世論調査と言う名の世論操作
明日は衆議院選挙、世田谷は都知事選と都議会の補欠選挙が有り、最高裁判所裁判官国民審査を加えると、4回投票することになるが、衆議院選挙が小選挙区と比例区なので、実に5回の投票!
昨夜は、恒例の官邸抗議の様子を見学に行ってきた。仕事の打ち合わせが長引き到着したのは7時を過ぎていたが、官邸前を通り国会正門前のスピーチエリアに。かなり人が多いと思ったら、「日本未来の党」の小沢一郎氏がスピーチ中だった:田中龍作ジャーナル⇒http://tanakaryusaku.jp/2012/12/0005830。
いつもはいない報道関係者が沢山いたが、次の東京8区で石原伸晃氏と戦う山本太郎氏(昨日は沢田研二氏が荻窪駅前に応援に:田中龍作ジャーナル⇒http://tanakaryusaku.jp/2012/12/0005827)、 都知事候補宇都宮けんじ氏のスピーチが終わるとほとんど引き上げていった。
山本太郎氏が報道陣に向かって「自民党と民主党と維新の会しか存在しないような報道はやめてほしい」と言ったような話をしていたが、「世論調査」と言う「世論操作」と言い、マスコミの姿勢は目に余るものが有る。
今朝新聞に時事通信の世論調査と言う記事が小さく載っていたが、「調査は全国の成人男女二千人を対象に個別面接方式で実施した。有効回収率は65%」とある。一体これは何だ?2000人の男女はどのように選ばれたのか書いていない、個別面接と言うから無作為に選ぶわけがない、もし山間部や小さな島の住民が選ばれたら面接に行くわけがない、いろいろと「恩恵」を受けることができない国民はまず排除されている。うがった見方をすれば、「その筋」の指示で2000人が決まっているかもしれない。「有効回収率は65%」と言うのも変だ、個別面接してその場で700人に断られたのか、あるいは意に沿わない回答した人は「無効」にしたのか?
よくある「無作為に選んで電話(基本的に固定電話のようだ)でアンケートを取った」と言うのも変な話で、いまどき若者所帯は固定電話を引いているのは数が少ない、現に立派な家族を構成する息子の家にも固定電話は無い。ここでも「世代間格差」などに悩む若者は排除されている。官邸前抗議を主宰する反原連の中心メンバーは若者である、世代間格差等で差別され、現状を憂えている若者も排除されている。そのように「世論」は調査され、「世論」は操作されていく。
考えてみれば、ずっとそうして「世論」はでっち上げられ、一部の人々に都合よく世の中は切りまわされてきた。でも原発はそうはいかない、未来に残す「負の遺産」は、今の大人たちが責任を持って減らしていかなければならない。そのための重要な手段が選挙であることは間違いない。
選挙権を得て44年、一度も棄権したことは無いが、投票した候補が当選したことはほとんどない・・・、が、選挙には行く!
東京新聞12月15日朝刊「こちら特報部」 選挙はこれから!
11月に配布されたチラシが出てきたので載せておく。「都民がつくる革新都政」の号外。「革新都政」という言葉は今はほとんど使われない、この「組織」に参加している政党は共産党のみのようだ。もともとは1967年に美濃部亮吉都知事の誕生をめざして、社会党と共産党が中心に組織したもので、その後は共産党が共産党の都知事候補を支援するためにつくった組織のようだ。今回は約30年ぶりに、市民組織や社民党や日本未来の党、東京・生活者ネットワーク、新社会党、緑の党などが参加する統一候補になっている。ちなみに東京6区には、社民党、未来の党の候補がいないので誰に投票するか検討中。
上段:官邸前⇒国会正門前スピーチエリア(小沢氏・ほとんど見えない)⇒スピーチの後、正門前で車を待つ小沢氏(赤いネクタイ)
中段:車を待つ小沢氏⇒宇都宮けんじ氏のスピーチ(左の端・ほとんど見えない!)⇒自転車隊(イルミが奇麗だ)
下段:寒さがちょっと緩み子供連れのお母さんも参加⇒初めて見た3輪バイク(反原発彦にゃん?)⇒財務省前からの東京タワー
このblogは「建築とアートを中心としたblog」だが、今回は(も)号外的に選挙の話を取り上げた。
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- Published:
- 12.15.12 / 10am
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