ジュエリーと銀錫

邁

[art]関根正文 ジュエリーと銀錫作品展
飯田橋にある「工芸ギャラリー邁」で開催される展覧会。DMを見る限りジュエリーと言うよりは、彫刻作品そのもの。彫刻と言っても線と面で構成しているので、所謂「彫刻」と言うものではないのかもしれないが、軽快で空中に舞い上がりそうな雰囲気を持っているように見える。実際のところは直に見てみないと分からないが。
「工芸ギャラリー邁」についてはDMが届いた時に、何回か書いているがまだ行ってみたことがない。この関根氏の展覧会は面白そうなので是非行ってみたいところだが。
■会期:平成17年12月2日(金)〜12月22日(水)
■営業時間:午前11時〜午後7時(土曜日午後6時迄)定休日:日曜・祝日
HP⇒http://www11.ocn.ne.jp/~mai/index.html
関根正文氏の紹介⇒http://www.jjda.or.jp/whoswho/se/sekine/
スイス

[art]Swiss Poster Art. 100 Years of Creation
ggg(http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/gnext/gnext.html)での展覧会。スイスのポスターと言うのは余り見たことがないような気がする。「100年展」と言うのはかなりなものだが、現代のポスターと言うと、やはり世界的に見ても日本のポスターとかキューバとかポーランドとかと言った感じだろうか?まあ、個人的な好みと言うのが大きいが。
もっとも100年となると、アールヌーボーやアールデコなどにも好きなものがあるし・・・。ロートレックやミュシャのようにグラフィックデザインと言うよりアートとして扱われるようなものもあるし。マッキントッシュの夫人となったマクドナルド姉妹(夫人はマーガレット)のポスターなども好きなものだが。
■会 期:2005年12月2日(金)−12月22日(木)日曜・祝祭日休館
■開館時間:11:00am−7:00pm(土曜日は6:00pmまで)  入場無料
■会 場:ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)

[時評]FREEは危険?
フリーマガジンやフリーペーパーがあふれかえる昨今だが、その内容を見てみると「かなりヤバイ」のではないかとチョット気になる。
よく目にするのは、「R25」と電鉄系のもの。具体的には「metro min.」、「metropolitana」、「SALUS」などだが、ほぼ政府や企業の代弁者になっている。東急の「SALUS」などローカルなものは、まだ地元の細かな情報を提供する感じで、それほど気にならない。
しかし、リクルートの「R25」になるとかなり様子は違うようだ。大量に送り出される「世論操作」ツール的な様相も見える。
最新版の「ECONOMY」コーナーでは「アメリカの牛肉輸入、結局、全頭検査なしでいいの?」と言う記事がある。結論は「・・・安い米国牛が再び買えるようになることは、消費者としては歓迎していいだろう。」だった。
「そもそも輸入される米牛の多くは生後20ヶ月以下のものなのだ。」と言い切っているが、何が根拠かわからない。察するに日米政府やアメリカ業界の言うことを鸚鵡返しに行っているのだろう。
先日TVでアメリカの牧場主に取材している番組があったが、生後20ヶ月の牛を見分ける方法は、アメリカの牧場主も政府の検査官も誰も知らないと言っていた。放牧ではなく履歴の分かる牛はアメリカでは10%程度で、それ以外は生後何ヶ月か分からないのが現実だと、アメリカの牧場主が話しているのだから間違いないだろう。それなのに「R25」の記事を書いている高砂泰也氏は「輸入される米牛の多くは生後20ヶ月以下のもの」と書いている、根拠も示していない。ひどいものだ!
もっとも30ヶ月であれば永久歯が生えるので分かるらしい。牛の唇を捲り上げて人間の安全を確認すると言うのもなんだかヘンな話だが・・・。
他にも「公正取引委員会」の記事でもひどいことが書いてあった。いわく「・・・企業の競争があればこそ、よりよい商品がより安く消費者に提供される。競争がないと僕らは粗悪な商品を不当な高額で買わざるをえない。・・・」。まあ、公取の話だからこのような切り口が当たり前のように見えないでもないが、「競争」をこんなに単純に肯定し礼賛することが本当に正しいのか?
マンションの構造的不安と建築家の信用を徹底的におとしめた、今回の構造設計偽装の根本的な問題は、過剰な競争にあることは誰が見ても明らかだ。
(時間切れで未調整のまま!)


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