55houses
[建築] 55houses−西の家、東の家
展覧会のDM
DMの一部
松屋銀座のデザインギャラリーで開催される展覧会。今回は珍しく住宅を取り上げている。「日本デザインコミッティー」のメンバーにはhttp://www.matsuya.com/ginza/design/d_menber.htmlそれなりに建築家がいるが、どちらかと言うとプロダクツデザイン的な展示が多いような気がする。
今回はそんな中で、住宅の展覧会と言うことらしい。「モダンリビング」の創刊55周年記念展覧会のようだ。担当は隈研吾氏で、DMの案内文には以下のような説明がある。
今回の展覧会に出展された住宅の写真を見ていて、つくづく住宅とはグロテスクなものだと思った。ナマの肉体がそこで食べたり、眠ったり、排泄したり、時には死んだりするのだから。そのグロテスクさは当然の事であり、十分に予想可能であった。だから、住宅は捨てたものでは無い。おもしろすぎる。
まあ、食べたり、眠ったり、排泄したり、死んだりすることに特化した建築はあるのだが、それを一つの建物で行うのは、住宅をおいて他にないことは間違いないだろう。だから確かに面白いが、その分難しい。
■会期 前期:8月15日(水)〜27日(月) 後期:8月29日(水)〜9月10日(月)
■開館時間:午前10時〜午後8時 ※8月27日・9月10日は午後5時まで
■会 場:松屋銀座7階デザインギャラリー1953
■内 容:雑誌「モダンリビング」創刊55周年記念。国内外の建築家55人の仕事を取り上げる。2週間ごとに出展者を変え、模型、写真、図面、設計データなどを展示。
■トークショー「隈研吾×原研哉―家の話をはじめよう」
●日時:2007年9月2日(日)午後2時〜
●場所:アップルストアー銀座 *先着100名まで
関連記事は銀座経済新聞http://ginza.keizai.biz/headline/448/index.html
[days] 創る
「夕凪の街 桜の国」表紙。のどかな風景だが・・・。
二人が橋のそばで話し合う場面。
「新建築」1956年6月号に載った写真(撮影はかの有名な石元泰博氏)。左側が「”創る“と野口が呼んでいる橋から本館・陳列館を見る」となっている橋。
■今日は広島の原爆記念日。核兵器と言う決して使ってはならないはずの武器が使われた日。「集団安全保障」体制の是認だとか、「核武装化」すべしとか、かなり物騒な声が聞かれる今日この頃ではあるが、何でそういうことを発想するのか、よく分からない。
朝起きてから、何年振りかで「漫画」なるものを読んだ。ごくごく近しい知人から借りた「夕凪の街、桜の国」(一度映画については書いているhttp://udf.blog2.fc2.com/blog-entry-395.html)。内容については書いている時間が無いので・・・。
その中で「旭さん」と「京ちゃん」が話をしているシーンに、イサムノグチ氏のデザインした橋が出てきていた。平和公園の慰霊碑は、丹下健三氏の希望はイサムノグチ氏がデザインすることであった、と言う話は有名だが、この橋の件は余り知られていないかもしれない(建築関係者にはよく知られているが)。国籍や立場などといった、実に厄介な問題が絡んでいた訳だが、その辺りの「壁」を乗り越えることの難しさは、今も余り変わっていないのかもしれない。
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- Published:
- 8.6.07 / 9pm
- Category:
- 建築
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