INAX REPORT
[書籍] INAX REPORT no.173
INAX REPORT no.173の表紙
「INAX REPORT」http://inaxreport.info/は建築系の企業広報誌としては、「TOTO通信(旧東陶通信)」http://www.com-et.com/colonne/totsu/07_10/index.htmと並ぶ存在だと思う。若干「INAX REPORT」の方が「アカデミック」な印象はある。以前は内井昭蔵氏が編集者として、近現代建築家の作品を装飾やDETAILといった視点から、とても面白い記事が載っていた。内井さんが亡くなった後を受けて、内藤廣氏がそれに近い役割を担って続けているようだが。
2年ぐらい前だっただろうか、特集記事を3本組むという今のスタイルが出来て、一層面白くなったのではないかと思う。中村好文氏の住宅の連載も面白い。
他にも「スティールデザイン」「ecoms」それにyamagiwaの「穹+」(これは有料だと思ったが、展示会などで配布している)などもあり、このような企業の活動は有意義だと思う。以前は他にも色々あったのだが、やはり年々減少の方向にあるのかもしれない。
今回の「INAX REPORT」は、「特集1:生き続ける建築」が「藤井厚二」氏、となれば「聴竹居」と言うことになるが、「八木市蔵邸」、「村山龍平邸(和館)」といった作品の紹介のほか、ドローイングも載せられている。
「特集2:著書の解題」は、林昌二氏の「建築家 林昌二 毒本」。これは一度読んでみなければと思ってはいるが、なかなか読む機会が無い。勿論、林昌二氏の作品もたくさん紹介されていて、内藤廣氏との対談形式で、全体で20頁の大型特集。
「特集3:デザインする街」は「水と緑の回廊計画『学びの森』」(岐阜県各務原市)。この特集は毎回「ランドスケープデザイン」を取り上げるもので、結構貴重なもののように思える。
他にも「大隈講堂」の保存再生に関する記事や、現代住宅を取り上げたものもあり、かなりなボリュームのものとなっている。
[days] 透明迷宮
公演のチラシ。このチラシ見ていると、何となく「眩暈・めまい」がしてくるような気がするが・・・。
■今日は朝から【katsura-house】の図面修正、それに階段の位置を変えた新たな計画案が送られてきて、「てんてこ舞い」の一日。明日は朝から逗子までオープンハウスの見学に行くので(雪のため中止になってしまった!)、今日中にまとめて京都へ送らないといけない。基本設計者は現在京都に向かって移動中!
■そんなわけで、今日知人から誘われていた、三軒茶屋のシアタートラムで行われている「透明迷宮」http://www.kaibunsha.net/archives/200801meikyu.htmlと言うピアノと舞踊の公演はキャンセルした。舞踊家大野一雄氏の弟子「笠井叡」氏とピアノの高橋悠治氏の公演。でもまあ、チョッと苦手かも。
■なんだか、プリンスホテルは愚かなことをしたような気がする・・・。
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- Published:
- 2.2.08 / 8pm
- Category:
- 書籍・雑誌
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