セルフビルド魂万歳



[建築]自給自邸
「INAXギャラリー1」での展覧会。
■自給自邸 展
  - セルフビルド魂万歳 –
■会期 : 2005年9月1日(木)〜11月19日(土)
  休廊日 : 日祝日

自分の家を自分でつくり続けているひとびとの独創的な建築を通して、ものをつくる楽しさ、規制概念にとらわれない自由なライフスタイルをご紹介します。

詳細は⇒http://www.inax.co.jp/Culture/2005g/09jikyu.html



サイトの中での解説の中にこんな一説がある。『・・・自分で家をつくること=セルフビルドを選んだ人たちがいます。家は生活や仕事を営む場であり、家族がより快適に、より自由に生きるための道具でもあります。だからこそ、自分でつくる−それは、彼らにとってごくごく自然な行為であり、実は誰もが持っている力ではないでしょうか。・・・』
この解説は余りに通り一遍の認識と言うか適当な解説に見える。そんな「力」は多分誰もが持っているわけではない。抽象的な「力」なんてあろうはずが無いわけで、人間の能力として備わっているものには、いろいろな能力がある、「家」を作ることの出来る能力を与えられた者はそれほどいないであろうし、また、ある時代、ある社会、ある何とか、といろいろな条件の中での「能力」を考えないと意味がない。それを加味すれば、ますます「誰もが持っている力」などであるはずは無い。
まあ、こんなことに噛み付いてみても仕方の無いことなのだが、なんとなく昨今のマスメディアや「ジャーナリズム」などの「語り口」に「胡散臭さ」を感じることが多いので、今回の解説にもなんとなく「ヘン」な感じを受けた。
この何年かの間で設計した住宅の中に、クライアントや設計者が作る部分を少しずつ採り入れているが、実際にものをついくると言うことは、想像以上に大変なことなのだということを、認識しておかないとまずいのではないかと。
「特別な人の特別な行為」として「自給自邸」を見るべきであろう。
世の中全体の風潮として、「イメージ」に流されることが多いように見える。論理的に検証すること、冷静に事物を分析すること、そういった姿勢を取り戻さないと、やはりまずいのではないか・・・。と思う今日この頃。
INAXに噛み付いたような形になってしまったが、別にこの展覧会が「ヘン」だと言うわけでないことは言うまでも無い。取り上げられている「自給自邸」はとても面白そうなので、是非見に行こうと思っている。
[design]LOFT+D&D
D&DEPARTMENTのMEMBER’S NEWSから、ちょっと面白そうな記事が有ったので、引用しておく。

【5】渋谷LOFTをD&DEPARTMENTの視点で再編集 8/20(土)〜10/31(月)
 D&DEPARTMENTにとってデザインは特別であってはならないものです。生活の 中に普通に取り入れられなければ結果としてマニア向けなものになってしま います。そしてその考えをLOFTに提案すること3年。渋谷LOFTをD&DEPARTMENTの視点で再編集するプロジェクトが実際に形になりました。LOFT 全館を隅々までみてセレクトした商品を1階の特設フロアへ移動。日本のい いもの、ロングセラーなものだけを一同に集結させた、いままでありそうで なかったLOFTをご覧ください。
特集ページへ→ http://www.d-department.jp/textmail/050825/loft.html

セレクトしていると言うことらしいが、何かのついでにちょっと見てみたい。以前チョッと書いた「60VISION」 の一環のようだ。
[Days]夏休み
23日の夜から27日まで夏休み。久しぶりに伊豆に!台風ともろにぶつかってしまったが、「温泉三昧+チョッとプール+チョッと海」で伊豆を満喫。とは言え、高めの縁石に車をバックでぶつけてしまいマフラーを破損、応急処置でマフラーを取り外し、下田から伊豆高原まで戻ったが、その日のうちに東京から車載用トラックが来て車だけ先に帰京。日毎の記録は明日から少しまとめる予定。
C270


About this entry