Rensai Choukoku
[art]連載彫刻 吉田朗
表参道の裏通り、「青山見本帳」の少し先にある「GALLERYES」での展覧会。吉田朗氏がどのような作家かは知らないが(テレビ東京系 たけしの誰でもピカソ 五美大対抗アートバトル 優勝:したらしい!)、偶然目にしたDMがあの「憎き小泉」の野蛮な姿だったので、ついついそのDMを手にしてしまった。
小泉首相の性格(野蛮で暴力的、と勝手に思っている)を、なかなかたくみに捉えているのではないかと・・・。「切れ者」という題が付いているが、これはギャグか?本気か?どうも本気なのではないかという気がしないでもない。
ほかの作品も面白そうで、金正日、ハードゲイ、ブッシュ大統領も出てくるようだが、アメリカンヒーローだなんて言ったらあきれ返るが、その人の思想性にかかわらず世の本質を見抜いている場合はあるようだから、まあ、作品を見て評価すればよいのだろう。以下は、ギャラリーの案内より。
小泉自民党大勝、北朝鮮核放棄確約、米国産牛肉輸入再開、中国より台湾へパンダ贈呈、和泉元彌プロレス参戦・・・
これらはすべて作品のモチーフです。この3ヶ月、連載彫刻と称して、世の中で起きる様々なニュースをもとに隔週で作品を作り続けてきました。自民党本部に行ってドキドキしたり、自分が造るパンダに安らぎを覚えたり。
シニカル、ポップ、スピードをテーマに今年の秋冬をギュッと閉じ込めた時事彫刻群が勢揃いします。
http://www.yavw.com/rensai_htm/kire.htm
[建築]小春日和の散歩 吉村順三展〜銀座(10.06)
久しぶりに上野にやってきた。芸大の美術館で行われている吉村順三展を見に。地下鉄銀座線で上野に、いつ来てもちょっとレトロなマーケットを横目に坂を登って、前川さんの東京文化会館を外から眺め、コルビュジエの西洋美術館の前を通って広場へ。ホームレスの多さにびっくりする。やはり日本はどこかおかしい。公園内に吉村順三展の看板がパラパラと立っているが、その一つに大きな真っ黒なカラスがとまっていて近づいても逃げない。芸大のショップのエントランスは面白い、というか、なんか変!
入り口に立つ原寸大軽井沢別荘の図面にびっくり、思わず庭園灯の上にカメラを乗せて記念写真(意外と大きい!)。展覧会はいたって盛況で、どこの展覧会でもあまり見かけない熟年夫婦の建築家?が沢山いた。もちろん若い人もそれなりに。
何といっても軽井沢の別荘が別格といった感じだが、「御蔵山の家」が良かった。係りの人の了解を得てDETAILをスケッチしたが(こういう時RHODIAの一番小さいサイズのものが便利)、なんと言ってもRC造を木造並のコストで作るために検討され尽したプラン、特に水周りの納まりに驚いた。いまどき普通に使われている、「浴室+(洗面+トイレ)」だが当時としてはかなり思い切った決断だったのではないかと思う。24mmの合板を使った間仕切りの納まりも思い切ったものだと思う。udfでも30mmのランバーコアを使った間仕切りは部分的に使うことがあるが、電気の配線などが有るところには使いにくい。
照明器具のDETAILもかなりなもの。アングルや角パイプの使い方は普通に考え付くが、なかなかやらないDETAIL?
JRで有楽町に出て「MUJI」で「薬膳カレー」と「アボガド+トマト」のサラダでランチの後、銀座へ。途中で伊東豊雄氏設計のミキモトを眺める、〜ウ〜ン・・・。まあ、商業ビルだから良いのかな???このままでは伊東豊雄氏の行き着く先は・・・仙台でやめておけばよかったのに、と言うことになるのか・・・?
そういえば、今日来た「casa BRUTUS」にこんなことが書いてあった。
・・・表層のデザインを競い合うゲーム的な世界とは異なり、建築が何のためにあるのかを問いつづけた先にようやく実現が出来る風景が広がっている。人々の複雑な気持ちを受けとめ、それを包み込む大きさを持っている。建築とは、日常の生活をその大本のところで支える存在ではないのか。・・・
前川國男の建築について書かれた言葉だが、今の建築界はどこかが狂っている、というより、日本中がどこか狂っている。いい加減に正気を取り戻さないと「かなり、ヤバイ!」のではないかと・・・。
[Days]パソコンの崩壊
ここ数日、メインで使っていたパソコンがおかしくなってしまいその対応に追われている。結局修復できず、少しでもデータを取り出して被害を小さくするために、LAN管理者(米国在住)と電話とmailで打ち合わせながら、HDDをはずして外付けのケースだけ購入し、USBでバックアップのパソコンに接続することにした。こちらはパソコン素人なので指示に従いながら、建築画像などのデータを取り出して保存。
このところなんとなく油断していてバックアップをCDに取っていなかったので、かなりのデータを失うことになってしまったが、まあ、そんなものかなあと諦めて、今後は豆にバックアップパソコンに保存しようと反省!図面のデータは99%バックアップのパソコンに保存してあったので助かった。
やはり、まめなバックアップ作成が必要だ!
About this entry
You’re currently reading “Rensai Choukoku,” an entry on udf weblog
- Published:
- 12.10.05 / 12am
- Category:
- art
- Tags:
No comments
Jump to comment form | comments rss [?] | trackback uri [?]