Bunkamura Gallery
[design]早川良雄の世界
Bunkamura Galleryでの展覧会。このギャラリーは「純粋に」展覧会と言うよりは、販売が主たる目的な感じがするgalleryのようだ。今回も原画と「ピエゾグラフ」http://www.piezograph-lab.jp/index.htmlの販売会になっているが、買わずとも自由に見ることは出来る。「・・・ポスターの原画を中心に、早川自身の重要なモチーフの一つである「女の顔」シリーズと、1968年から制作しているノンコミッションのオリジナル作品「形状」シリーズ・・・」⇒http://www.bunkamura.co.jp/gallery/event/h_yoshio.html
■会期:2005年9月10日〜9月20日 10:00〜19:30
会場に、池澤夏樹氏の詩に早川良雄氏の絵が付いた「この世界のぜんぶ」と言う文庫本があったので、ついつい購入。原画は買えないし。
この世界のぜんぶ
この世界のぜんぶを
きみにあげようと思ったけれど
気がついてみれば
この世界はぼくのものではなかった
ぼくが持っているのは
この世界のほんの一部
一個のパンと一本のワイン
それに一枚の毛布
これを二人で分けようと言ったら
きみは受け取るかい?
これだけを持って
いっしょに旅に出るかい?
足りないのなら
言葉を少し添える
実はもう添えてあるんだ
それがこの詩なのさ
いっしょにくるかい?
虚飾で固められた下手なブランド物で身を飾るより、遥かに素敵な生き方のように思えるが、果たして今時の若い女性はどうなんだろう?
帰りの地下鉄でパラパラ詩集を眺めていたら、中公文庫既刊の中に、村上春樹氏が文を書いて、稲越功一氏が写真を撮っている、「使いみちのない風景」と言う本があったので、これは三茶の文教堂で購入。
そう言えば、渋谷の地下道から入れる旭書店が閉店していた。本屋が次々に潰れてしまう。デジタル的文化も良いが、アナログ的文化は絶対に消し去ってよいものではない、と思う。
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タイトルが好きだ
思わず旅に出たくなる
ああ、こういうことなんだ。
[建築]磯崎新展
と言っても、「ときの忘れもの」http://www.tokinowasuremono.com/tenrankai.htmlの展覧会なので、やはり版画の販売を目的としたもの。
以前にもふれたが、建築家の版画などを高額で販売する、と言ったことはどんなものだろうか?茶室見学仲間の知人は、「建築家の堕落だ!」と、とても批判的だったが、やはり欲しがる人がいるからこういう企画を立てることになるのだろうが・・・。
■会期=2005年9月16日[金]〜10月1日[土] 12:00〜19:00 *日・月・祝日休廊
[days]猫の貯金箱
■今日は午前中から渋谷Bunkamuraザ・ミュージアムで「ギュスターヴ・モロー展」http://www.bunkamura.co.jp/museum/event/moreau/index.htmlを見に出かけた。メインは狃亳臭瓩鉢牋豎兔鱈瓩覆里世隼廚Δ、そのための水彩の習作など小さな作品に結構、いいなあ、と思うものが多かった。
ヘンな話だが、出口に張られていた「ギュスターヴ・モロー美術館」http://www.musee-moreau.frの紹介パネルが、綺麗な螺旋階段の写真で、それがとても良かった。
■帰りに家の近くの「パレットプラザ」で猫の貯金箱を購入。先日リニューアルした折に、ずっと店のシンボルだった大きな猫の人形がなくなってさびしがっている人がいたので、代わりに小さな貯金箱で、ということで残り一つになっていたものを購入。
今日はパラパラと散財したので、100円のインスタントラーメンに沢山キャベツをきざみこんで昼食にした。そろそろ熱い食べ物でも良いような季節になってきた。
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- Published:
- 9.15.05 / 6pm
- Category:
- design
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