森の長城プロジェクト

2014.01.25 森の長城-1

2014.01.25 森の長城-2 ⇔クリックで拡大

東日本大震災は津波による多くの犠牲者を出し、多くの瓦礫が残された。その瓦礫を使い、津波と対峙する森の長城を300kmにわたって築こうとする壮大なプロジェクト。コンクリートによる人工的構造物ではなく、森と言う自然の力を借りて、津波と言う自然から人々の命を守ろうとする試み。もちろんアベノミクス的復興計画は、コンクリートによる力ずくの堤防と言うことで、そこに住む人々の暮らしよりも、様々な利権を作ることに目的があるかのごとく見えるが、それとは正反対の、自然と人々の暮らしの共存を目指したもの。その理論的な部分は宮脇昭横浜国立大学名誉教授(左)、プロジェクトの代表は細川護熙氏(右)。

miyawaki hosokawa

このプロジェクトの、「土地本来の樹種を植樹して森に」と言う考え方は、宮脇昭氏が長年世界を舞台として実践してきた手法。

長城の森プロジェクト ホームページより http://greatforestwall.com/

私たちは、東日本大震災の被災地沿岸部に津波からいのちを守る森の防潮堤を築くために、有志とともに立ち上がりました。震災瓦礫を埋めて、ほっこらとした盛土を築き、その上にシイ・タブ・カシ類を中心とした土地本来の樹種を植樹して森にしていきます。復興から立ち上がっていく日本のシンボル的事業となるよう、皆様のお力添えをお願い申し上げます。

2012年05月25日にこのプロジェクトの設立の記者会見を行っている⇔ http://morinochojo.jimdo.com/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88%E6%A6%82%E8%A6%81/

細川氏は東日本大震災後、様々な活動を行ってきている、このプロジェクトはもちろん利権を伴わないので、官僚には大変受けが悪いのではないかと思うが、細川・宮脇コンビは強い信念を持っているのだと思う。

 

旧郵政省でも全国の主要郵便局で、「ふるさとの森http://d.hatena.ne.jp/udf/20050219 と言う施策を実施したことがある。当時、横浜国大の藤原教授の協力で「ふるさとの森」というマニュアルを作成したときに、担当者として宮脇先生にお会いしたが、エネルギーの塊のような人。


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