外苑西通り:プラチナ通り散策

鈴木荘

[建築][art]銀細工の店:鈴木荘
白金にある銀細工のお店http://www.suzukiso.com 。目黒通りから外苑西通り入り、エリカの先の角を曲がった坂の上にある。外苑西通りの角に案内の看板が立っていたので、ぶらっと坂を登り、よくデザインされた白い建物に入ってみた。
以前「鈴木荘」と言うアパートがありその1階に工房を構えていたらしいが、今はRCの間口は狭いが心地の良いショップ+工房になっている。半地下+2階で1階のショップには何段かの階段を昇ることになる。
エントランス周りには小さな池があり、お店のサインもきっちりデザインされている。
モチーフが「蝶」なのでサインもドアの引き手も蝶である。ドアには以前の鈴木荘にあったガラスで作ったと言う、ステンドグラスが入っている。
ショップに入ると中央に特注のテーブル。中央に「囲炉裏」的なものがついていて、その上にディスプレイも兼ねた格子状の棚が天井から吊り下げられている。
壁で目に付くのは、正面の壁に並べられた木をくりぬいて作られた蝶のレリーフ。壁一面に取り付けられているが、白い壁に白く塗られた蝶なのでくどくない。
左の壁には白と黒のタイルで作られたモザイク。黒で花が作られ、その周りは白のモザイク。その白いモザイクの外側は白の漆喰。蝶も花もオーナーの手作りらしい。
右の壁にはディスプレイ用の棚と余白の白い漆喰の壁に7,8cmの真鍮のヤモリ。これは、以前の「鈴木荘」にヤモリが沢山いたかららしい。
作品は銀の蝶と真珠を中心にしたもので、オーナーと母親の作品を販売している。ショップの奥が小さな工房になっていて心地良さそうな作業場を構成している。
窓が面白い。外倒しと突き出しを組み合わせたもので、なかなか個性的な雰囲気をかもしだしている。
再び外に出るてファサードを眺めると、階段は外階段でファサードを構成する中心的な存在になっている。外階段は一挙に屋上まで伸びているが、セットバックする屋根にあわせて、階段も微妙に踊り場をずらしているような感じで、実に良くデザインされている。周辺のロケーションも悪くないが、裏が墓地に接しているのは・・・、チョット弱い。
白金に行ったら是非寄ってみたいお店の一つ。鈴木荘の写真http://udf.jugem.cc/?day=20051128

lacarta1

lacarta2

xmas
クリスマスカード
[design]LACARTA
輸入のカードを中心にしたステーショナリーを扱う小さなショップ。「BS ASAHI」で放送されたことがあるらしい。その説明だと「カード専門店」になっているが、他にもステーショナリーを扱っている。もっとも、カードスタンドや万年筆、ペーパーナイフなどカードと関連するものであることは間違いないようだが。
その番組のホームページの案内を引用しておく。「今年ニューオープンのカード専門店。イタリア、アメリカ、フランスなどオーナーが海外で買い付けてきたカードやステーショナリーは、ハイセンスかつ、エレガント。とっておきのTKYOみやげも発見。 」
扱っているカードはなかなかセンスが良いと思う。3種類のカードが2枚ずつ金属の薄い箱に入ったものは、いろいろな種類がありとても綺麗だった。封筒つきで3000円チョットだったので高くはない。このショップも素通りできない一店。
外苑西通りを挟んでエリカの向かい側の路地を入ったケーキの美味しいcaféに入ろうとしたがすでに閉店していた。しばらく来ていない間に閉店したようだ。
LACARTAは外苑西通りをエリカからもう少し恵比寿方面に進んだ左側にある。

エリカ1
クリスマス用のラッピングで華やかな店内
鏡無人
クリスマス対応の外部サイン(鏡が使われていて外苑西通りの風景が映し出されている)
鏡一人S
チョット記念撮影
[gourmet]エリカ今日の目的はエリカでの買い物。しばらく来ていなかったが相変わらず凄い混みよう。チョコレートはやはり日本の物が美味しいように思う。勿論本場のヨーロッパのものも良いが、日本人の好みに合わせて作られた日本のチョコレートは美味しい。明治の板チョコなどもとても美味しいと思うが、エリカの「マボンヌ」がとにかく美味しいと思う。エリカでは葉っぱの形をしたミントも美味!
今回はクリスマスプレゼントなどに使うために結構買い込んだ。アメリカに送るミニマボンヌも買ったがはたして送れるのか?エリカ⇒http://www.erica.co.jp/

[Days]見学会周知
■午前中に見学会のお知らせをこちらで掌握している以前の参加者に、mailとfaxで連絡。mailは十数人、FAXは50人程度で、特にfaxはとても時間がかかる。そのうちmailの返事が1件あり参加していただけることとなった。日曜日なので会社に入った人も多いので、あまりすぐには反応はないものと思われる。
今まで参加者がそこそこあったので油断していたが、このところ雑誌に広報も出していないのでやや苦戦。
■夕方、知人のインテリアコーディネーター(になる予定)が見えて、ダウンライトについていろいろ話をした。マンションにしても、戸建住宅にしても結構ダウンライトが多用されている。個人的には余りダウンライトが好きではないので、住宅では余り使わない。勿論、公共的なものや商業建築では重要な要素なのでよく使うが、できれば前川國男の神奈川県立青少年センターのように、夜空に輝く星のような使い方をしてみたいものだが・・・。
■新日曜美術館・吉村順三はなかなか良かった。先日のムーアの番組に比べて「品格」がある。民放の番組は何故あのように演出過剰なのだろう。ムーアの番組にしても作品を丁寧に紹介するだけで十分なはずなのに、誰に向けての演出なのか制作者の意図がわからない。
「ビフォー・アフター」のような番組は、視聴者が「ペネトレーション層(名古屋マーケッティング研究所のサイトより引用http://www.marketing21.jp/works/seminer/seminer02.htm)」だと聞いたことがあるので、まあそうなのかなあと思うが・・・。「美の巨人たち」の視聴者層はチョット違うのではないかと言う気がしないでもない。
やはり、吉村順三の作品は軽井沢の別荘に始まり軽井沢の別荘に終わるような気がする。勿論、旧吉村順三事務所の吹き抜けの空間は魅力的だし、宮脇檀の住宅にもその影響が大きく出ていると思うし・・・。確かにあの別荘は良さそうだ!!!


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