tocoro cafe

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「かまくら」と呼んでいるニッチ風空間。
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杉板パネルのカウンター。
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厨房出入り口扉の(腰まで)のヒンジ
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泡立ちエスプレッソ:とても美味しい。小袱紗を使って抹茶感覚で頂く、隣のグラスは「tocoro grass」。
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「かまくら」のDETAIL
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有田方円のお茶碗、お盆の素材感が分かる。
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入り口横の壁の飾り棚、ご近所の「トクサ」。
「tocoro cafe」のHP⇒http://www.tocoro-cafe.com
[cafe]tocoro café
三軒茶屋と言うか下馬に昨年末オープンしたcafé。外観は「さりげなく」かつ「周到」と言ったデザイン。外壁は竪羽目とスチールに塗装(?)残り半分は開口部(エントランス)と正確には2階に上がる在来の階段。
もともと美容院だった木造の2階建ての1階を使っている。サインは出入り口上部の垂壁に小さくロゴマークと「tocoro café」と書かれているだけなので、ほとんど「主張」することなく、「さりげなく佇んでいる」。
場所は明治薬科大学跡地の都市機構の団地の前の通りに面しており、日大旧獣医学部の少し先。丁度交差点で止まる車からよく見えるようだ。通りかかりの人も何故か興味深げに見ている人が多い。
内部は長いカウンター一つとオーナーが「かまくら」と呼ぶニッチ風のコーナーから出来ている(デザインの性格は異なるが外苑前のCIBONEにある接客空間のような作り)。カウンターの一部は対面型になっているので、スペースとしては「茶釜」のあるシングルタイプ(こういう言い方があるかは?)のスペース、テーブル状になったカウンターの延長部分、それに「かまくら」と3つの異なるイメージから出来ている(オーナー談)。
デジタル放送関係の仕事をしていたと言うオナーは30前半?で、café(裏千家の茶人でも有るらしい:本人は初心者と言っているが)に対する思い入れの大変強い人で、その勢いで小泉誠氏を口説き落としたようだ。
内部はKoizmi studioのHPによると「杉のパネルとクルイン材という落ち着いた木、そして白のみの空間に、変形電球がぶら下がっただけの柔らかいお店」。(クルイン材:東南アジア産で、住宅用フローリング、トラック荷台床材等に使われているようだ。)小泉誠氏らしい極めてシンプルな空間になっている。
カウンターは「ギャラ間」の展覧会でも多用されていた杉板の積層パネルで、白い拭き取り塗装がされていて納まりも小口を見せるいつものスタイル。壁の内法から上は天井も含めてオフホワイトの塗装、床・壁はクルイン材、その他のカウンター・テーブル・厨房との間の棚は杉板パネルに白い拭き取り塗装。
椅子はカウンター用は「ZA chair」で、床に段差があるので一部「tocoro」用に「ZA chair」をカウンターチェアーにしたタイプ。「かまくら」には「OMUSUBI stool」と「HAMBURGER stool」が置いてあり、他にフリーに「ORI stool」。照明はコードペンダントがメイン。
使っている食器類も小泉誠氏のものがほとんど。コップにいたっては「tocoro」用に新たにデザインされた「tocoro grass」、お茶には「有田HOUEN ○▽□」、お盆は小泉誠氏特有の集成材を使ったもので形は「うづくり盆」。
お客さんがいたので(当たり前だが)写真はごく一部、プランも途中までしか書けなかったので、また時間を見つけていってみようと思う。
明薬跡地周辺も少しずつ変わってくるのだと思うが、出来る事ならば質の高い空間が蓄積されると良いのだが。
ここに紹介した家具・食器類は「koizumi-studio」のHP参照http://www.koizumi-studio.jp/studio_home.html tocoro cafeの紹介は⇒http://www.koizumi-studio.jp/news/index.html
■tocoroとは・・・
心とココロが出会いつながるトコロ
■ロゴマーク・・・
ココロを漢字ではなく、I willの略I’llで表しました。
いつか・・・きっと、や未来形の意味が込められています。
と、メニューに書いてあった。このロゴマークはオーナーのデザインらしい。前掛けまでこのロゴ入りで作っている・・・!
[Days]回転寿司の回転台模型など
■午前中、[PTT-B]用のスタンドフレームの作成、材料が不足して途中まで。昼食後、別の模型のために制作用図面とユニバーサルギヤ−ボックスの組み立て。この模型はきわめて難しい・・・。


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