建築限界
[建築] 建築限界
東武鉄道の施設と思われる建物の外壁に書かれた「建築定規」
前の写真は下り線から写したもので、この写真は上り線から写したもの。近いと電車のスピードが速いので上手く取れない。
昔々のことだったと思うが線路の近くの敷地に設計をした時だったか、「建築限界線」という規制があることを知った。「北春日部駅」近くの建物に「建築定規」と書かれた「図」が外壁面に描かれた建物がある。かなり前から気になっていたのだが、とうとう写真を撮ってみた。まあ、だからどうなの、と言われても困るが、でもこの図はなかなか興味深い。
この「建築限界」については旧運輸省の政令第14号の「普通鉄道構造規則第20条に出てくるのだが、その「第1図」と言うのが見当たらない。
もっとも「平成一六年三月三一日国土交通省令第三五号」で、その「普通鉄道構造規則」が廃止されてしまっているので、この「建築限界」がどうなってしまったのかわからないが、前述の外壁の「建築定規」と言う図がそれに近いのではないのだろうか。しかしその図も良く見ると、高さ関係の記載が無いように見える。
江ノ電や昔々の「玉電」の桜新町辺りのように、電車の窓から手を伸ばすと民家に手が届きそうなぐらい、建物が線路に近くに建っている状況はさすがに現在は見られなくなったが。
「建築限界」と言うのは他にも「道路構造令」と言ったものにも登場する、勿論「鉄道」と「道路」はおのずとその内容が異なるだろうが。
「建築限界線測定車」http://www50.tok2.com/home2/oceanarrow/oya.htmlと言ったものもあるようだ。
普通鉄道構造規則
第5節 建築限界
第20条
建築限界内には、建物その他建造物等を設けてはならない。
第21条
1.直線における建築限界は、第1図のとおりとする。ただし、地下式構造の鉄道の場合その他正当な理由がある場合にあっては、この限りではない。この場合において、直線における建築限界は、当該建築限界と車両限界との間隔が車両の走行等の安全に支障を及ぼすおそれのない物となるように車両の動揺等を考慮して定められなければならず、かつ、次の表の左欄に掲げる建築限界の箇所については、車両限界の基礎限界との間隔を、それぞれ同表右欄に掲げる数値以上としなければならない。
建築限界の箇所 建築限界と車両限界の基礎限界との間隔(単位ミリメートル)
車両の窓の側方となる箇所 400(旅客が窓から身体を出すことのできない構造の車両のみが走行する区間にあっては、200)
プラットホームの上方及び側方となる箇所 50
1. 曲線における建築限界は、車両の偏いに応じ、前項の建築限界の各側に相当の数値を加え、かつ、カント
にともない傾斜させたものとする。
2.トンネルには、建築限界外に電灯、電線等の設置に必要な余裕を設けなければならない。
カント
カーブを走る列車は、遠心力の作用によってカーブの外側に押される形になります。そこで遠心力の影響を少なくするため、カーブ外側のレールを内側よりもやや高くします。このように2つのレールの頭部上面に高低差を設けることをカントといいます。この設計によって乗客の体に感じるカーブの影響も少なくなります。
カントは曲線半径、列車速度、軌間による計算式で算出できます。遠心力は、列車速度が速いほど大きく、また曲線半径が小さいほど大きいので、それに応じてカントも大きくしなければなりませんが、安全面から限度があります。(「民鉄用語辞典」)
[days] バカラのシャンデリア
恵比寿ガーデンプレイスに飾られている「バカラ」のシャンデリア(かなり以前から有ったのだが、今回たまたま見ることが出来た)。
■昨日、【momo-house】の打ち上げ兼忘年会と言うのを、恵比寿の「ワンスhttp://r.gnavi.co.jp/a047400/」と言う韓国料理屋さんで行った。と言うか、クライアントにご招待されたわけだが。韓国料理と言うものには余り縁が無かった(以前の職場にいたときは、時々銀座の「龍園http://www.mstpc.co.jp/store/ryuen/」と言う焼肉屋さん(美味しい!)にお昼を食べに行っていたが:定期は銀座まで買ってあり、松屋や新橋で降りて「G8」などに行っていた)。
他には青山にある「雑草家http://www.1999group.com/zassouya/index.html」と言う韓国料理屋さんに何回か行ったことがあるが、「商店建築」で見たか、当時勤めていた職場の忘年会か何かで行ったもので、どちらかと言うと「インテリア見学」的な要素が強かった。
恵比寿の「ワンス」と言うこのお店の料理も美味しい。このサイトの写真に写っていた照明器具の写真を「バカラ」と間違えてヒンシュクをかったが、帰りにしっかりガーデンプレイスに鎮座している「バカラ」のシャンデリアを見てきた。さすがに豪華絢爛である意味とても綺麗だが、何でシャンデリアがガラスのケースに入って鎮座しているのか、ヘンと言えばヘンな気がしないでもない。
ご近所からいただいた函館の珍品(?)、イカの粕漬け(下がワサビ入り粕漬け)。酒のつまみ、といったところだが暖かなご飯にも良く合う、少し食べ過ぎて少々「酔い」が回った!
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