木材見本帳

[建築] 木材見本帖
マルホン
カタログの一部、OZONEのショールームの写真。
「株式会社マルホンhttp://www.mokuzai.com/のカタログが届いた。「マルホン」といえば、浜松市の会社のようだが新宿のOZONEhttp://www.ozone.co.jp/にショールームを置いている。サンプルをまとめて大量にレイアウトしているのでよく利用するが、momo-houseでは「マルホン」の製品を実際に使用してみた。
最近はインターネットでの材料の流通が盛んに行われているので、OZONEにショールームを置くのはかなりリスクがあると思うが、インターネットで購入するのとは少し違った「安心感」がある。コスト的にもそれほどの差はないと思われる。もっとも、フローリング部材を「支給」と言う形で施工してくれる工務店がどれほどあるのか分からないが、何度か一緒に仕事をした、大変協力的で良い仕事をしてくれるM社も、腕の良い職人さんを組織して質の高い仕事をするKS社も、ともに「マルホン」の材料を支給することに特に問題はなかった。
このカタログは特に実物サンプルが付いている訳ではないが、写真の扱い方などが良いので、大変リアルなカタログになっている。装丁もなかなかお洒落に出来ているので、ぱらぱらと眺めているだけでも、結構楽しい。書籍と言う訳ではないが、「お勧めの一冊」かもしれない。
[days] 建築士法第24条の3
標識1
隣家との間の万代塀に付けてみた。標識の下の隙間には時間が出来たら、今までの仕事の建物のシルエットのようなものを、アルミの板で作って飾ってみるか、あるいは金属製の「招き猫」でも置いてみるか・・・、いろいろ楽しみではアル。
標識DETAIL
木部は以前使った残りのスプルスの角材15mm×30mmの「平使い」、塗装はOSMOのサンプル色は「バザルトグレ−」、ピッチは25mm(隙間が15mm)で、SUSの標識はアルミの不等辺アングルを格子の上下に付けてスライドさせている。「udf」のサインは奥行き50mmの立体的なもので、それを2mmのアルミの板の上にビスで留めてある。
■建築士事務所に備え付けなければならないものに、「事務所の標識」と「業務台帳」があるが、二つともどうも分からない。「事務所の標識」については、建築士法に以下のような規定がある。

(標識の掲示) 第二十四条の三  建築士事務所の開設者は、その建築士事務所において、公衆の見易い場所に国土交通省令で定める標識を掲げなければならない。

この「公衆の見易い場所」とは一体どこか、と言うことがある。これについては 「 公衆とは、当該事務所に業務を依頼しようとする者などをいい、公衆の見易い場所とは、これらの者が自由に出入りできる場所から見える位置をいいます。」と言う見解があるようだが、クライアントが事務所に来たときに見える場所であれば良いのか、と言うことになる。実際にマンションの一室に事務所を構える設計事務所も多いので、玄関にでもおいて置けばよいと思うのだが、「依頼しようとする者など」の「など」とは「誰か?」その「誰か」は事務所のドアを開けるか?
と言うことで知人は道路に面して設置していると言うが・・・、建築士会に聞いてみると、どうもハッキリしないが「室内では・・・」まあ、まずいと言いたいようなので、結局、室内はやめて「道路から見える」けれど「道路には面していない」曖昧な場所に設置してみることにした。外に置くことにしたので一応SUS製のものを新たに発注して、そのまま設置したのでは面白くないので、二日がかりでベースを作り、数年前に青山の「コレッツィオーネ」の中にあるインテリア雑貨のお店で購入した、アルミ製アルファベットを使って、サインも兼ねたものにしてみた。
すべて家にあった材料で作ったので、まあ、労働力だけで出来たので余り贅沢はいえない。
しかし、これって本当に必要な標識なのだろうか?


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