美しき日本の手技
[design] 江戸型彫の文香
古い「クロワッサン」を少し整理すると言うことで、面白そうな記事をスクラップしている中に、「文香(ふみこう)」と言うものが有った。作家は安齋君予氏、浴衣などの「着尺一反」を染めていくための古典型紙を使った「文香」を製作している。
その型紙の一つ一つの形が美しい、と言うことでその型紙を生かしながら、百数十種類の形を季節にそって染めている。これもまた四季折々の美しさをもつ日本の文化の一つ、と言うことになるのだろう。
二つに折った和紙の片面に、何枚かの型紙を使い、さし刷毛で順次色を重ねていく。間にお香を少し入れて貼り合わせると言った感じらしい。
名前のとおり手紙に添えて送るわけで、封を切るとほのかに香りが漂うと言う仕掛けのようだが、手紙自体が余りやり取りされなくなった昨今ではあるが、このような文化は是非残したいものだと思う。
まあ、残したい文化・建築はたくさんあれども、なかなか思うに任せないのが、「今」と言う時代のようだ。
安齋君予氏の「文香」⇒http://www.rakuten.co.jp/tankosha/902636/
手紙に添える香りを文香といいます。「はなの香」は江戸型彫、藍染作家の安齋君予さんの手によるすべて手作りの文香です。江戸時代にきものの染色に用いた江戸型紙からとった季節の絵柄を、型に彫り、和紙に刷り、小刀で切り抜き、香をいれて張り合わせ、心を込めてつくられます。このように、一つ一つていねいに時間をかけてつくられた文香を手紙にそっとしのばせれば、送る人から送られる人へ、思いやりが雅やかな香りと共に伝わります。
[days] スチールユニットシェルフ
今日は「送り火」。奈良大文字保存会のサイトより
■先日注文しておいたMUJIの「スチールユニットシェルフ」が入荷したとのことで、朝一番で三茶のMUJIの前にGOLFで受け取りに行った。特大帆立は2mを超えているが、何とか積み込んで持ち帰った。明日行こう組み立てる予定。
【momo-house】今日も構造図の作成に追われる。構造図を描きながら部分的に意匠図に戻って修正と言ったことを繰り返しながら、徐々に図面の精度と密度を上げていく。将来の改修のことも考えて「通柱」を増やすことにした、もっとも最近のホールダウン金物を使った仕口であれば、穴がたくさん開いた通柱よりも強度的には強いのではないかと言う話も有る。
■今日でお盆もお仕舞いで、少し遅くなったが「送り火」を焚く。
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- Published:
- 7.16.06 / 9pm
- Category:
- design
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