未来を託したいエネルギー
「生活と自治」8月号−地域探訪「風の声」を聴く−岩手県葛巻町
[建築]自然エネルギー
【電気とガス】<br>建築の設計にあたっては、機能や空間・フォルムなどと並んで、使用するエネルギーについては常に問題になる。コストと環境への影響のバランスを考えながら決定するのだろうが、現在の状況ではコストを考えると、なかなか環境への思いが届かないのが現実だろうか。
地球環境への配慮は基本的に自然エネルギーの採用と言う事になる。勿論、建設時のエネルギーや解体後の再利用など、包括的に考えなければならないが、取りあえずは日々利用するエネルギーを何にするかと言う、限定されたテーマで考える。
通常使用されるエネルギーは、基本的に「電気」と「ガス」と言う事になるが、熱源としてどちらを使うかが「電力会社」と「ガス会社」が争っているところ。
住宅を考えた場合、イニシャルコストはガスの方が安く、ランニングコストは電気の方が安いと言う事になるのではないか。これは給湯機器の部分での差と言う事になる。
概略だが、以前検討した時の記録がある⇒http://d.hatena.ne.jp/udf/20041026今日のテーマはチョット違うので電気とガスの闘いはひとまず置く。
【ゼロエネルギー建築】
郵政公社:ゼロエネルギー試行局舎:呼人郵便局
ここで、郵政省にいたときに担当した「ゼロエネルギー郵便局」を参考に、「現実的」な自然エネルギーをまとめておく。
ゼロエネルギー試行局:呼人郵便局⇒http://www.japanpost.jp/pressrelease/s01/200111/011104a.html他にハーフエネルギー試行局等がある:エコポスト⇒http://www.japanpost.jp/top/kankyou/ecopost.html
呼人郵便局では、〃の高断熱化 ▲僖奪轡屮宗璽蕁璽轡好謄燹´自然通風・自然採光 ぢ斥杆電 が行われている。寒冷地であることもあるが、寒冷地であり夏の冷房にそれほどエネルギーを必要としないこと、冬季の日照時間が長いことなどが地域的な特徴として上げられる。
採用された4つの手法はそれぞれ詳細を検討しなければならないが、いずれも住宅規模の建物ですぐにでも採用することが出来るもので、いろいろ資料は出回っていると思うので、いずれ各項目についてまとめてみたい。
【風力発電】
http://www.tronc.co.jp/)はそれなりに開発が進んでいるようだが、住宅規模の風力発電はまだ開発も進んでいないし、ほとんど手付かずの状態と言ってよいようだ。
共同住宅で採用されている例としてはチョットふるいが、世田谷区の「深沢環境共生住宅http://www.city.setagaya.tokyo.jp/topics/toshiseibibu/05_jyuutaku/JUUTAKU/HUKASAWA/TOP.HTM」が良く知られている例ではないだろうか。この風力発電は1基につき最大1.5KWの発電が可能と言われている。
個人住宅用も少しずつ開発されてきているようで、「ジャイロタイプ」(神鋼電機株式会社http://www.shinko-elec.co.jp/windpower/)や「ループウイングタイプ」(ループウイング株式会社http://www.loopwing.co.jp/)などが有るようだが、全くこれからと言うことなのだろう。
住宅での採用は、コスト・騒音・安全性・メンテナンスなど解決しなければならない課題が山積みなので、そのあたりの状況を追いかけながら、採用の可能性を探ってみたい。
[Days]選挙結果
■予想していたとは言え、余りにひどい選挙結果といえよう。いかに日本国民が簡単にだまされるか=TVを中心としたマスメディアに簡単に影響を受けるか、と言うことを示した結果だと思う。ことの本質を知ろうとする努力もしないし、また、能力もないと言うことを世界に示したことになる、これでますます世界の中で「認められない」国になるのだろう。特に首都圏は見るも無惨!
■今日は選挙に行って、そのほか短い外出をした後、コンペのプランを考えていたが相変わらず進まない。
■夜はblogを書きながら、少し選挙放送を見たりしていたが、余りのバカラシサにサザンの「夏をあきらめて」などのバラードにBGMを変更して、続きのblogを書く。
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- Published:
- 9.11.05 / 9pm
- Category:
- 建築
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