。そして今では短大で模型の作り方の授業を受け持っている・・・。

話がずいぶんそれてしまったが、今回の展示模型は商船模型に限らるようだ、軍用艦の模型も格好良いが、当時軍用艦の模型がどのように作られ保管されていたのかは、残念ながら知識はない、おそらく最高の軍事機密であったと思われるので、敗戦時にすべて破棄されてしまったのかもしれない(もったいないようにも思えるが)。チラシを見るとかなり素材的にも忠実に再現されているようだが、細かな部品を含めてどのように作られているのか、とても興味がある。おそらくマスト等も木材から削りだしてニスなどを塗っているのだろうと思うが、金属部品をどう作っているのか・・・、真鍮を削りだしたり、鋳物で作ったりしているのではないだろうか。

ちょうど、1月14日には「脱原発世界会議」に伴う、横浜デモがあるので、14日は日本郵船歴史博物館⇒脱原発デモ⇒パシフィコ横浜・脱原発世界会議⇒元町買い物で、一日横浜ツアー、楽しい一日になりそうだ!まあ、そうなるかどうかは未定だが。

■会場:日本郵船歴史博物館  http://www.nyk.com/rekishi/

■会期:2011 年12月3日(土)~2012年4月1日(日) 月曜日休館

■時間: 10:00~17:00 (最終入館16:30)

■入場料:一般400円

*[原発+再生可能エネルギー] 脱原発世界会議

 

全原発廃炉実現に向けての道は厳しく長いものになることは間違いないだろう、「核」で利益を上げる者が大きな力を持ち続ける限り、その道は長く険しい。でも、子供や孫たちその先の世代の人々のためにも、二度と原発事故を起こしてはならないわけで、そのための一番確実な方法は、全原発の廃炉と言うことになるのだろう。今日現在、日本の商業原子炉54基のうち稼働しているのは7基にすぎない、それでも際立った電力不足が発生しているわけではない。今後、コジェネなどの家庭用発電や、太陽光や地熱発電などの再生可能エネルギー、ハイドロメタノールなどの日本自前での天然ガス系燃料の採掘などで、原発なしの社会は間違いなく可能だが、問題は時の政権政党がそれに向かって進むかどうかで、その実現性は左右されてしまいかねない。現在の民主党の中枢はほとんど期待できないようなので、本当に国民の将来を考える政権が必要なのだが・・・。

脱原発世界会議の実行委員会は次の6つの組織、

ピースボート  http://www.peaceboat.org/index_j.shtml

環境エネルギー政策研究所  http://www.isep.or.jp/

FOE Japan   http://www.foejapan.org/

グリーンアクション  http://www.greenaction-japan.org/

グリーンピース・ジャパン  http://www.greenpeace.org/japan/ja/

原子力資料情報室  http://cnic.jp/

それぞれの組織をどう見るかは、個々人の判断で決めることになる。「家政婦のミタ」流に言えば、「それは、みなさんがきめることです!」

脱原発世界会議は2011年1月14,15日にみなと未来のパシフィコ横浜で行われるので、ホームページhttp://npfree.jp/参照のうえ参加されるかどうかは「みなさんがきめること!」。

ちなみに「脱原発世界会議がめざすもの」は、1:世界へのメッセージ⇒福島から学び、世界中の経験を交流させながら、原子力からの脱却を発信します。 2:行動の提言⇒世界の叡智を結集させ、日本や各国がとることのできる行動計画を作り、提言します。 3:できること発見⇒くらしの中で生かせる実践例にあふれ、新しいアイデアやプロジェクトが生まれる場をつくります。

 

*[原発+再生可能エネルギー] 書籍 デモいこ!

   

TwitNoNukes編著、デモに言ったことがない人、デモが「趣味」のような人、いろいろな人がデモに行くにはどうするの?という疑問にこたえるために出版された、デモの極意書http://www.pot.co.jp/matsukuro/20111209_222250493926294.html。著者グループには主に20~30代の女性を中心にしたアーティスト集団SAYONARA ATOMhttp://www.sayonara-atom.com/project/blog/が加わっているので、「見て楽しい、読んで役立つ」HOW TO 本です。読みやすく分かりやすいのと、イラストが楽しいのとで、デモには行けないかな、と言う人にもお薦めです。昨日のツイッターデモで先行販売(おまけシールつき:おまけに弱いというところもあるので・・・)していたので購入。その中から一部抜粋(まだ途中までしか読んでいないので読んだところまでで)。

「そんなことをしても世の中変わらない」と言う人たちがいます。違います。「そんなことをしても世の中変わらない」という人たちが多いから世の中は変わらないのです。

まったくその通りで、世の中にはそのような人がとても多いのは事実です。「原発推進派が強いのは、マジョリティの賛成を得ているからではなく、マジョリティの無関心を得ているからです。これほど強力な味方はいない。」ということもあるようです。昔、安保条約の改定の時、時の総理大臣岸信介氏は、後楽園球場で巨人戦に集まる人たちの例を上げ、「声なき声」は安保条約を支持していると言い放ったことがありますが、権力者はいつも同じ手口を使うので要注意です。

「いざデモに参加してみれば、ここにはもうひとつの世界が広がっていることが実感できるはずです。車道から見る街は普段と違って見える。車道から見る人々の顔も違って見える」

一度ゆっくり車道から、表参道の建築群やケヤキ並木を眺めてみたいと思っていたが、ツイッターデモなどで実現しました、もちろんそれが目的ではないけれども、付随的にいろいろ勉強にもなります。それに歩道からデモを眺めている人たちには、いろいろな人がいることも知ることができます。迷惑そうに見ている人もいれば、熱心に携帯で写真を写している高校生らしき若者、手を振る子供連れのお母さんや中高年の女性(男性は「世間体」が気になるのか手を振る人はほとんどいない)とかいろいろです。

*[days] ツイッターデモ+世田谷区民会館シンポジウム

  

  

■先月に続き渋谷のツイッターデモhttp://twitnonukes.blogspot.com/に参加。幸い今回も天候に恵まれ厳しい冷え込みと言うわりには、ポカポカと暖かくコートを着ていると汗ばむくらい。今回は代々木公園からのスタートで、公園通りから丸井の前に出て西武の間を通り東急本店通りから渋谷のスクランブル交差点へ、その後は宮益坂、青山通り、表参道交差点から明治通りを横切り原宿駅近くを通り代々木公園に戻る1時間40分ほどのコース。今回は神宮前までの参加、その後、前の職場の忘年会に滑り込む。

■夕方から世田谷区民会館で開かれている「公共建築のこれから~とことん使う知恵~」を聞きに行く。パネラーのプレゼンテーションは後半から聞くことになったが、保坂展人区長ほか、建築家などのパネラーの討論は聞くことができた。デモの途中で見た国連大学前広場の縁日は、「世田谷ものつくり学校http://www.r-school.net/」の有志が始めたイベントとの説明があり、保坂区長も「エコプロダクツ2011 http://eco-pro.com/eco2011/」を見に行く途中で見て、何をしているのかと思ったとのこと。アイデアさえ良ければ今でも若者が参加するイベントはいろいろあるようだ。シンポジュウムの主なテーマは、リニューアルの可能性と言った感じで、たとえば学校の改築は予算的にも全校は難しいので、リニューアルで対応できる方法はあるか、あるいは区内の「空き家活用プロジェクト」のようなものが可能かといったようなもので、参加した区民からは具体的な区民集会施設のリニューアルをしてほしいといった意見も出ていた。保坂区長を選んだ世田谷区民は賢明だったのではないかと、この日の保坂区長の対応を見ていて、そう感じた。


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