第2回サロンセミナー 「吉村順三とは」

*[建築]「吉村順三とは

日本建築家協会関東甲信越支部建築交流部会では、第1回サロンセミナー「日本近代建築史の伏流http://udf.blog2.fc2.com/blog-entry-736.htmlにつづき、第2回目のサロンセミナーとして、「軽井沢の山荘」を担当された元吉村順三設計事務所所員の平尾寛氏をお迎えして、お話をお聞きします。吉村順三氏の別荘である「軽井沢の山荘」と、ご自宅の「南台の家http://udf.blog2.fc2.com/blog-entry-344.htmlを中心に、吉村順三設計事務所での設計の状況や工事監理、吉村順三氏自身の実施設計へのかかわり方等、ワイン等を飲みながら対話形式でいろいろなお話をいただく予定です。併せて、短い期間ですが図面や写真の展示を中心に小さな建築展を開催します。

■会場:建築家クラブ http://www.jia.or.jp/map.html

■会期:セミナー 2012 年2月24日(金) 建築展2月20日~2月24日

■時間:セミナー  18:30~20:30  建築展 10:00~18:00(20日13:00~)

■参加料:セミナー 1000円  建築展 入場無料

※注) 建築展期間中、建築家クラブでは他のイベントが開催されている場合がありますので、受付でご確認ください(他のイベント開催中でも一部閲覧可能です)。

*[原発+再生可能エネルギー]  海洋温度差発電

再生可能エネルギーについてはいろいろな可能性がある。地熱発電については最近環境省が「斜め掘削」なる方法を認めるとの報道があったが、今まではそんなことも認めていなかったのか、と言う印象だ。いかに国立公園内だからと言って、地熱発電の掘削が厳しく規制されていたとは知らなかった。だいたい、国立公園だからと言って、景観等の環境がしっかり守られていたかと言えば、決してそのようには思えない。時々訪れる伊豆高原もれっきとした「富士箱根伊豆国立公園」http://www.env.go.jp/park/fujihakone/intro/index.htmlの中だと思うが、かなり景観や環境については「ゆるい」ように思える。環境省もおかしな圧力に屈することなく、再生可能エネルギーの大本命の一つである「地熱発電」を後押しすべきと思う。

今回の「海洋温度差発電」は、「ヒートポンプ」的なイメージがないでもないが、原理的には暖かな表面の海水を使って比較的沸点の低いアンモニアなどを蒸発させ発電し、深海の比較的冷たい海水をくみ上げて、再度アンモニア等を液体に戻すというシステムのようだ。深海水をくみ上げるのにエネルギーが必要になるため、今まで実用化に向けた試みが行われていなかったが、沖縄ではすでに深海水を汲み上げる施設がありそれを使って、商用化を想定した実証実験を始めたとのこと。これは世界で初めての試みらしい、メタンハイドレートhttp://udf-tokyo.com/weblog/?p=760についても、世界で初めての海底からの掘削試験が行われているhttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20120215/t10013030881000.html。原発に替わるクリーンなエネルギー源は、日本中にあふれている、それを育ててこなかった「つけ」は大きい、今からでも遅くは無いので、日本の持つ技術力をいかんなく発揮しなければならないはず。そうすることにより、新しい産業も育ち雇用も生まれる。

*[days]  JPタワー

 

写真説明:余り天気が良くなかったが、東方面はたまたま青空が見えていたので、カーテンウォールに青空が・・・・。ポチっとくっついえいるのは清掃用のゴンドラ。

■しばらく前になるが、東京中央郵便局の保存と新しい超高層の現場に、「郵政建築」のアーカイブを作る手伝いのためにヒアリングに行った。その帰りに東京駅前から写真を写したので掲載しておく。東京中郵についてはいずれまとめて書くことになると思うが・・・。現在、大阪中郵の解体が始まろうとしている、吉田鉄郎氏の作品としては、大阪中郵の評価が高いわけだがそちらの保存は、今までいろいろなところで行われてきたような、あまり評価できないような形で行われるようだ。近・現代建築の解体の危機は相変わらず続いてる、このままではいつも言っているように、昭和後半からの日本における建築文化は消滅してしまいかねない。

転送されてきた、大阪中央郵便局に関する森桜さんよりの情報を載せておきます。

さてさっそくですが、2月24日に取壊工事の入札が行われる「大阪中央郵便局」(吉田鉄郎設計,1939年竣工)につきまして、
私たちが呼びかけ人の「大阪中央郵便局を守る会」が、2回めの緊急シンポジウムを開催することになりました。
第1回での議論をふまえ、今回はこの建物の具体的な活用提案をもとに様々な角度から、活用の方法と可能性について議論する予定です。どうぞおでかけください。
また賛同署名に加え、下記の募集やお願いもしております。ご無理のない範囲で、お力添えいただけたら、嬉しいです。
◎シンポジウム
会名  緊急シンポジウム第2回  「大阪中央郵便局の活用を考える 保存と解体を超えて」
日時  2012年2月23日(木)18:00-21:00(開場17:30)
会場  大阪・中之島デザインミュージアム de sign de >  http://designde.jp/
参加費 500円(資料代含む)
定員  80名(申込不要・当日先着順)
主催  大阪中央郵便局を守る会
後援  DOCOMOMO Japan(予定),近畿産業考古学会(KINIAS)(予定)
日本建築学会近畿支部(予定),日本建築家協会(JIA)近畿支部(予定)
問合先 大阪中央郵便局を守る会
メール osaka1939@s-takaoka.net
ホームページ  http://ocpo-1939.blogspot.com/
*シンポジウムはUstreamで生中継します。 http://www.ustream.tv/channel/ocpo-symposium
プログラム
[報告]
倉方俊輔(建築史家,大阪市立大学准教授)*
納見健悟(あるく計画事務所共同主宰)
コメンテーター:松隈洋(建築史家,京都工芸繊維大学教授)*
[活用提案]
前田茂樹(建築家,大阪工業大学講師)+倉方俊輔
中谷ノボル(建築家,アートアンドクラフト)+RIPS
DESIGNEAST実行委員会
コメンテーター:橋寺知子(建築史家,関西大学准教授)
[ディスカッション]
進行:高岡伸一(建築家,大阪市立大学特任講師)*
発言者:各発表者・コメンテーター,南一誠(芝浦工業大学教授・学長補佐)*
*「大阪中央郵便局を守る会」呼びかけ人
※詳しくはhttp://ocpo-1939.blogspot.com/の【第2回シンポ】まで。

◎募集とお願い
◯活用アイデアの募集
大阪中央郵便局庁舎の活用アイデアを募集します。
優れた提案、ユニークな提案はシンポジウムでも発表いたします。
※詳しくはhttp://ocpo-1939.blogspot.com/の【活用アイデア募集】まで。
◯写真と映像の募集
大阪中央郵便局の写真と映像を募集します。
応募作品は、当会のHPに随時掲載させていただきます。
※詳しくはhttp://ocpo-1939.blogspot.com/の【写真映像募集】まで。
◯手紙を出そう!
大阪中央郵便局舎の持ち主に、あなたのメッセージを書いて送ってください。
※詳しくはhttp://ocpo-1939.blogspot.com/の【手紙を出そう!】まで。
◯賛同署名
ひきつづき、賛同署名はhttp://ocpo-1939.blogspot.com/の【署名】まで。
どうぞよろしくお願いします。まずはお知らせまで。
森  桜 morisakura@nifty.com  MORI Office Inc.


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