よし与工房 TRIPLE4H
さいたま新都心郵政庁舎を設計する時に、ロートアイアンの「よし与工房」http://wroughtiron.homepage.jp/
の製品を採用した。フロント周りのデザインについて、提案もしてもらい、建築のデザインコンセプトにも合うと言うことで採用したが、その後の状況変化もあり、実現するまでに至らず、外構の手摺のみ実施された。やはり鍛造の手摺はそれだけで雰囲気のある空間を作ることができる。
外構については、スチールを採用する場合、無垢材を使うことを原則としていた。パイプの場合メンテが余り期待できないので、早晩腐食して危険を伴うので、スチールの場合兎に角無垢材が良い(原則溶融亜鉛メッキにするので余り細い部材は修正に手間がかかり難しい)。角パイプではなく角鋼ということになる。コスト的にはかなり高いものになるが、その後のメンテや安全性を考えると、無垢材にするのが良いということになる。住宅レベルでは、日頃手がけている単価だと角鋼を採用するのは難しいので、アルミのパイプということになるが、上手くデザインできればそれでも良い。建築のデザインコンセプトとコストのせめぎあいと言う事だろうか。
「よし与工房」は基本的に受注生産だが、デザイン力が高く、設計をサポートしてもらうには頼りになる。
今回はその「よし与工房」から既製品が出るというので、blogに書いてみることにした。
Japan Home & Building Show 2014
■会場:東京ビッグサイト 東2・3ホール
■会期:2014年11月12日(水)~2014年11月14日(金)
■開館時間:10:00~17:00
■入場料:招待券が必要⇒ http://www.jma.or.jp/jhbs/raijo/raijo.html 招待券が無い場合3000円
・さいたま新都心郵政庁舎については以下のblog参照のこと
http://d.hatena.ne.jp/udf/20041029
http://d.hatena.ne.jp/udf/20041030
http://d.hatena.ne.jp/udf/20041031
http://d.hatena.ne.jp/udf/20041101
http://d.hatena.ne.jp/udf/20041102
提案されたデザイン画:フロントの2層分の大きさなのでかなりの迫力がある、はずだった!
列柱の間の3スパンがロートアイアンの装飾で飾られるはずであった。パースは熊本の「夢工房」と言うところに依頼して描いてもらった手書きのパース。柱は蛇紋岩、柱頭には同じくロートアイアンの照明の装飾があった。このまま発注されたのだが・・・。
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- Published:
- 11.7.14 / 11am
- Category:
- design
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