ユートピアを求めて
「BA-TSU」のデザイナー松本瑠樹(和夫)氏のポスターコレクションを紹介する展覧会。松本瑠樹氏についてはいろいろな情報があるが、「HAKATA PARIS NEWYORK」 http://blog.livedoor.jp/monpagris-hakata/archives/53752181.html 等を参考に・・・。
全体は以下の3つの章に分かれている。
1.帝政ロシアの黄昏から十月革命まで
2.ネップ(新経済政策)とロシア・アヴァンギャルドの映画
3. 第一次五カ年計画と政治ポスター
ロシア革命前後の文化、とりわけデザインについては、「体制」の変化とともに大きく変わっている、とりわけ1924年にレーニンが没してからは、社会主義リアリズムへと一気に流れているようだ。
個人的には、リシツキーなどのロシア構成主義が、バウハウスと並んで、現在につながるデザインの大きな方向性を示した、と考えている。そしてそのデザインがとても魅力を持っていると思っている。
今回の展覧会にも、リシツキーやロトチェンコのポスターが展示されている。とりわけリシツキーの「赤い楔で白を撃て」http://www.musabi.ac.jp/library/muse/tenrankai/kikaku/2002/lissitzky/terayama/biotext02.html は、学生のころ年賀状に、手書きでインキングして使っていたので、是非実物を見てみたいと思っている。
時々紹介しているが、ロシア構成主義については以前に何回か書いている⇒
★ロシア構成主義1⇒http://d.hatena.ne.jp/udf/20040919
★ロシア構成主義2⇒http://d.hatena.ne.jp/udf/20040920
★CCCP ロシアデザインの一側面⇒http://d.hatena.ne.jp/udf/20041124
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■会場:神奈川県立近代美術館葉山館 http://www.moma.pref.kanagawa.jp/public/HallTop.do?hl=h
■日程:2013年10月26日(土)〜2014年1月26日(日) 休館日はホームページ参照のこと
■時間: 9:30~17:00(入場は16:30まで)
■入場料:一般1100円、65歳以上550円、他
世田谷美術館に巡回予定とのことだが、今日現在、世田谷美術館のスケジュールに見つけることが出来ない。
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ところで、Tajima先生のニュースmailによると、またまた、大切な建築に危機が訪れている。
鎌倉の著名建築物・美術館、閉館し取り壊し!?
読売新聞 http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20131119-OYT1T00557.htm
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近代美術館鎌倉館の建物活用や景観保全を、建築家協会が県に要望書/神奈川
神奈川新聞(2013/10/25) http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1310240027/
神奈川県立近代美術館鎌倉館を守ろう!http://www.kinbi100.net/
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- Published:
- 11.22.13 / 9pm
- Category:
- design
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